クラウド・ファンディング受付終了しました
vol. 13 2021-04-17 0
温かいご支援ありがとうございます。
昨日、クラウド・ファンディングの実施期間が終了いたしました。おかげさまで目標金額を大きく超え、また非常に多くの方にご支援いただきました。ジャーナリストの取材・報道の自由に関わるこの裁判の存在や重要性を多くの方に知っていただくという目標も、達せられたのではないかと思います。
ご支援くださった皆様、告知の拡散にご協力くださった皆様に、深くお礼申し上げます。
お寄せいただいたいお金は、プラットフォーム側に支払う手数料と各種リターンのグッズ類の制作費を差し引いた全額を弁護団に渡します。各リターンの到着まで、いましばらくお待ちいただければと思います。
藤倉氏は3月に東京地裁で有罪判決(罰金10万円、執行猶予2年)を言い渡され控訴中です。クラウド・ファンディングの受付は終了しましたが、当会では今後も支援活動を続けるとともに裁判の経過等をご報告させて頂きます。
今後ともよろしくお願いいたします。
藤倉善郎氏のコメント:
この度は多大なご支援をいただき、本当にありがとうございます。金額もさることながら、のべ254人もの沢山の方々からご支援いただき、気が引き締まる思いです。これを励みに控訴審、また日頃の取材・報道活動をこれまで以上に頑張りたいと思います。
本来、カルト問題において最も支援されるべきは被害を受けた当事者です。カルト問題の当事者の多くは、私がいま主張している「取材・報道の自由」とは別種の深刻で直接的な人権侵害に直面しています。カルトの被害者は金銭的に困窮していたり精神的ダメージも負っていたりすることが多く、被害回復のための訴訟にしても社会に向けた注意喚起活動等にしても、資金確保は難題です。
私は自ら好んでカルト問題を取材している身であり、それが当事者の方からも支援していただくことになってしまった点には申し訳なさも感じております。今回おかげさまで非常に良い成果をもたらしていただけた体験と教訓を今後の当事者のための活動の資金調達においても参考にしていただけるよう、模索していきたいと思います。
現在、カルトの2世信者として育った若い人々がSNS等で自らの体験や考えを発信し社会的認知を推し進めようとする動きもあります。全国の大学では学生へのカルト勧誘を予防するための様々な取り組みも行われています。カルトの元信者や宗教者やカウンセラーが現役信者や元信者の相談に乗るという活動も、あちこちで行われています。当事者のための活動には、裁判に限らず様々なものがあります。
そんな当事者のための活動が支援を求めている場面を目にすることがありましたら、ぜひお力をお貸しいただければ幸いです。
御礼のコメントが実に欲張りな内容になってしまい恐縮ですが、これをきっかけに、カルト問題という社会問題の存在に少しでも興味を持っていただければと思います。
改めて、この度は本当にありがとうございます。