第1~3回公判終了、1月26日に藤倉氏本人の被告人質問
vol. 2 2021-01-25 0
皆様
温かいご支援、誠にありがとうございます。昨年12月22日に藤倉氏の初公判、1月8日に第2回、19日に第3回の公判が東京地裁にて開かれました。1月26日には藤倉氏本人への被告人質問が行われます。
初公判では検察が起訴状を読み上げた後、罪状認否で被告人の藤倉氏が無罪を主張し、「全てのジャーナリストやメディアによる取材活動、全ての国民の知る権利に関わる事件」として、慎重な審理を求めました。
第1回公判の罪状認否で裁判長の前に立つ藤倉氏(信濃川フェニックス氏・画)
また弁護人の久保内浩嗣弁護士は冒頭陳述で、藤倉氏が初転法輪記念館に立ち入った際に対応した教団職員の五明智子氏が警察に「被告人が立ち入り禁止とされている人物であることに気づき、被告人に対して初転法輪記念からの退出を求めた」と供述している点が事実と異なることを指摘。実際には五明氏が藤倉氏の立ち入りを容認していたことを示しました。その上で、
「本件起訴は、幸福の科学の意向を忖度した担当副検事が、不十分な捜査のまま起訴したものといわざるを得ず、公訴権濫用に当たり、公訴棄却の判決がなされるべきです」
としました。
公訴棄却とは、無罪判決と異なり、起訴そのものを認めないとする判決です。有名な事例の多くは被告人が死亡した場合ですが、公訴事実(起訴条の内容)が真実であったとしても、そこに罪となるべき事実が含まれていない場合なども対象となります。
弁護人は、以下の結論を述べて冒頭陳述を締めくくりました。
「検察官は、藤倉さんを起訴すべきではありませんでした。藤倉さんの行為は、建造物侵入罪の要件を満たしません。藤倉さんの行為は、正当な行為です。藤倉さんの行為には、処罰する理由がありません。藤倉さんの行為が犯罪だとするのであれば、それは取材の自由を侵害することになり、違憲です。以上から藤倉さんは無罪です」
第2回公判では、上記の五明氏のほか、初転法輪記念館の「看守者」であると主張している教団本部の職員三浦英俊氏の証人尋問が行われました。五明氏は、警察での供述とは異なり、藤倉氏に対して退去を求めていない前提で証言を行いました。第3回公判では、2012年に藤倉氏が教団から出入り禁止を通告された際の教団広報局長・渡邊伸幸氏の証人尋問が行われました。
第2回公判で五明智子証人に尋問する主任弁護人の紀藤正樹弁護士(BAN苦死慰氏・画)
各教団職員は尋問で、幸福の科学の宗教法人規則に初転法輪記念館の管理権を総務部が持つとは記載されていないことや、特定の人物を出入り禁止とする決定権を広報局が持つことも記載されていないことを認めました。また各部署がそのような権限を教団内で持つとされるようになった経緯も知りませんでした。
宗教法人法では、宗教法人の決定は責任役員会で決定することが定められています。しかしいずれの証人も、幸福の科学の責任役員が誰なのか、いつどこで責任役員会が開かれているのか、知らないと語りました。
藤倉氏の「出入り禁止」が間違いなく宗教法人の意思として決定されたことを示す証拠・証言を検察側も教団側も一切示せない状況になっています。幸福の科学の代表役員である大川隆法氏が決定したという証拠もなく、むしろ渡邊証人は大川氏からの指示はなかったと証言しています。
1月26日には午後1時半から東京地裁715号法廷で、第4回公判として、藤倉氏本人への被告人質問が行われます。
新型コロナウイルス対策として傍聴席数が削減されている中ではありますが、これまで各公判とも多くの方に傍聴いただきいております。傍聴により社会的関心の高さを示すことで、裁判官に慎重な審理を求めることにつながります。ひきつづき、可能な方はぜひ傍聴にお越しいただければ幸いです。
現在のところ傍聴券交付はなく、傍聴は先着順となっております。公判日程等に変更がある場合等は、下記のサイトやTwitterでお知らせいたします。
藤倉氏を支える会(幸藤会)ウェサブサイト:https://www.fujikura-hs.com/
藤倉氏を支える会(幸藤会)Twitter:https://twitter.com/koufujikai
藤倉氏本人のTwitter:https://twitter.com/SuspendedNyorai
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