人生は冗談の連続
vol. 27 2015-08-12 0
マメヒコで映画を撮るのが当たり前みたいになって3作目。
いままでとは違った試みで、この作品は走っています。
台本が出来ました。 まもなく、皆さんの手元にお届けします。
台本の印刷は今回出演してくれる津森さんが
大手印刷会社にお勤めでいらっしゃるため、
そのご好意で、格安で印刷してもらえました。
台本の印刷だけでも10万円以上かかる予定だったので、 本当に有難いことです。
撮影カメラはソニーのfs7に決まりました。
いま注目の4Kカメラです
映画を撮るための最高のカメラです。
このカメラ一台で全シーン全カットを撮っていきます。
いままでとはまったく違ったクォリテイになります。
音楽は丸山さんがただいま、鋭意、
オリジナル曲を作曲してくれています。
撮影前に、主役の増原くんのカンツォーネを録音します。
レコーディングは8/20です。
広島からパンフルート奏者の第一人者、
岩田英憲さんがこのためにマメヒコにいらっしゃいます。
またハンガリーの楽器、ツィンバロンの演奏をしてくださる方も見つかり、
目下いま、録音のために みなさん練習してくれています。
8/26からの北海道ロケも総勢20名近く。
いま安い宿、安いレンタカーを探す毎日です。
東京ロケもそのあとすぐです。
診療所のスタジオはほぼ決まりかけていて、
いよいよ撮影間近という感じです。
みなさん、今回の撮影は、
それぞれに手弁当で参加してくれています。
応援も100万円以上も集まり、期待も高まっています。
けどね。
それでも制作費は現時点で840万円はかかることが確定しています。
このなかにはマメヒコでの撮影費や、
マメヒコスタッフの人件費などは入っていません。
制作人件費 200万円
機材費 180万
ロケ車代 60万円
飛行機代 55万円
宿泊代 35万円
出演料 70万円
撮影スタジオ使用料 90万円
制作雑費 100万円
音響費 50万円
いままでも500万円は安く見積もってもかかっていましたから、
このくらいは少なく見積もってもかかるでしょう。
悪い冗談みたいですが、本当なのです。
カフエが作る映画に馬鹿げていますが、
「マメヒコクォリティ」で作るなら、
どう努力したってこれぐらいかかるものです。
それにしても映画というのはかかりますね。
この制作費のために銀行から昨日、400万円借りました。
もう少し何とかならないかと想いましたが、
出口の不確定なものに誰もお金は出してくれないものです。
(それでもよく400万円も出してくれたものです)
お店をやっていると、
「世の中はすべて金である」、
ということをつきつけられる毎日です。
お金より大事なものがある。
そんな、呑気なことを言う気にはまったくなれません。
出口のないものは、作るべきではない、
出口のないものに他人を巻き込むべきではない、
という考えがありますね。
クラウドファンディングに懐疑的なヒトは、そういう考えでしょう。
作りたいものがあるから、お金頂戴、というのは子供っぽく思えます。
ボクもどちらかと言えば、そう思っています。
毎日朝から夜まで、あくせく働いているのに、
お金のことで、毎日頭を抱えているわけですから。
頂戴はないよね、と。
でも、走り始めた以上、いつだってなんとかしなくてはいけないのも事実です。
嘆いていても映画は完成しない。
カッコつけても物事は解決しない。
どのみち、目の前のことを1つずつ片付けるしか無いわけです。
人生は良いも悪いも、冗談の連続だと、ボクは思う。
この映画と、ボクと、マメヒコ、
どれかの運が、
良い冗談に転がるのか、悪い冗談に転がるのかは、
そもそも、走ってみなければ誰にもわからないのですから。