第4回公判で藤倉氏への被告人質問が行われました
vol. 3 2021-01-28 0
1月26日、東京地裁で開かれた第4回公判で、藤倉善郎氏への被告人質問が行われました。前回に続き今回も傍聴席は満席でした。ご支援くださっている皆様、傍聴のために足を運んでくださった皆様、ありがとうございます。
弁護人からの質問で藤倉氏は、幸福の科学が人権侵害や批判的報道への攻撃を繰り返してきた団体であることから報道の必要を感じているとする自身の問題意識や、偽名や変装を用いず堂々と取材することを旨としているという基本的な取材姿勢について語り、建造物侵入罪とされている初転法輪記念館への立ち入りも正当な取材目的によるものであるとしました。
主質問の最後に藤倉氏は、裁判所に対して言いたいこととして、
「幸福の科学が私を出入り禁止としたのは、2012年に私が書いた週刊新潮の記事が理由でした。その記事は裁判で内容の正しさが証明されました。もしこれで建造物侵入罪とされるなら、幸福の科学という問題やトラブルの多い団体について正しい記事を書くことができない」
「広い範囲でジャーナリストの取材活動が萎縮させられ、国民の知る権利にも寄与することができなくなる。自由で民主的な社会において、決してあってはならないこと」
と語り、裁判所の理解を求めました。
次回、第5回公判は東京地裁715号法廷で2月9日13:30から、弁護側証人の塚田穂高氏(宗教社会学者)の尋問が行われます。以降は、同じ法廷で2月17日13:00から論告・求刑が行われ、3月下旬に判決となる予定です。