LomoChrome Metropolis:開発秘話
vol. 5 2019-07-25 0
© Samuel Eder
私たちロモグラフィーの目的は、新しい写りのフィルムを作ることでした。古い写真や映画の低彩度で美しいイメージから着想を得て、現在は行われていない生産プロセスの復活に着手しました。
挑戦をくり返して
フィルム製造に不可欠な原料や製造機は現在では手に入れることがむずかしく、多くの困難が待ち構えていました。こういった理由により、業界全体でフィルムの種類が少なくなり、新しいフィルムが生まれにくい状況となっていました。しかしロモグラフィーは情熱をもってこれらの問題を乗り越え、材料の調達に成功しました。
完璧なレシピ
フィルムは層の集合体から構成されています。集めた原材料を使い、層の配置や構成を変えることで、当初思い描いていた彩度の低い写り、落ち着いたトーン、強いコントラストを生み出す製法ができあがりました。
カラーネガフィルムの構造:(A) 35mm カラーネガの層、(B) コーティング、(C) 感光性乳剤層、(D)フィルムベース、(E) & (F) ハロゲン化銀粒子を含有する感光性層の構造。粒子のサイズによってフィルムの感度が決まります。
テスト撮影
乳剤が完成した後は、いよいよテスト撮影です。最初のテスト撮影から、現像した写真は想像していた通りの仕上がりでした。しかし私たちはその後もさまざまな環境や光条件でどんな写りになるのか試し、微調整や改善をつづけました。
© Nicola D'Orta
ついに私たちは5年ぶりのオリジナルフィルムの生産を実現させようとしています。開発・製造にあたり工場やたくさんの協力者と力を合わせて、一日でも早く完成品をお届けしたいと考えています。そのためにもみなさんのご支援が必要です。ひきつづきプロジェクトの応援をよろしくお願いします!
ロモグラフィージャパン
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