1/13(月) ドネーションパーティで志を語りました。
vol. 1 2014-01-28 0
NPO法人としてあいちコミュニティ財団様のミエルカ事業に採択され、今回ドネーションパティーと言う物に参加させて貰いました。
会場内では、私共の事業を除き5事業、計6事業の本年度採択事業主様がいらしており、それぞれの事業の目的や社会的意義を御話になれておりました。
私自身がNPO法人を知ったのは10年ほど前になりますが、本当に必要に感じ運営に携わる様になったのはこの2年ほどになります。
私がNPOを知ったその当時ですら、税の徴収と行政サービスによる富の再分配では、富は人口の多い所に集中し、本当に必要としている場所に再分配されることは少ないと注視されていました。
そうです、税による富の再分配は正に人口の多い所に吸収されてしまいますし、人口の多い所は民間の営利団体でも十分に業務が出来、むしろ、税によるサービスよりも民間のサービスの方が行きわたる可能性があります。
では、富の再分配ってなんでしょう?
それはセーフティーネットにも似た、誰もがこの国で豊かに暮らすチャンスを均等に国民に配る事ではないかと思います。
その豊かさは、多種多様あるのかと思いますが、それも皆様との共感を得る事で現実味を帯びて来ます。
私共は、メンバーの故郷でもある愛知県は額田地区がその地区らしく、永劫に続いて言って欲しいと願いました。
同世代の若い子は、今までどおりの富の再分配の中、やはり富む為に、住む場所を変え都心部に移り住んで行きました。
そしてその連続で額田地区は消滅する。その様な危機感が生まれています。
当団体メンバーである梅村篤志君、彼の息子さんは今年で4歳にななります。その子から若い子がその地区にはいません。地区で一番若い子が1人しかいな現実を突きつけられた時、そして彼が一生その地区で一番若い男の子である現実を見せ付けられた時、豊さってなんだろうと思いました。
自分の好きな場所で暮らす。自分を育てて貰った故郷、お父さん、お母さんとの思い出がある場所で、子どもにもその場所を愛して貰う。その事がそれほど我儘なことなのでしょうか?
私達は思いました。
経済的理由ですむ場所を限定されてしまう事は、豊さでは無い!
誰もが好きな場所で、自分らしく居られる場所で暮らせる豊さをこの国に残して行こう!
そう望みました。
僕達にその想いを達成できるのか?不安でいっぱいですが、僕らがそう思えた事だけは事実です。
今回のパーティで特定非営利活動法人テラ・ルネッサンスの鬼丸昌也理事に教えて頂いた
「我々、希望を持ったNPOは微力かもしれない、しかし無力ではない。」
その言葉を胸に共に今を生きる事に“希望”が持てるその意味を共感できる仲間を増やして行きたい!
そう思えるパーティでした。
(投稿者、NPO法人創設者 柴田賢治郎)
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