年末のご挨拶
vol. 52 2017-12-29 0
2017年も残すところ、あとわずかですね。
<「毎アル」友の会>は本日が仕事納めです。
(本当は昨日の予定でしたが、事務局内のネットワーク状態が不安定で一日延びてしまいました。)
今年は『毎アル ザ・ファイナル』の完成を目指して走り続けた一年でした。無事に映画も完成し、穏やかな気持ちで新年を迎えられそうです。それも全て、ご支援くださった皆さんのおかげです。ありがとうございました。
年末年始のお休みを挟んで、来年は完成した映画を皆さんに届けていきたいと思います。どうぞお楽しみに!
そして、来年は宏子さんにも少しの変化があります。
これまで週2回だったデイ・サービスが週1回になります。2016年4月に現在のデイサービスに通い始め、デイで行われる全てのレクリエーションに参加し続けてきた宏子さん。意欲は人一倍あるのですが、最近はデイでの疲労がなかなか抜けず、パニックも頻繁に見られるようになり、直腸脱も悪化していました。さらにデイでの刺激で脳が覚醒していると、認知症以前の強気で高圧的な宏子さんが顔を出し、神パンツの取り換えを始めとするケアがとても難しく…。
しかし、宏子さんにとって唯一の外出の機会とも言えるデイの回数を減らすと、宏子さんはほとんど閉じこもりに…。かといって、このままデイに通い続けるのも…と悩んでいた関口監督でしたが、結果的に関<宏子さんの心の安定>を最優先とし、デイの回数を減らす決断をしました。
このような宏子さんの変化を「認知症が進んだ」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。でも、関口監督は「毎アル2」でヒューゴ先生と出会ってから、「認知症の進行」を気にすることをやめたそうです。
ヒューゴ先生から教わったのは「今の母と向き合い創意工夫のケアをする」ことの大切さ。ケアする側が「進行」を気にして不安がっていると、その不安や心配がケアされる側に伝わってしまい、いいケアができない。関口監督は「私の笑顔がお母ちゃんの笑顔なんだ」と気づいたそうです。
新しい年がみなさんにとって笑顔あふれる一年となりますようにお祈りいたしております。
どうぞ良いお年をお迎えください。