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「児童相談所」のホームページのリ・デザインをクラウドファンディングで実現!
デザインが行き届きにくい「児童相談所」のホームページをみんなの力でデザインし、自治体(福岡市)に寄付することに挑戦します。
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2000年、デザイン活動triviaを開始。以降、地域づくりとコミュニケーションデザインを切り口に様々なプロジェクトに携わる。2003年から学生の傍ら杖立温泉街のプロジェクトに関わり、2004年に移住、まちづくり機関「杖立ラボ」を設立し、住民のひとりとして地域づくりに取り組む。2009年、九州大学に着任。現在は、九州大学大学院人間環境学研究院専任講師。その他に、認定NPO法人SOS子どもの村JAPAN コミュニケーション部ディレクター、福岡市里親委託等推進委員なども務め、里親普及や虐待予防等、子ども家庭福祉の課題を乗り越えていくための実践・研究に取り組んでいる。
デザインが行き届きにくい「児童相談所」のホームページをみんなの力でデザインし、自治体(福岡市)に寄付することに挑戦します。
「児童相談所」は、児童虐待の対応はもちろん、困難を抱える子どもたちやその家族を支援していく非常に重要な役割を担っています。しかし、そのホームページは、全国的に見るとほとんど整備されていません。
ホームページがしっかりとデザインされることで、困難を抱える子どもたちや家族が相談しやすくなったり、里親制度など、児童福祉にまつわる諸制度の理解が広まったりすると考えられます。
そこで私たちは、税金によって整備するものとされる自治体の児童相談所のホームページを、みんなの寄付によってデザインし、そのホームページを自治体(福岡市)に寄付しようと考えました。
「児童相談所って、知ってる?」
大学の授業の中で質問してみると、ほとんどの学生はそれに答えることができません。「子どもが虐待された時に保護するところ」くらいのイメージしか持っていないのが現状です。
これは、多くの人たちにとっても同様かもしれません。児童相談所の役割や意義は、なかなか知られていないのです。
でもたとえば、あなたが虐待の現場に立ち会ったら…どうしますか?
児童相談所に通告ができますか?
実は、あなたには、児童相談所へ通告する「義務」があります。「児童虐待の防止等に関する法律」の6条に、しっかりと明記されているのです。
残念ながら、この義務もなかなか知られていません。事実、子どもの虐待死のほとんどは、児童相談所などへの事前通告がない状態で起こっています。
また、児童相談所の役割は、虐待対応だけではありません。後述するように、困難を抱えた子どもたちや家族にまつわる様々な役割を担っているにも関わらず、その実態はなかなか知られていないのです。
さて、そんな重要な機関である児童相談所のホームページを、あなたは見たことがありますか?
また、それはユーザーの目線を踏まえて、デザインされていますか?
ショップや企業のホームページはデザインされるのに、行政機関である児童相談所のホームページはデザインされにくい現状があります。それはなぜでしょう…?
このプロジェクトは、そんな些細な違和感からはじまりました。
「児童相談所は行政機関なのだから、税金を使うべきだ」
そう考える方がいらっしゃるかもしれません。
でも、一昔前とは状況も変わってきています。多くの自治体は、財政難の状況にあります。その中でもなお、税金での解決方法にこだわるべきでしょうか?
そんな大人の見識が語られる間にも、助けるべき子どもたちや、支えるべき家族が、あなたのすぐ近くにいます。
「もう、待ってられない」
わたしたちは、児童相談所の意義や役割を必要な人たちへ届けていくために、そして、行政と一緒になって、子どもたちの困難を解決していくために、自分たちの手で、ホームページを変えていこうと決意しました。
行政 / 市民という距離のある関係を超えて、わたしたち1人ひとりが市民であるという自覚を持ち、ホームページをデザインしていく仕組みをつくることにしました。
今回、対象とするのは、福岡市の児童相談所の役割を担う「こども総合相談センター『えがお館』」のホームページです。
「えがお館」は、子ども本人や家族関係者などからの複雑・多様化してきている相談に総合的に対応するため、児童相談所、青少年相談センター、育児110番、教育相談部門が統合して平成15年に開設されました。
「こども総合相談センター」としての機能から、その役割は多岐にわたります。相談事業はもちろんのこと、児童虐待を防止するための取り組みや、不登校児に対するサポート、非行を防止するための街頭指導活動、そして、10代のひきこもり支援など、他の地域と同様に多様な取り組みを行っています。
近年では、里親制度の周知や里親家庭に対する支援に力を入れています。その効果もあり、福岡市では、家族と暮らせない子どもたちが、里親に委託されている割合は、全国的にも非常に高い数値となっています。
しかし、それでも、まだまだ里親登録は足りません。ホームページを活用しながら、里親制度の理解を促したり、その大切さを発信したりする必要があります。
また、年々増加する児童虐待相談対応件数。その多くの相談やSOSに適切に対応するためには、その相談システムや人材だけでなく、相談の最初の接点であるホームページのデザインが非常に重要です。
そこで、わたしたちは「えがお館」にホームページをデザインしなおしたいと提案させて頂きました。
その結果、快く受け容れてくださいました。
「えがお館」の職員のみなさんと一緒にプロジェクトを進めていくことになったのです。
わたしたちは、以下のような流れで、ホームページのデザインを進めます。
①コンセプトは、九州大学田北雅裕研究室と「えがお館」が打ち合わせをしながらつくります
全体マネジメントを九州大学の田北雅裕研究室が担当しながら、「えがお館」の広報チームと協働し、進めていきます。そのプロセスで、学生は今まで知らなかった児童福祉の知識を、そして「えがお館」職員はITの知識を付けながら、一緒にサイトマップやワイヤーフレームを作成し、デザインのコンセプトをつくりあげていきます。
②集まったお金で、デザインチームに依頼します
サイトマップとワイヤーフレームが完成したら、デザインチームに制作を依頼します。そのデザインチームの選出は、田北研究室と「えがお館」とで相談しながら決め、実作業もえがお館・田北研究室・デザインチームの三者で協議を重ねながら、進めます。
③完成したホームページを「えがお館」(福岡市)に寄付をします(2015年3月予定)
最終的に完成したホームページを、福岡市に寄付をします。そして、福岡市職員を対象とした運営のための講座を数回開催し、継続的に無理なく運用されていく仕組みもあわせて提案します。
また、このプロジェクトは、ホームページが完成して終わりではありません。今回培った手法を用いながら、全国の児童相談所のホームページが改善されるよう、働きかけをしていきます。
以上の流れについて、こちらで随時報告をしていきます。
ホームページ制作費:90万
※最低限必要な金額です。90万以上集まりましたら、さらにホームページの充実に用いるか、他自治体のホームページ整備の資金に充てさせて頂きます。
今回のプロジェクトは、九州のアートディレクター・デザイナーのネットワーク組織「 K-ADC:九州アートディレクターズクラブ」にご支援頂いています。
K-ADC所属のデザイナー4組のみなさんに、『未来の子どもたちへ』というテーマの基にリターン用のTシャツとポストカードをつくって頂きました!
5,000円以上寄付をして頂いた方は、下記の中からお好きなTシャツを1枚以上差し上げます。また、10,000円以上寄付をして頂いた方には、Tシャツに加えて、4組それぞれの絵柄のポストカードセット/4枚組も差し上げます(30,000円の方はTシャツと選択可能です)。
▼それぞれの画像をクリックすると、Tシャツのデザインとコンセプトが書かれたPDFが閲覧できます。
このプロジェクトは、九州大学田北雅裕研究室と有志のメンバーが主体となった「行政とデザイン」プロジェクトの一環として進めています。
「行政とデザイン」は、公的な支援を切実に必要としている人たちを見据え、行政における情報デザインの改善に取り組んでいくプロジェクトです。今回のように、なかなかデザインが行き届かない行政主体の公共サービスに、デザインを届かせる実践を進めています。
▼「行政とデザイン」プロジェクト
http://govt.local-design.jp
FBページ: https://www.facebook.com/DesignforLocal
お問い合わせ先:lab★local-design.org [★を@に変更してください]
最後まで読んでいただきありがとうございました。
趣旨にご理解いただき、このチャレンジにご参加・ご協力頂けますと幸いです。また、金銭的な支援が難しいという方も、twitterやFacebookなどでこのプロジェクトを広めていただくことが大きな支援になります。どうぞよろしくお願いいたします。
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