ビデオブログを考える。(1) - ルミナスダイアリーのはじまり(その1)
vol. 1 2014-06-01 0
ルミナスダイアリーシリーズ史上初でもあり、最大でもあるチャレンジ。
クラウドファンディングというものへ挑む際にまず広く伝えていくべきことは何だろうと考えたとき、まずは『歴史』が真っ先に思い浮かんだ。
『楢崎留美のルミナスダイアリー』が始まったのは2010年10月4日。
当時はニコニコ動画で始められた作品で、サイト内では全く見られない『ビデオブログ』というジャンルだった。
2010年のニコニコといえば、VOCALOIDの初音ミクが大きく取沙汰され広く周知され、更には多くの活用方法を見出した頃のことだ。
人気VOCALOIDチューンが幾つも生まれ、その中に『歌ってみた』『弾いてみた』ジャンルなどが開拓されつつある時代に、ひっそりとルミナスダイアリーはスタートした。
●第4回より 北海道千歳市 支笏湖
ルミナスダイアリーの基本構成は至ってシンプルだ。
ビデオや映像をバックに、テキストボックスとキャラクターイラストが配置されているだけ。そこにBGMを置けば出来上がる、誰にでもできる『アドベンチャーゲーム』風のコンテンツである。
当時のニコニコ動画では、有志が描いた『東方Project』シリーズのキャラクター画像を用いて、似たようなコンテンツを制作していた投稿者は多かった。が、その中で"全て"オリジナルのものは全くと言って良いほど無かったのだ。いや、もしかしたらあったのかもしれないが、乱立する動画の中へ埋もれてしまったのかもしれない。
『オリジナル』であり『地元』を紹介でき、尚かつ『作っていて楽しい』コンテンツは何なのか。
当時のBreakthrough_ace.輝鳴はゲーム動画やパロディ動画を作っている中、これを強く考えていた。そこで導きだされたのが、このルミナスダイアリーだ。
幸いにも、直近でお世話になったイラストレーターの"なか"さんの御好意により、自分の草案したオリジナルキャラクターの立ち絵を描いてもらうことができ、その企画は実現することに成功した。
ゲーム動画やパロディ動画の制作により、当時使用していた動画編集ソフト『EDIUS neo2 booster』のオペレーション能力は十分に備わり、第1回から"観れくれた"人に驚きと好評を頂くことができたのだ。
- 前の記事へ
- 次の記事へ