共犯者数、110人!
vol. 9 2020-11-16 0
いよいよ明日から始まる本稽古を前に、共犯者さまが110人となりました!!
嬉しい~~~~~
そこで、ゾロ目の111人目をお迎えすべく、今日は、『SHADOWS』をもっと知って頂こうと思います。
実は、『SHADOWS』の前身といいますか、基となる作品、『林版 白雪姫』なるものがありました。
グリム童話『白雪姫』。
今もなお、世界中の表現者を魅了して止まない作品の一つ、と言っても過言では無いでしょう。あのディズニーが、長編アニメの第一作として選んだのも、『白雪姫』でしたね。その後、映画も何本も作られ、数年前には、”ホンマはこんなに怖いんやでグリム童話って”、みたいな本が流行りました。とにかく遥か昔から、色んな学者さん達が研究対象にしちゃってるほど魅力的な作品です。
原作を読んでみると、なるほど、“童話”とカテゴライズされているけれど、深読みすればするほど透けて見えてくるモノがある。だけど”童話”だから、そのように書かれている。 だから、その「そのように」を自分の納得のいくように書いてみたのが、『林版 白雪姫』なわけです。
魔法の鏡って何?とか、小人って誰?とか、女王が娘である白雪姫を殺そうとする動機は自分よりも美しいから、だけ?とか…僕は役者なので、やはり登場人物たちの「動機」が気になります。そこもかなり掘り下げました。この作品が膨らんで膨らんで、変容して変質したのが、『SHADOWS』という芝居です。 劇中、ランディ・シュバルツという囚人が牢屋の中で語る『スノーホワイト』は、
何を隠そう、この『林版 白雪姫』なのです!
数年前に作成した、ストーリーテリングCDの音源を皆様にシェアします!
これを聴いて『SHADOWS』本編を観ていただけると、より楽しめるのではないかと思いますが、もちろん、これを経なくても『SHADOWS』は面白いモノにしますよ。
それでは、まずは、前編をお楽しみください!
『林版 白雪姫』
原作/グリム兄弟
作・演出・読み手/林勇輔
テーマ音楽・編集/大江友城
音楽・編集/竹下亮