訃報など
vol. 22 2021-12-01 0
みなさま
本の完成から一か月ちかく経ちました。本屋に出かける機会があまりなく、書店の映画書コーナーの棚にあるところをまだ見てはいないのですが、こういう本が出たんだ、ということを少しでも多くの映画ファンの方々に知ってもらうべく、今後も宣伝活動は続けていきます。さて、このアップデート記事をみなさんにお送りするシステムがクラウドファンディングの全スケジュールが終了した後も使えるのかどうかわかっていなかったのですが、まだ使えるようなのでいくつかご報告など。
まず、本の宣伝活動の一環で、年明けの1月18日に、FM世田谷という地域のコミュニティ・ラジオ局で、知人の湯川和江さんの番組のゲストとして喋ってくることになりました。周波数は83.4MHzですが、番組名、オンエア時間帯などがわかりましたら、またお知らせいたしますので、お時間のある方はぜひお聞きください。
おとといの月曜日、六本木の新国立美術館で映文連アワード2021の表彰式があり、僕もソーシャル・コミュニケーション部門の審査の部門長を務めている関係でプレゼンターとして参加してきました。今年の同アワードのグランプリはソーシャル・コミュニケーション部門の『幕内劇場』という作品を選んだのですが、この作品をプロデュース&主演された市川海老藏さんが授賞式に参加され、少しだけお話ししました。何年か前に出した『高麗屋三兄弟と映画』という本で、海老藏さんのおじいさまに当たる十一代目市川團十郎さん(三兄弟の長男)の業績について書いた際に、出演した映画のオフショットなども含めて写真の使用許諾を海老藏さんからとるために連絡していたので、改めてその時のお礼を申し上げた次第。
その時に同様に連絡を取った歌舞伎俳優の中に、八代目松本幸四郎(三兄弟の二男)のお二人の息子さん、即ち九代目松本幸四郎さん(現・二代目松本白鸚さん)と二代目中村吉右衛門さんがいました。九代目さんにはそもそも本をこれから書くという段階で背中を押して頂いて以来、本が完成したあとも南座の楽屋へお邪魔したり、とお世話になっているのですが、本日、弟の吉右衛門さんの訃報が飛び込んできました。二月に倒れられたニュース以来、どうしておられるか心配していたのですが、とうとう舞台でその復帰されたお姿を拝見することの叶わないままのお別れとなってしまいました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。