「婚葬式」クラウドファンディングスタート!!
vol. 1 2022-03-02 0
「結婚式は何のためにあるのだろう。」
「祝福してもらうため?」
「結婚には付き物だから?」
「結婚式をすることで夫婦の絆が強まるから?」
世間に存在する「結婚式の理由」。
どれを紐解いても私たちはしっくりきませんでした。
あーでもない、こーでもない。
そうやって一緒に話していく中で、
「結婚式とは、一度僕たち二人の関係性を超えて、私たちと関わる方々の関係性を編み直すことではないか」
そうした結論になりました。
つまり、
「人生で一度しかない、私たちの関係する多くの人々が注目してくださるこの儀式を通して、私たちの問題意識をアートにして伝えよう」
ということです。
私たちは「この社会における感情表現の束縛」に対してずっと問題意識を持ち続けてきました。
人は”善良”に発達しなければならないのだろうか。
自己肯定感等、人間の幸福を数値ではかり、引き上げようとするこの世界は”幸福”なのだろうか。
親は子に対して優しく慈しみを持てなければ失格なのだろうか。
依存をすることは直ちに問題として自立を強いられなければならないのだろうか。
そうした感情表現の拘束を多くの人々たちが経験する儀式、
それが「結婚式と葬式」です。
結婚式では「幸せで、慈愛に満ち溢れ、感動に涙する」演出が行われます。
そこでは新郎新婦はもちろんのこと、場がそうした空気を醸し出した時に、その空気に従い「自分の感情をコントロール」するわけです。
本当は、対して感動をしていなくても感動をしているように振る舞うことが是とされる。
逆に葬式においては「悲しみに満ちた、お悔やみ申し上げる」演出が行われます。
結婚式とは逆に、「明るい」表現はそこではご法度となる。
沈痛な面持ちを持つことが是とされます。
悲しみや喜び、それを本当に抱くことに善悪はありません。
でも、もしそれが本当に感じてはいないけれど「社会的にその空間においてはその感情で振る舞わなければならない」
と縛られてしまうとするならば、それは幸せでも何でもない、苦しいものになるのではないでしょうか。
だから、僕たちはこのタブーの多い二つのイベントを掛け合わせることで、「感情規制」をぶっ壊す試みを行うことにしました。
祝いとお悔やみ。
この二つがないまぜになる瞬間、どのような感情がそこに生まれるのだろうという社会実験です。
この壮大な社会実験を形にするためには、参加者のみなさまが必要です。
どうか、僕たちの問題意識、そしてこのちょっと遊び心のある試みに興味を持ったみなさま、
ご支援、リンクのシェアご協力をお願いいたします。
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