相澤隆智さん〜出演者インタビュー〜
vol. 62 2015-09-04 0
今回のインタビューはヒロ役の相澤隆智さんです。
北海道ロケの終了後のインタビューとなりました。
ー相澤さんは今年のハタケマメヒコの担当として、
普段はハタケ作業に従事されています。
その合間を縫っての北海道ロケとなりましたが。
夏のハタケ仕事はやることが多く、朝から晩まで休む暇がありません。
今回のロケは直前までハタケ仕事やロケの現地受入れ準備に奔走し
バタバタしていたので、良い流れで撮影に入ることができるか心配でしたが、
本番直前に休暇をもらい台本とじっくり向き合えたことで、
一出演者として気持ちを切り替えることができました。
ハタケでの撮影は、普段のハタケ仕事を通じて農作業がカラダに
馴染んでいたので、自然に芝居することができました。
ー北海道ロケが無事に終了しました撮影を通じて、
ヒロの役柄を井川監督と一緒に創りあげていかれましたが。
ヒロは根が真面目で責任感がある。
崩壊している家族の長男として「自分が何とかしなきゃ」
という意識があります。
僕自身は三人兄弟の次男ですが、そういうキャラクターは
自分と重なる部分があります。
ヒロは本当はもっと気ままに生きていきたい。
でも、父親が家出し、母親がトンチンカンという崩壊した家族の中で、
家業を継ぎ、その母親と暮らさなければいけないもどかしさがあります。
ロケが進むにつれて、ヒロの人物像が自分なりに掴めてきて、
だんだん演じ易くなっていきました。
ー井川監督の人柄や作品の魅力とは。
ロケ中のことを例えていえば、突然トラクターを運転するシーンを
現場で言い渡された時は、正直戸惑いました。
でも、井川監督はいいアイディアがあればその場で実行する方で、
そのライブ感がマメヒコのモノ創りではとても重要です。
状況は、常に目まぐるしく変わっていくので、
それに応える役者・スタッフは大変ですけど(笑)
作品については、マメヒコの舞台は毎回大きな何かに
チャレンジしている感じがとても好きです。
映像については、フィクションではありますがどこか現実的で、
実際に自分の身近で起こり得る出来事が淡々と描かれています。
だから、観るひとは自分の身に重ねて観ることができるし、
その物語の中に自分と繋がる何かを見つけることができるのだと思います。
そこに僕は魅力を感じています。
ークラウドファンディングに参加されている方々、
この映画を応援して下さっている方々に何かメッセージを。
実は今回、役者として出演することは考えていませんでした。
もともとはロケがスムーズに行くように、現場補助でも
何でも自分が出来る事をしたいと思っていて、
キャストとして声をかけて頂いたときも
「自分がそれで役に立てるのであれば」という思いで引き受けました。
ただ、この映画に期待や応援をして下さっている方が
多くいることを知っていましたので、自分も作品の一端を担っている
という意識を持って、最後まで演じることができました。
撮影前からマメヒコ内外の多くの方から応援の声をかけて頂き、
撮影中もその声がとても励みになりました。
どうもありがとうございました。