静かなる時限爆弾・アスベスト問題と中皮腫について知ってほしい！
呼吸と仕事をテーマとした公演

こうもりクラブのクラウドファンドへご支援くださった皆様

特典の発送/遅延につきましてのお知らせ/ドキュメンタリー映画『ニッポン国 vs 泉南石綿村』の公開情報をお知らせいたします。

季節はすっかり春めいてまいりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか？

大変お待たせしております特典の進捗状況についてお知らせいたします。

本日、こうもりクラブ × 薮内正幸コラボレーションフェイスタオルコース、こうもりぬいぐるみコースへご支援いただいた方々へ、それぞれ返礼品を発送いたしました。お手元へ届くまで今しばらくお待ち下さい。

こうもりぬいぐるみは、こうもりクラブ清水靖恵が制作いたしました。皆様への特典用に数体制作したところ、「初めにつくったものを超えるものが出来ない」ということで、クラウドファンドページの撮影にも使用したうちの一体をお送りいたしました。愛着のあるこうもうりぬいぐるみが旅立って行きました。末長く可愛がっていただけると嬉しいです。

こうもりクラブ × 薮内正幸コラボレーションフェイスタオルコースは、初めのデザインに比べ、よりゴージャスでにぎやかな仕上がりになっております。思ったよりも大きなサイズのタオルですので、ぜひフェイスといわずボディといわずワシワシと使っていただけたら幸いです。

そして、

・こうもりクラブ × 薮内正幸コラボレーショントートバック（大）（中）（小）

・オリジナル公式Tシャツ

・公演記録映像

・甲田益也子さん、灰野敬二さんによるリーディング音源

・こうもりモビール

上記コースへご支援くださった皆様、大変申し訳ありません。

各コースの皆様へ個別にご連絡差し上げた通り、完成予定が遅れていますことをお詫びいたします。完成し次第順次皆様のお手元へ渡るよう進めてまいりますので、どうぞ今しばらくお待ちいただけますと幸いです。

さて、

2018年3月10日（土）から原一男監督のドキュメンタリー映画『ニッポン国 vs 泉南石綿村』が公開されます。

大阪の南西部にある泉南は戦前から伝統産業としての繊維業がさかんな地域でした。

二度の大戦では軍の指定工場となるなど、作業者は潜水艦、戦闘機等の耐熱素材作りに忙殺されました。多くの工場が家族ぐるみであり、住民の多くはなんらかの形で石綿に関わっていたそうです。

そして昭和50年代に中国や韓国から安い石綿製品が入ってくるにつれ、泉南の石綿工場は姿を消しました。しかし工場はなくなってもアスベスト由来の中皮腫などの病気はその後何十年と続いていきます。

2005年のクボタショックの翌年、泉南地域のアスベスト工場の元労働者とその家族が、損害賠償を求め国を訴えました。映画はその8年以上に渡る裁判と人々の記録です。

この作品を山形国際ドキュメンタリー映画祭でいち早く鑑賞した方の話を聞きました。「他のどの作品よりも衝撃を受けた」と感想を伝えてくれました。3時間超えの大作だそうです。私も公開されたら映画館に足を運びたいと思います。

東京では渋谷のユーロスベース一館のみでの上映となるようです。

全国の上映館情報はここをクリック

アスベスト問題の現状ですが、世界に目を向けると、ネパールでは2015年にアスベスト輸入がようやく禁止、ラオス、ヴェトナムでは今まさにアスベスト使用の真っ只中、労災制度の整っていないインドネシアなど、待ったなしの状況であると言えます。時代と国を超えて、困難に対する連携が必要とされているのを感じます。

1940〜1950年代 英国でのアスベスト使用反対デモの様子 石綿対策全国連絡会議冊子より