近況と大槌と能登と
vol. 76 2024-05-09 0
コレクターの皆様
いつも応援いただき誠にありがとうございます。
GWも終わり
いかがお過ごしでしょうか?
私といえば
年明けは小学生に向けた芝居を作っておりました
役者ではなく制作という
完全なる裏方
脚本家・演出家・俳優たちの働きを客観的に見ながら
「みんなすごいな」「演劇面白いな」「役者やりたいな」
と改めて思える時間でした
4月からは
3歳の子どもたちに演技のレッスンをさせてもらっています
小さな人たちから演技でどんなことを引き出せるのか
あれこれ探りながらも
この世に生まれてまだ3年の人たちの完璧さに驚いています
直近のG Wは能登半島へボランティアに行ってきました
人生初ボランティアです。
能登半島は日本昔ばなしのような景色でした
海の緑
山も緑
藤の紫
ツツジのピンク
木造の家並み
黒光りする屋根瓦
ぎゅっと集まって美しいのです
同時に
ボコボコの道
屋根や壁にブルーシート
落ちた瓦
潰れた家や倉
屋内には割れたガラス
入り込んだ砂や瓦礫
東京に帰宅して
自宅にある物がこれまでと違って見えました
どんなものも理由があって
誰かがそこに置いた歴史があって
360度毎日自分を囲んでいたそれらが
一瞬で覆されて
手放さざるを得なくなって
見たくなくなったり
触りたくなくなったり
近くに寄ることも怖い
そのような体験をされて4ヶ月を過ごしている方々のところで
様々な物をまとめたり動かしたりしました
家屋を解体する時
公共の制度を利用するには優先順位があり
後回しになってしまうお宅も多いとのこと
そんな手の届かないところをボランティアが引き受けているようです
私が参加したボランティアチームは
社会人が週末に東京から乗り合わせていく玄人ボランティア集団で
地震発生直後から継続して通っているチームです
東日本大震災での個人同士の活動をきっかけに結成されたチームで
これまでもあちこちの自然災害の中で活動し
今週末も能登へ向かいます
「自分たちを使ってほしい」と
私もまた行けたらと思っています
人手としても
観光としても
そして最後は
我が大槌町のお話し
岩手県・大槌町のオリジナルアニメ町の人の声で出演させてもらいました
「大槌超神楽大ハンマー」
https://www.youtube.com/watch?v=d6EYpOmqppc
まだ絵もできていない中での
主演の高山みなみさん(名探偵コナン!)
佐藤ひと美さんらの
パワフルかつ作品世界をひっぱる表現に
刺激をいただく有意義な時間でした
このクラファン「ふみこ放浪」のきっかけの一つになった
「おおつちバラエティーショー」
それを仕掛けたのと同じ方がこのアニメ
「大槌超神楽大ハンマー」の仕掛け人です
(このクラファンでも大いに私を応援してくださっています。ありがとう安藤さん!)
彼と町の人、制作者が時間をかけて作り上げました。
バラエティショーの仲間もこのアニメに出演しています
地元の想いとエンターテイメントが一つになった作品です
広くたくさんの人に見ていただけますように
そして大槌町にも足を運んでもらえますように
長々と書いてしましました・・・
私自身の活動
「ふみこ放浪」はどうなっているのでしょう?
たくらみばかりが先行し
今年はまだ上演できていません
でもやりますよ
やはり演じたいのです
表に出たいのです
近いうちにお知らせができるようがんばります
どうか皆様も
日々健やかに
ご活躍ください
最後までお読みいただきありがとうございました
真季子