国境なき医師団とは
vol. 2 2020-09-02 0
© Peter Casaer/MSF
国境なき医師団(Médecins Sans Frontières=MSF)は、 独立・中立・公平な立場で医療・人道援助活動を行う民間・非営利の国際団体です。1971年に設立し、1992年には日本事務局が発足しました。
MSFの活動は、緊急性の高い医療ニーズに応えることを目的としています。紛争や自然災害の被害者や、貧困などさまざまな理由で保健医療サービスを受けられない人びとなど、その対象は多岐にわたります。
MSFは世界各地に38事務局を設置しています。主な活動地はアフリカ・アジア・中東・中南米で、2019年は72の国と地域で活動しました。約4万5000人の海外派遣スタッフ・現地スタッフ・事務局スタッフが世界各地で働いています。2019年、MSF日本は100人を派遣しました。派遣回数はのべ124回で、34の国と地域で活動しました。
MSFの活動は、96%が民間からの寄付で成り立っています(2019年)。また、活動地へ派遣するスタッフの募集も通年で行っています。さらに、活動地の現状報告や患者の方々の声を届ける証言・広報活動も重視しています。
一人でも多くの方が、私たちとともに行動してくださることを願っています。