ビデオブログを考える。(18) - コミュニケーションの必要性
vol. 28 2014-06-19 0
自分なりの考え方ではあるが、YouTuberというものは動画を投稿するだけでは終わらないものなのだと、最近は実感してきている。
YouTube内におけるチャンネルを店舗の一つだと考えると、店主たる投稿者はまさに視聴者に向けて"接客"を行う必要があるのではないだろうか。
●ルミナスタジオ 6月19日現在のYouTubeチャンネルトップページ
YouTubeには、動画それぞれにコメントを付ける機能がある。
ニコニコ動画とは違い、動画の特定の再生時間でインタラクティブなコメントを付けることはできないが、その代わり特定のユーザーへ向けて返信コメントを付けることができる、言わばインターネット黎明期に存在した『掲示板』的なエッセンスを持っている。
投稿者はこの機能を通して、直接視聴者に対してコミュニケーションを取ることが可能だ。付けられたコメントに対してリアクションを返すことができる。これにより、チャンネル自体に大きな活気を演出することができるだろう。
これはMEGWIN TVの関根氏曰く、海外YouTuberは積極的に行っているとの事で、4時間は常に新しく投稿した動画へ張り付き、リアルタイムで返信を行っているほどだという。
海外YouTuberはどうやら、動画自体のクオリティはもちろんユーザー間のコミュニケーションも完備することで、視聴者層の獲得を大きくかつ自然にする取り組みを行っているというのだろうとルミナスタジオは考えている。
確かに非常に合理的だ。
冒頭の『チャンネル=店舗』の仮定はここから出るもので、動画という商品(少なくとも広告を視聴されているため商品として例える)を視聴されているユーザーに対して、オーナーである自分が表に出てコミュニケーションを交わす。販売店であれば殆どが自然に行われていることだろう。
ルミナスダイアリーシリーズは作者のBreakthrough_ace.輝鳴が主人公ではないが、ルミ達の活躍を支える裏方として、ユーザー間コミュニケーションを積極的に行っている。
動画ではルミ達の活動を演出しているが、ルミナスタジオというチャンネルは自分がオーナーだという認識のもとで、毎週の動画投稿に励んでいるのだ。