ひきこもり経験のある社会人の方も通ってきてくれています。
vol. 5 2019-10-05 0
ご支援ありがとうございます。残り2か月弱という状況ですが、おかげさまで80万円を超えてきました!
とはいえ、目標額まではまだまだ遠い道のりですので、まだまだ応援よろしくお願いします!!
さて、今週も1軒1軒回りながら説明に上がらせていただきました。
こうやって1軒1軒まわらせていただくと、いろんな声を聴かせていただきます。
「うちの親戚にも、家でひきこもってる子がいる」
「学校であまりなじめないみたい」
「パソコンスキルを身に着けるのはこれからの子供たちには大事」
などなど、この地域でいま困っている状況にあるご家族の状況や、こういった施設が必要だったという、暖かいご声援、そしてご支援もいただけて、本当にありがたいです。
中高生の不登校の数が多いのは、以前の記事でも書きましたが、実は社会人でひきこもっている方も相当いるような印象を持っています。
しかし、その中には、ちょっとのきっかけで外にでることができ、よりよい状況にすぐに変化していく方もいらっしゃいます。
そこで、本日は、社会人コース「くまのジョブトレスクール」にお越しいただいているみなさんに感想を書いていただきました。
いま来てくださっている方、みなさん、この熊野の土地に生まれ、育ち、社会人になってから、少しだけつまづいてしまった経験のある方たちです。
↑ 社会人の方の訓練の様子。いまはITの訓練に特化していますので、パソコンスキルを頑張って身に着けていただいています。
まだ6月に開所したばかりで、しかもいまは朝から不登校の中高生たちも多く来るので、静かな環境で仕事に集中・・・というわけにはいかない状況なのですが、こんな施設の状況にも関わらず、日々訓練にお越しいただいています。
何よりありがたいのは、彼らは訓練の合間に、不登校の子供たちととても積極的に交流してくれていることです。
Aさん(三重県紀宝町在住、24歳)
僕がぷろぼのくまのに初めて訪れたのは今年の2月ごろでした。そこで社会人コースが6月から開始されることと「くまのジョブトレスクール」について、生活習慣を整えたりパソコンの勉強や資格について聞かせてもらいました。
その時は「へぇ~、こんなところがあるのか~」と思うくらいでそこまでの興味は無く最初はぷろぼのくまのに来ることを考えていませんでした。しかし、その考えは変わることになります。
僕は、去年の3月に就職しましたが仕事がうまくいかず、うつ病になり仕事を2ヶ月程で辞めてしまいました。そこから家に引きこもるようになり他人との関わりなどどうでもよくなっていました。仕事を辞めてから引きこもっていた間は家族かたまに友達と電話で話すことしかコミュニケーションを取ることがなくなり、自分の将来ことも考えるのが嫌になりあまり考えないようになっていきました。
しかし、いつ頃からかいつまでもこの生活をしていてはダメなことや将来のことに焦りを感じていきました。仕事を辞めてから1年が経とうとしたとき、母から、仕事を辞める時に、元の職場からパートでもいいからいつか戻ってきてほしいと誘われていることを聞かされました。
ここで決断に迫られます。僕は前の職場に戻ることは考えていなかったので、他の選択肢を考えたとき、ここなら今後の自分のことを考えられるのではと思い、来ることに決めました。通うことをスタッフに伝えるとすぐに手続きをすることになりました。
僕が苦手な書類の手助けやや役場などへ行く場合に一緒に行ってもらってりしてくれたのでとても助かりました。
ぷろぼのくまのに来てスタッフや社会人コースの利用者の方たちや放課後等デイサービスの子ども達とコミュニケーションを取ることができてコミュニケーションを取ることの大切さや楽しさを思い出せました。ぷろぼのくまのに来て良かったと思っています。
↑ 中高生たちと社会人の方、カードゲームを通じて、コミュニケーションをとる機会になっています
Bさん(三重県紀宝町在住、22歳)
私は直接人と接する仕事がしたくて大学を卒業してから家電量販店に就職をしました。しかし、会社では人間関係がうまくいかず、毎日上司から�責受け、またお客様のご希望に答えなければならないプレッシャーから自分に自信を持てなくなり接客をすることがだんだん怖くなっていきました。
そこで、兄(Aさん)が通っているぷろぼのくまのに仕事の悩みを聞いてもらうことになります。その後、私は会社を辞めることにしました。そして、私もぷろぼのくまのに通うようになります。
社会人コースの方々や子供たちと接することで、人と関わることが怖くなくなり、今は自然に会話できるようになり、通ってよかったと思います。
私が発達障がいだと診断されたのは大学4回生のときでした。発達障がいの診断を受ようと思った理由は兄が発達障がいだと診断され、自分も障がいを持っているかもしれないと思ったからです。
私は小学生の時から周りの子ども達とは何か違うなという違和感を持っていました。小学生低学年の時に周り馴染めず、空気も読めなかったので軽いいじめにあいました。誰にも相談できなかった私は周りの空気合わせることでいじめを回避することができましたが、自分に嘘をついて学生生活を過ごしていました。
ぷろぼのくまのに通うようになって子供たちが自由に過ごしている姿を見て、私は自分に嘘をついてまで周りに合わせる必要があったのか考えさせられました。私が小学生のときにぷろぼののような支援機関があればよかったのにと今では思います。
↑ 休憩時間。10代の中高生と20代の社会人の方。いい感じの交流が生まれています。
Cさん(新宮市在住、25歳)
引きこもりがちだった生活から外に出るきっかけになりました。それまでは色々な会社を転々としていました。最初の会社ではそれなりに続きましたが、小さなミスを時々出してしまい、なかなか馴染めませんでした。次の職場では上司の理解を得られましたが、その上司が栄転し、別の上司には理解を得られませんでした。最後の職場では、ミスの度に指摘され、耐えきれなくなってしまいました。
一時は大阪で就職活動をし、IT企業を探していましたが、鬱になった時期が響き、結果が出なかったため実家に戻りました。
もう社会復帰は無理かと諦めていたとき、「ぷろぼのくまの」の存在を知りました。地元である新宮で、若者向けに支援を行う組織ができたことに感銘を受け、利用を決めました。
社会人コースを利用しはじめてから、朝から行動するようになり、引きこもっていた間に崩れていた生活リズムを整えることができました。Webデザイナーとしての技術も評価され、社会復帰に近づいている実感が湧いています。
今の目標はプログラマーとしての実力を高めて、仲間に教えられるようになることです。
↑ みな新しく施設が出来上がることをとても楽しみにしています。
Dさん(新宮市在住、24歳)
現在仕事をしながら「ぷろぼのくまの」社会人コースで通っています。「ぷろぼのくまの」を通うきっかけは、24歳の時に「自閉症スペクトラム」と診断されました。
「自閉症スペクトラム」と診断される前は、仕事は昼までなのですが、それ以降何もせず帰ったら夕方まで寝る生活を繰り返し毎日の習慣になっていき生活リズムが崩れていき、夜寝れなくなり朝起きたら会社に遅刻することがありました。このままじゃだめだと思っていた時、両親の紹介で「ぷろぼのくまの」を知りました。若者向け就職支援をする組織なのを知りここで通うことを決めました。
最初は不安がいっぱいで一時期は通うことができなかったのですが、現在は不安も無くなり、睡眠も徐々にですが睡眠も取れるようになりました。「ぷろぼの」の皆さんはとてもいい人で今は通うのが楽しいです。
↑ 社会人の方は、まずパソコンの資格取得を目指していただき、その後プログラミングを学んだり、WEBサイト構築を学んだりなど、実用的な知識を身に着けていただいています。
またまたとても長い投稿になってしまいましたね・・・!私がこの感想文を読ませてもらったとき、とても心に訴えかけるものがありました。とにかくこの事業始められてよかったなと思いました。
このような方を少しでもこの地で増やしていけるよう頑張ります!今後も応援よろしくお願いします!!