【ロケ地変更について監督からのコメント】
vol. 34 2025-12-14 0
【ロケ地変更について監督からのコメント】
\\\ 川崎から世界へ!///
映画『これが私のお気に入り』
監督・主演 小林真樹です。
この度はメインロケ地「カフェデニム」様を変更する運びとなり、応援いただいている皆様にはご心配をおかけしましたこと深くお詫び申し上げます。
「カフェデニム」様とは既にSNS各種やクラファンページで公開しております、本作の予告編撮影からのお付き合いでして、この予告編を撮影させていただいたのは1月に閉店されたカフェデニム1号店(応接間カフェデニム)様でした。
予告編を撮影する数年前から「いつかこの素敵な場所を映像に残せたら良いなぁ」と妄想をしていた経緯もあり、閉店直後の1月末に撮影が叶い、無事に予告編を公開できたことに感謝しております。
そのご縁から、現在営業中の店舗様をお借りする機会をいただき、本編の制作を続けてまいりましたが、作品の舞台となる「Bar Green Room」というお店は、脚本上では「隠れ家的な場所」であり、主人公みぃの「楽屋」であるという設定がございます。(グリーンルーム=劇場の楽屋という意味があります)
現在のカフェデニム様の店舗は非常に明るく、開放的な素敵なお店です。そのため、脚本を修正して撮影継続するか、それともロケ地を変更するか・・・?この選択に迫られました。
既に1日分を撮影したあとだったこともあり、次の撮影予定日のギリギリまで制作部内で話し合いをして出した結論が「ロケ地変更」でした。この私たちの決断を、寛大に受け止めていただきましたカフェデニム様には心より感謝申し上げます。
そして、私がお芝居を続ける原動力となっている「南河原小学校」のすぐ傍にある、現カフェデニム様で本編撮影をする機会がなかったら、クラウドファンディングで「川崎から世界へ!」と銘打ってまで、地元発信をすることも、自分の出生地を舞台にすることも、生涯ないまま芸能人生を終わっていたと思います。
メインロケ地が変わっても、私たちの「川崎から世界へ!」の想いは変わりません。私の生まれ育った風景を映像に残す演出を考えており、こちらに変更はございません。「これまでの軌跡」として、私にとって大事な場所を映像に残していきます。
最後に…
今回、苦渋の選択をすることを自分事として一緒に悩んでくれたプロデューサー陣、制作部。そして、この決断を瞬時に理解し、迅速に対応してくれる技術部、俳優部。いつも本当にありがとう。
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2年前の秋、
「中年がヒロインになる恋愛ドラマって日本に少ないから観たいんです」
脚本家の蔵重さんにそう呟いたことで始まった、ちいさな企画でした。
当時の私は、まさか30人もの仲間と一緒に「作品」という名の船に乗り、荒波に出ることになるとは思いもよりませんでした。
今回の件で悩んでいる時に、プロデューサー久松がぽつりと私に問いかけたんです。
「真樹さん。もう、この作品は真樹さんだけのモノじゃないんだよ。みんなの作品なんだからね」
そうなんです。この作品は座組全員の想いで創られています。
「絶対に良い作品に仕上げるんだ!」
私自身が、みんなの熱気に押される時さえあります。
本当に素晴らしいメンバーに恵まれてしまいました!これは何としても完成させなければなりません…でないと、みんなに怒られてしまいます!
全員の想いをスクリーンに映し出すため、私たちは限界まで走り続けます!!
Never Give Up!
クランクイン前日、台本背表紙に書いた私の文字です。
2025年12月 監督・主演小林真樹
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