ビデオブログを考える。(7) - 制作効率性を求める(その2)
vol. 9 2014-06-06 0
ビデオブログ作りは大体一人で行うものだ。
ブログを書くことに複数人の協力があることは、取材を除けば殆ど無いのではないだろうか。
そのためにも、ソフトウェアのみならずハードウェアにも効率性の高いものが求められる。ルミナスタジオは資金力のある内に、それらを可能な限り調達していた。
フリーターへ戻った今となっては、そういった効率性を高める機材を追加で揃えることは難しくなってしまったが、先行して投資した効果は動画内でも色濃く現れている。
●新シリーズ枠48より Mac Pro(Late2013)の導入
編集のリソースはMac Proの導入により大きく発展した。
当時は超有名YouTuberのHIKAKIN氏やめぐみ氏がMacProを購入した報告をユーザーに公開したり、瀬戸弘司氏がMac Proのパロディ動画を公開し、国内外から好評を博していたが、Mac Proを紹介していた人で実際に購入していたのは、上記の二人とごく一部のYouTube動画投稿者(ルミナスタジオ含む)であった。
ハードウェアをアップグレードする理由は幾つか存在するが、何よりも大きいのは『できることの限界が向上する』ことだろう。
動画内の演出効果や長編作品を作る等、そういった時に技術はあってもハードの限界によってそれが実現できない場合がある。エンコードの尋常じゃない時間が掛かるのも非常に問題だ。
6年間支払い続ける覚悟でMac Proを導入したルミナスタジオは、おかげで様々な演出力の進化を享受することができた。
●ルミナスダイアリーシーズン8 エンドカード
YouTuberは殆どが一人での作品制作となる。
それを継続するには、制作効率性を求めた環境をソフトウェア・ハードウェア共に追究していく必要がある。
もちろん、その効率性が向上するのは何も高級な機材が必要というわけではない。自分自身の体と心に見合った、丁度良いアイテムがその能力を引き上げてくれるものと言えるだろう。
これこそが、まさに『設備投資』の効果というものなのだろう。