本作に込める想い:「生きるのが下手くそで失敗ばかり」そんなあなたに贈るコメディ!
vol. 35 2025-12-15 0
<本作に込める想い>
失敗しながらも「幸せ」を探し続ける人間の強さを「喜劇」として描きます。
「人間は悩む、悩んで、悩んで、悩み続けて、それでも悩みは終わる事はない」
これは劇中に出てくるセリフですが、葛藤しながらも必死に向き合う主人公の姿を通して、「生きづらさ」を抱えながら毎日を必死に生き抜いている多くの人の力や勇気になればと考えています。
相関図:人間関係が下手くそな人たちで織り成すコメディ
<生きづらさを探求する>
日本は先進国のなかで「幸福度」が低いとデータにも出ているほど、生きづらい国に成長してしまいました。私たちは本作で「日本人の生きづらさ」についても考えています。
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〇失敗を笑い飛ばせない
昭和初期、戦前戦後、誰もが貧しかった頃は隣近所で助け合うことが当たり前でした。暮らしが豊かになった現代で生まれた「自己責任」というワード。失敗することは悪とされ、他者に頼りづらい風土が蔓延しているように感じます。SNSが発達したことで、「面と向かって喧嘩して和解する」ことは「好ましくないこと」とされる風潮があります。他人の失敗を許せないことで、自分の失敗も許せない…結果、息苦しい社会になっているような気がするのです。本作に登場する人物たちは全員どこか歪んでいて、主人公に至っては失敗を繰り返しながら成長していきます。葛藤する人物たちの姿を「笑っていいんだよ」と示したい。そして、観ているあなた自身の過去さえも笑い飛ばせる。そんな " 生きる力 " になる作品にしたいと思っています。
登場人物たちを笑ったあとに「いや、待てよ。これは自分のことかもしれない」と自分の過去をついつい振り返り…そうして、自分自身の失敗さえも笑い飛ばしたくなる。
本作は「生きるのが下手くそ」な、あなたの失敗も笑い飛ばせる「あたたかいコメディ」を目指します!
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〇過去のトラウマを書き換える
主人公は幼少期に父親から受けた傷によって、男性とうまく恋愛できなくなっています。しかし、その「傷」となる事象は「事実」なのか?記憶というのは曖昧なもので、時間と共に風化し、自分の都合の良いように書き換えることができる…これは私自身が現在進行形で気付き始めていることです。特に幼少期の記憶というのは衝撃的な瞬間だけ残っていて、その前後は曖昧だったりします。しかも無意識的にその「傷」に、生き方そのものが振り回されていることさえある。しかし、「事実」かどうか明確でないのなら、いっそ良い方に「書き換えて」しまえば良いのではないのか…?過去と未来は「自分の望むように書き換えられる」そして、新しく生まれれば良い。
「生きるのが下手くそで失敗だらけだ」そう思っているあなたと、私たちはこの作品を完成させたいと思っています!
劇場公開が叶う日まで、私たちと一緒に走り出しましょう!!
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