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栃木県で、里山文化を再生する場所づくりをクラウドファンディングで実現!

築150年超の古民家で、里山文化を再生したい!

今や風前の灯火にある里山文化。豊かな里山を守る方法は、私たち自身の暮らし方と価値観を変えていくことだと思います。本プロジェクトでは、とある4人家族が自然素材を使って築150年超の古民家を改修し、里山文化再生を目指します。

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額700,000円を達成し、2023年8月25日23:59に終了しました。

コレクター
135
現在までに集まった金額
982,605
残り日数
0

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額700,000円を達成し、2023年8月25日23:59に終了しました。

Presenter
きびと月の畑 プロフィールを表示

プロジェクトをブログやサイトで紹介

テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。

はじめまして。 2020年、日本の自給力を取り戻すをキーワードに、家族で運営するメディアサイト”きびと月の畑”を立ち上げました。 日本各地に眠る在来野菜や、継承されてきた種採り文化に光をあてたローカルメディアサイト。 種から始まった私たちの移住先での暮らしから2年、農ある暮らしをテーマに日本古来から繰り返されてきた自然と共にある暮らしをさらに追求している最中です。 そして2023年、移住先で出会った築200年の古民家が新たな私たちのフィールドとなります。 里山の豊かな自然素材を利用した衣食住システムの構築、その過程を発信し仲間を集います。 これからの時代を生きる知恵の種を蒔いてゆきます。

このプロジェクトについて

今や風前の灯火にある里山文化。豊かな里山を守る方法は、私たち自身の暮らし方と価値観を変えていくことだと思います。本プロジェクトでは、とある4人家族が自然素材を使って築150年超の古民家を改修し、里山文化再生を目指します。

ご挨拶

初めまして。

栃木県茂木町にて、家族4人(娘3歳、息子0歳)で里山暮らしをしている「 きびと月の畑」と申します。

コロナ禍に入った頃、栃木県へUターンし、今年で4年目を迎えます。祖母が使用していた休耕田を利用して自給農を営み、雑木林や竹林の活用、 茅場の保全など 70年ほど前まで当たり前だった暮らしを実践しながら、学びを深めています。

栃木県宇都宮近辺にある自給畑。祖母の代からある畑で自然栽培をしています。

夫の本業は、農家ではなく編集プロダクションに会社員として遠隔で勤めています。妻は茂木町の間借り店舗で菓子製造業を営んでいます。

コロナ禍をはじめ、いつ何が起こるか分からない時代において「 自給力を高める」をキーワードに里山暮らしを始めましたが、暮らしを営む中で、食べものを作ることだけが「農」ではないということが見えてきました。

茂木町で暮らす様々な方との出会いをきっかけに、 日本古来の里山文化にとても大きな感銘を受けたことが今回のプロジェクトのきっかけです。

茅葺き屋根をつくるため、自給仲間と共に茅場で茅狩りをしています。

地域の炭焼き師の元で炭づくりを行いました。広葉樹を伐採した株から新芽が10-15年で再生するので、暮らしのエネルギーを作る営みが里山環境を保全します。

広葉樹の落葉を発酵させて作物の温床を作る「踏み込み温床」。山里の落ち葉をさらう「クズハキ」をすることで、春先に山菜が姿を現します。

地域のオーナー制(複数名で管理する仕組み)の田んぼに参加しました。山間部にある茂木町は、大規模な営農が難しく、休耕田や耕作放棄地が増えています。

雑木林に落ちている枝木は暮らしの焚き付けに活用できます。自然素材をエネルギーにしていた頃の80代前後の高齢者は口を揃えて「昔は山や川が本当に綺麗だった」と話します。

 山や森に入れば、生活に必要なものが全て揃い、何一つ無駄にしない素朴な暮らし方。

人間が暮らしを営むことで、豊かな里山が育まれる仕組みに意識が向き始め、次世代に自然を残す暮らし方へとシフトチェンジすることが、私たち夫婦の生きる使命だと考えるようになりました。

「昔の方が良くて、現代はダメ」ではなく、自然の役割を理解した上で、今の技術と科学を活かす  令和時代の新しい里山暮らしの実践・挑戦の場でありたいと考えてます。

理想の里山暮らしを求めて

私たちは、今まで茂木町の賃貸住宅に住みながら、地域の里山保全活動に参加してきました。そして、空き時間があれば、町を散策しながら、 理想の里山暮らしを実現できる環境と永住できる民家を探し続けてきました。そして、1年前に今回のプロジェクトである古民家に出会いました。

雑木林の中で空き家になっていた古民家を発見し、近隣の方へ聞き込みを行い、持ち主を探しました。

家主さんより古民家の築年数は150-200年を超えると伺いました。礎石に柱を置いただけの昔ながらの石場建ての工法で建てられています。

梁には長年の煤が付着しており、清掃を行なってきました。屋根部分は茅葺き屋根が残っています。

建物の土間部です。玄関の右側には囲炉裏や農耕馬を飼育する「厩(うまや)」の跡が残っています。

北側壁の一部は崩壊し、改修には多大な費用と時間がかかることは素人目から見ても明らかな物件でした。 古民家移築・再生を専門とする町内の大工さんに相談したところ、柱には栗の木が使われており、その状態から現状で十分に改修ができて、まだ長持ちするとお聞きしました。

以来、この場所で暮らしていた先人に対する尊敬の念を強く感じるようになり、この古民家で より実践的な里山暮らしに挑戦していきたいと考えるようになりました。

古民家を俯瞰したGoogleマップ

私たちが古民家に惹かれた理由の一つは、 自然素材で作られた家は解体のゴミが出ず、循環する仕組みになっていることです。

茅葺きは堆肥に。古木や竹は燃料に。土壁は砕けば再利用が可能。古家具や伝統工芸の漆器はデザインも色褪せません。鉄やアルミ・プラスチックは便利ですが、数十年後には劣化してしまい、産廃処理や再利用にお金がかかってしまいます。

古民家にはデメリットもありますが、 数世代先でも自然に還る素材を使った家に住み、その知恵と文化を受け継ぎたいという思いがあります。

写真左は、進行中の土壁作りの様子です。竹小舞を土台にするなど可能な限り、自然素材を活用していきます。

古民家に文化を保存する小さな“種の図書館”を併設したい

今回のプロジェクトでは、古民家に地域文化を受け継ぐ役割を持たせます。

私たちは、地域の高齢者の方にインタビューを行ってきました。そこでお聞きしたことは、 茂木町では昔から世代を越えて自給的に繋がれてきた在来種の作物があることでした。

【インタビューは下記のリンクよりご覧ください】
「小深在来胡麻」の食文化とその魅力
100年に渡り繋がれてきた「小深在来大豆」

在来種の作物は、近代品種(現代の野菜)のように万人受けする味ではありませんが、 種と共に美味しい食べ方、育て方のノウハウなどの「地域の文化」を繋ぐ架け橋になります。

在来種の作物が「昔の生き方や暮らしを伝えるメディア」であることを実感し、古民家内に在来種の魅力を伝える「種の図書館」を併設したいと考えています。

世代を超えて100年以上、自給的に種が自家採種されてきた大豆と胡麻。

昨年、地域の農家さんらと「種の交換会」を不定期で主催してきました。

貴重な野生種などの種は遺伝資源センターなどでしっかりと管理がされていますし、各地の固定種や伝統野菜はプロの農家さんが栽培をしています。しかし、里山文化と同じく、 地域の種採り文化も風前の灯火にあります。

種を繋いできた方は、 半農半Xで暮らしを営んできた兼業農家さんに多い傾向があります。私たちのような自給農を営む家庭が在来種を繋ぎ、地域文化を次世代へ伝えていくことの両方が必要だと思います。

具体的な方法は、プロジェクトの返礼品で 種に関する有識者のオンラインお話会を開催しますので、興味のある方はチェックしてみてください。

茂木町の地域行事や農事暦を再編集したい

茂木町の各集落では、今でも様々な風習が残っています。ある地区では、春先には集落で集まり、茶摘みと煎茶づくりなどが行われています。五穀豊穣を祝う収穫祭や村内安全を祈願する行事なども行われています。 

地域の煎茶作り・お茶会に参加させていただいた時の様子。

集落で作物の収穫を祝う祭り。現在、農家さんが少ないため形式的に行われています。数年前は次の杜氏を決めるために御堂で2-3時間も話し合ったと聞きました。

コロナ禍や時代の流れもあり、上記のような地域の行事は、どんどん形骸化しつつあり、私のような移住者が行事や「結(地域の共同作業)」に積極的に参加することが大切だと感じています。

私たちはライフワークとして 移住者から暮らしの実情をヒアリングするワークショップも行なってきました。そこでは移住者の多くが地域の行事に大変関心を持っていることがわかりました。

私自身、7年ほど雑誌やウェブサイトの編集を生業にしてきました。今までの経験を活かし、「 地域編集」として行事や農事歴を記した冊子を作りたいと考えています。そして古民家で情報発信する場にしたいです

昨年、地元の方と移住者を招き、茂木町の暮らしをヒアリングするワークショップを開催しました。記録映像はこちらをご覧ください。

プロジェクトにかかる費用

古民家の改修は、移築・再生を専門とする大工さんに依頼していますが、 土台等の補修に約300万円が必要です。

古民家は解体してみないと改修箇所が分かりづらく、一般的には多大な費用がかかってしまいますが、今回、大工さんがご近所に住んでいるため、解体をしながら予算内の改修していただきます。

私たちは本業の売り上げと家計を捻出して2年間資金を貯めてきましたが、第二子の出産と重なり、残りの70万円がどうしても足りなくなってしまい、今回プロジェクトを立ち上げる決断をしました。

私たちの活動に関心を持ってくだされば、可能な限り返礼品をご用意しましたので、ご支援いただけると嬉しいです。

  • 改修費の内訳:約300万円(解体・処分・壁の新設・土壁新設・設備づくりに伴う材料費
  • 私たちの資金:230万円(茂木町の空き家改修補助金を含む)
  • 必要資金:70万円(返礼品経費や手数料を含む)

返礼品について

感謝のメール(1通)
感謝の気持ちをお伝えするメールをお送りします。

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「四季-shiki-」ドリンクチケット(1ドリンク)
茂木町の中心街にオープンした珈琲スタンド「四季 -shiki-」のお好きなドリンクをお頼みいただけるチケットをメールでお送りします。茂木町の活気を取り戻せるように、新たなコミニュティの場として動き出した「四季 -shiki-」の珈琲をぜひ味わいにいらしてください。

「四季 -shiki-」ではフェアトレードの珈琲豆に焦点を当てて、今は珍しい手回し自家焙煎を行なっています。

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▼感謝タネ便(1つ)
私たちが自然栽培で自家採種してきた野菜の種をオリジナルパッケージにお入れし、感謝便として郵送させて頂きます。種には数に限りがあるため、少量であることに予めご理解いただけと幸いです。

※令和4年4月1日に改正種苗法が完全施行されましたが、お送りする種子は登録品種ではありません。


制作した種のオリジナルパッケージの裏面には、採種日や品種名などを記載できるメモ欄を設けています。

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麻炭10gセット【精麻20g付き】(1つ)
栃木県にある「(炭)金丸スミ製作所」が制作した麻炭を10gと3-4cm幅の精麻20gを郵送でお送りします。
使用する麻炭は、栃木県大田原市の麻農家さんが農薬/化学肥料不使用で栽培したものです。麻炭は、脱臭の他、その吸着性から体内の老廃物なども吸着し排出すると言われ、料理やお飲み物に加えるなど食用炭としてもご使用いただけます。

※麻炭は、保健所で食品添加物として指定許可を得ております。


精麻とは、麻の茎から取れた皮から表皮を取り除き、靱皮部分を取り出したもの。 独特の光沢を持つ強靭な繊維で、神社のしめ縄などに使われています。

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精麻草履の制作キット(1つ)
栃木県で作られる精麻を使って、草履が編めるキット一式を郵送でお送りします。初心者の方でもご自身のサイズに合わせて丈夫な草履を作れる解説動画(約20分)付きです。詳しい情報はメールでもお受けします。

私たちが里山保全活動と共にライフワークとして行なっている暮らしの道具作り。写真は制作した精麻草履です。

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茂木町産ブルーベリーのジャム(1瓶)
茂木町では、気候的にもブルーベリーの栽培が盛んです。今回、農薬不使用の茂木産ブルーベリーを使用したジャムを妻がお作りし、郵送させて頂きます。

※ジャムは「菓子製造許可」のあるキッチンで製造しています。

写真左:茂木町のブルーベリー農園
写真右:妻が「ドライブイン茂木」にて提供を行なう茂木産ブルーベリージャムのかき氷。

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▼ブルーベリージャムとオーガニック焼き菓子詰め合わせ(1箱)
ブルーベリージャムとオーガニックな素材を使用した身体に優しい焼菓子をご一緒にお付けするセットもご用意しました。制作数に限りがある為、限定数でのご用意です。

妻が営む菓子店「淡月」は下記をご覧ください。
instagram: https://www.instagram.com/awa_tsuki/

※菓子は「菓子製造許可」のあるキッチンで製造しています。

制作菓子のイメージ:クッキー缶、苺のカスタードタルト、米粉のヴィーガンカヌレ、平飼い有精卵のガレット・ブルトンヌ

オンライン交流・座談会を開催

茂木町内で自然に沿った暮らしを実践されている方達の座談会を開催し、 参加者同士も交流ができる場を作ります

茂木町に興味がある、自給農や薪火暮らしをしてみたいという方は参加してみてください。日程が合わない方へは後日、動画配信をさせていただきます。ナビゲーターは、私たち「きびと月の畑」が務めさせていただきます。

各コマ全て3,000円、全4コマ参加で9,000円になります。いずれも2023年の10月〜12月中に各月開催します。

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▼オンライン座談会①チケット(1枚)
「本間真二郎先生が茂木町に移住した理由と 里山での医療の在り方」
ゲスト:本間真二郎先生

2023年、自然派医師として著名な本間真二郎先生がご家族で茂木町に移住をされました。今回、 本間先生が茂木町に移住した理由、実践する暮らし方や里山環境でどのような医療/診察の在り方を展開していくのか?など質疑応答のお時間も設けてお話を伺います。

本間先生の暮らし方や活動に興味のある方は、ぜひ参加してみてください。

【本間真二郎先生 プロフィール】
1993年札幌医科大学を卒業。全道の病院に小児科医として勤務。 2001年米国、国立衛生研究所(NIH)に留学。専門はウイルス学・ワクチン学で主にノロウイルス、ロタウイルスの研究に携わる。 2005年帰国。札幌医科大学新生児集中治療室(NICU)室長を経て、2009年に退職。 2009年栃木県那須烏山市七合診療所の所長に就任。 2023年自然に沿った生活を実践するために栃木県茂木町に移住。 現在は、地域に密着した医療に携わりながら、プライベートでは農的生活を送っている。 米、季節の野菜と穀物を育て、調味料を自給自足。 著書「病気にならない暮らし事典」、「自然に沿った子どもの暮らし・体・心のこと大全」最新刊「ワクチンよりも大切なこと」など。

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オンライン座談会②チケット(1枚)
シード・ライブラリー創設者に訊く、地域や家庭で種を保全する方法
ゲスト1:『一般社団法人 SEEDS OF LIFE institute』John Moore氏/坂田 奈菜子氏
ゲスト2:『ナチュラルフード 森の扉』野原 典彦氏各国の農業を視察し、日本全国で種の発掘や、種の図書館「シードライブラリー」を地域で育む活動を進めるJohn Mooreさんと栃木県で様々な在来種(唐風呂大根や舟石芋)の保全活動に精力的に取り組む野原典彦さんをお招きし、地域の種を発掘する方法や在来種を継承する意義をお伺いします。

私たちは数年前に、元パタゴニア日本支社社長であるJohn Mooreさんに初めてお会いし、そのエネルギッシュな人柄に惹かれると共に、その形にはまらない自由な発想力、哲学に感銘を受けています。また、私たちに多くのご縁を繋いでくださった野原典彦さんとの対談です。

栃木県や地域の在来種に興味がある方はお楽しみいただける内容になると思います。

【John Moore氏 プロフィール】
アイルランド出身。英国シェフィールド大学にて、教育と都市設計を専攻。教師を経て、電通への入社をきっかけに来日。その後、パタゴニア日本支社長に就任。現在は、一般社団法人 SEEDS OF LIFE institute代表理事として、種子の保護・育成活動に従事。ローカルでのサスティナブルなフードシステムと新経済システムを目指すLOCAL ECO-NOMYを推進。ローカルシードライブラリー(種図書館)の設立支援やオーガニック教育プログラム、オーガニックガーデンのデザイン、SEED to PRODUCTS(種から作るオーガニック商品)のプロデュースなど、様々なプロジェクトを展開している。また、新たなエデュケーションプログラムもオープン。次の時代を作る人材の育成、ライフスタイルの変革に注力している。

【野原典彦氏 プロフィール
「ナチュラルフード森の扉」代表。1968年真岡市生まれ。2009年に脱サラし、福島県で就農者支援のネットワーク作りを開始。東日本大震災を機に茂木町で自然栽培の青果及び自然食品の宅配、マルシェ販売を展開する「ナチュラルフード森の扉」を設立。「自産自消」「シェアする農業」をモットーに2017年からは茂木町の「小深在来大豆」や旧足尾地区の「唐風呂大根」などの在来種の保存活動に取り組んでいる。

坂田奈菜子氏 プロフィール】
出版社に勤務後、John MooreさんとともにSPIRALSを結成。サスティナブルな食と農をつなぐ活動を中心に、次のライフスタイルのあり方を提案している。一般社団法人 SEEDS OF LIFE instituteのディレクターとして、地域や家庭菜園で種をつなぐプロジェクトの推進やセミナー講師としても活動中。

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▼オンライン座談会③チケット(1枚)
「里山だからこそできる農業と有機農家のリアル 〜オーガニック給食への挑戦〜
ゲスト:茂木ゆうきの会(空土ファーム:松原 努さん、武藤農園:武藤 俊郎さん)

開催日:11月4日(土)19:00-20:30

栃木県の山間部にあたる茂木町は、平地がほとんどないため、少量多品目で小さな農業を営む有機農家さんが沢山いらっしゃいます。今回、お招きする「茂木ゆうきの会」は、農薬・化学肥料を使わずに有機農業を営む農家さんのグループです。

2018年からは、茂木町学校給食センターの取引先農家さんと調整しながら 可能な範囲から有機野菜を学校給食に取り入れる試みなどに挑戦されています。これも産直グループ代表の松原さん曰く、児童数が少ない過疎地だからこそ実現できる農業のあり方だと言います。

里山で農業を生業にしてみたいけど実際どうなの?といった疑問やステップの踏み方などを交流を兼ねてお聞きします。「農業」にハードルを感じている方にもわかりやすく解答してくださるのではないかと思います。

【武藤農園】
「茂木ゆうきの会」会長。東京都狛江市生まれ。2007年まで東京でサラリーマンをしていたが、6年間さんざん悩んだ末、退職。同年4月より茨城県石岡市(旧八郷町)にて部屋と田畑を借り、有機農業の修行を開始。その後栃木県茂木町に移り、2008年より武藤農園を開始。輪作体系を取りながら、少量多品目(年間50種類以上)の野菜を栽培する。自然の生態系を重視した、できるだけ環境に負荷をかけない農業に取り組む。

【空土ファーム】
「茂木ゆうきの会」産直グループ代表。茂木町にて2005年に新規就農。有機農業を生業にしながら、少量多品目の露地野菜と米・黒米を生産。学校給食への有機野菜の出荷や農作業体験の場を提供し、野菜を作るだけではなく有機農業と食育、そしてコミュニティの場所作りを積極的に行う。

▼オンライン座談会④チケット(1枚)
「里山資源を活かした生業の創り方と暮らし方
ゲスト:竹細工職人 五月女大介氏/ヨガトレーナー 五月女尚子氏

開催日:2023年12月2日 19:00-20:30

今回、お招きする五月女夫妻は、『大地と繋がる 水の杜づくり』と題して、茂木町の山林から湧き出す水脈を整え、大地が健全な呼吸をしている状態へ回復させる施工のワークショップを開催されています。その他、ご夫婦で竹細工教室やヨガクラス、放置梅林の再生、シェアコミュニティなど、様々な活動を茂木町で展開しています。

里山暮らし方を早くから実践されてきたお二人をお迎えし、 里山の資源を活かした仕事の創り方、自然環境システムづくりの道のりなどのお話を伺っていきます。

photo credit:大石慶子

体験ワークショップ/見学・訪問会を開催

茶人・椿巌三先生邸 訪問会チケット(1枚)
茂木町で日本古来の暮らし方を実践されている陶芸家であり、茶人の椿巌三先生。自然界には無駄なものは何一つないと、その恵みを活かしながら 敷地5,000坪の「ベウラの郷」に茶室を構え、住居兼工房で薪火暮らしを実践されています。

今回、椿さんの暮らしの場にお邪魔し、自然素材の仕組みや活かし方、自然釉のこと、薪火暮らしの魅力をお聞きする貴重な訪問会を開催させて頂きます。

ご興味のある方は、ぜひご参加ください。

開催日:10/16 or 10/22で調整中

参考: 山里は人間が自然と共に生きる原点|陶芸家・茶人 椿巌三

椿巌三先生 プロフィール
河井寛次郎の作品に感銘を受け、陶芸の道を志す。1984年に栃木県茂木町に独自の穴窯を築き、ベウラ陶房を創設。自然素材を天来の恵みとして生かす仕事と暮らしが始まる。焼締陶、自然釉、灰釉など焼物の原点から制作を展開。東京では三越、地元では東武百貨店を中心に各地で個展を中心に作品を発表。2020年にコロナ禍を機に自然回帰を決意。統合された現代の山里自然生活を志向する。

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荒壁塗りのワークショップ参加権(1名)
古民家を専門とする大工さんに指示を受けて土壁の荒壁塗りを行います。、2023年夏で開催を予定していますが、工期によって日程変更が発生する可能性があることを予めご了承いただけますと幸いです。

開催日:2023年9月16日-17日(台風の場合、予備日は23,24日に延期)
講師:大工・望月崇史氏

発酵させた土を竹小舞の土台に塗る作業の様子。

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古民家周辺の土中環境の改善ワークショップ参加権(1名)
古民家の周辺は、荒廃してヤブ化した裏山、崖崩れ、屋内の湿気やカビなど多くの問題を抱えています。今回、地形や自然の植生から水と空気=風水を読み取き、自然素材を使って環境改善を行います。こちらは2024年(3月頃)を予定していますが、工期によって日程変更が発生する可能性があることを予めご了承いただけますと幸いです。

自然素材を使って「土中環境」を整える造作です。私たちは定期的に地域の方と山林の水脈を整備してきました。

その他の返礼品について

古民家での食事交流会参加権(1名)
古民家完成後の食事会など交流の場を設けさせて頂きます。
私たちの活動内容をご案内させて頂き、 茂木町への移住に役立つ情報提供(空き家改修の補助金制度を受けるためのコツや様々な情報提供など、地域の方も招待して開催を予定しています。

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紹介・ドキュメンタリー動画 撮影作成(1名)
私たちで制作してきた紹介動画。人物や場所に焦点を当て、周りにいる魅力的な方々を取材してきました。今回の返礼品では、支援者の元へ取材にお伺いし、編集した動画(10-15分ほど)をお送りさせて頂きます。作成させて頂いた動画は私たちのSNSでもご紹介させて頂きます。

※返礼品の金額は、取材費用となります。遠方の場合、交通費・宿泊費別途ご負担頂く形となりますので、予めご了承ください。

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▼応援コース
下記の7つの返礼品のコースです。

・麻炭10g(精麻20g付)(一つ)
・茂木産ブルーベリージャム(1瓶)
・古民家でのお食事会参加権(1名)
・自然派医師/本間真二郎先生 【オンライン座談会チケット】(1枚)
・John Moore氏×野原典彦氏【オンライン座談会チケット】(1枚)
・茂木ゆうきの会(空土ファーム×武藤農園)【オンライン座談会チケット】(1枚)
・竹細工職人 五月女大介氏/ヨガトレーナー 五月女尚子氏【オンライン座談会チケット】(1枚)

▼大きく応援コース
下記の8つの返礼品のコースです。

・麻炭10g【精麻20g付】(一つ)
・精麻草履制作キット(一つ)
・オーガニック焼き菓子詰め合わせ(1箱)
・古民家でのお食事会参加権(1名)
・自然派医師/本間真二郎先生 【オンライン座談会チケット】(1枚)
・John Moore氏×野原典彦氏【オンライン座談会チケット】(1枚)
・茂木ゆうきの会(空土ファーム×武藤農園)【オンライン座談会チケット】(1枚)
・竹細工職人 五月女大介氏/ヨガトレーナー 五月女尚子氏【オンライン座談会チケット】(1枚)

改修にあたってのリスクと懸念事項

▼古民家に関する懸念事項
本プロジェクトは、家全体を改修するわけでなく、最低限暮らせるスペースを設ける資金となります。今後は夫婦共に本業を営んでいますので、毎月の生活費を改修にあてていきます。

古民家は永住を目的とした賃貸契約をしています。大家さんが遠方に住んでいること・身内で定期管理をする事も難しいという事で、将来的に譲渡に向けて話を進めていく予定です。

防寒・断熱対策については、茂木町は豪雪地帯ではなく、雪が降る機会は年に1-2回です。現在も築50年以上の断熱対策のない住宅に住んでいますが、防寒に関しては大きな心配はしていません。冬場は、薪ストーブとコタツを設けた小さな囲い部屋で過ごす予定です。

今回は プロダクションファンディング(All in)での実施となるため、目標金額に達しない場合でも、支援者の皆さまより頂いた資金を大切に活用し、プロジェクトを進めて参ります。資金の不足部分については、家計から捻出し引き続き貯めて賄います。

プロジェクトのスケジュール

  • 2023年9月16-17日頃:土壁の荒壁塗りワークショップ
  • 2023年10月-12月:返礼品のオンライン座談会開催
  • 2024年3月頃:土中環境改善のワークショップ
  • 2024年中:最低限の居住できる空間が完成(お披露目、食事会)
  • 2024年中:種の図書館創設、「暮らしの暦」冊子発行

※改修は工期の変更が発生することを予めご了承いただけますと幸いです。

最後に

移住してから約4年、夫婦で子育てをしながら沢山のことに挑戦してきました。

挑戦の度に喧嘩も数多くしましたが、何かを始める時はお互いの「ワクワク」を羅針盤にしてきました。その方向が合致していたので、いつも立ち戻れることができました。

今回、150年超の古民家の改修を成功させ、自然素材を使用した暮らしのシステムづくりを通して実践・発信していく事で、日本各地に残る素晴らしい環境に日の目があたり活用されていくと良いなと夫婦で話しています。

里山暮らしに含まれるたくさんの可能性と恵みを、多くの方と共有できる事を愉しみにしております。何卒よろしくお願いいたします。

お問い合わせやご相談は下記よりご連絡ください。
info@kibi-tsuki.jp

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きびと月の畑
WEB:kibi-tsuki.jp
Twitter:twitter.com/kibi_tsuki
Instagram:www.instagram.com/kibi_tsuki/

昨年、愛食メディア「aiyueo」にて取材をお受けしました。
「自給農」に出会えて。タネを繋ぐことで見つけた、自分にちょうどいい農のかたち【きびと月の畑】

リターンを選ぶ

  • 1000

    感謝のメール便

    • お礼のメッセージメール(1通)
    • 2023年08月 にお届け予定です。
    • 4人が応援しています。
  • 2500

    茂木町の珈琲スタンド「四季-shiki-」のドリンクチケット

    • お礼のメッセージメール(1通)
    • 「四季 -shiki-」ドリンクチケットメール(1ドリンク)
    • 2023年08月 にお届け予定です。
    • 10人が応援しています。
  • 3000

    感謝のタネ便

    • 自家採種の種子 2種セット
    • オリジナル種袋(1つ)
    • 2023年12月 にお届け予定です。
    • 23人が応援しています。
  • 3000

    本間真二郎先生が茂木町に移住した理由と 里山での医療の在り方 【オンライン座談会①】

    • 自然派医師/本間真二郎先生 【オンライン座談会チケット】1枚
    • 自然派医師/本間真二郎先生【座談会 録画動画】(配信から3ヶ月)
    • 2023年12月 にお届け予定です。
    • 15人が応援しています。
  • 3000

    “シード・ライブラリー”創設者に訊く、地域で種を保全する方法 【オンライン座談会②】

    • John Moore氏×野原典彦氏【オンライン座談会チケット】1枚
    • John Moore氏×野原典彦氏【座談会 録画動画】(配信から3ヶ月)
    • 2023年12月 にお届け予定です。
    • 6人が応援しています。
  • 3000

    里山だからこそできる農業の在り方と有機農家のリアル【オンライン座談会③】

    • 茂木ゆうきの会(空土ファーム×武藤農園)【オンライン座談会チケット】1枚
    • 茂木ゆうきの会(空土ファーム×武藤農園)【座談会 録画動画】(配信から3ヶ月)
    • 2023年12月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。
  • 3000

    里山資源を活かした生業の創り方と暮らし方【オンライン座談会④】

    • 竹細工職人 五月女大介氏/ヨガトレーナー 五月女尚子氏【オンライン座談会チケット】1枚
    • 竹細工職人 五月女大介氏/ヨガトレーナー 五月女尚子氏【座談会 録画動画】(配信から3ヶ月)
    • 2023年12月 にお届け予定です。
    • 1人が応援しています。
  • 3500

    土壁の荒壁塗りワークショップ

    • 荒壁塗りのワークショップ参加権(1名)
    • 2023年08月 にお届け予定です。
    • 8人が応援しています。
  • 3500

    古民家周辺の土中環境の改善ワークショップ

    • 古民家周辺の土中環境の改善ワークショップ参加権(1名)
    • 2024年03月 にお届け予定です。
    • 5人が応援しています。
  • 残り3枚

    4000

    茶人・椿巌三先生邸 訪問会

    • 茶人・椿巌三先生邸 訪問会 参加チケット(1枚)
    • 2023年10月 にお届け予定です。
    • 7人が応援しています。
  • 4000

    麻炭10gセット【精麻20g付き】

    • 国産麻炭(10g)
    • 野州麻の精麻(20g)
    • 2023年09月 にお届け予定です。
    • 10人が応援しています。
  • 6000

    茂木町産の農薬不使用ブルーベリーを使ったジャム瓶

    • お礼のメッセージメール(1通)
    • 茂木産ブルーベリーのジャム(1瓶)
    • 2023年10月 にお届け予定です。
    • 4人が応援しています。
  • 残り21枚

    8000

    精麻草履制作キット一式

    • 精麻草履制作キット一式(野州麻の精麻)(1つ)
    • 初心者でも作れる丈夫な麻草履の解説動画(約20分)
    • 2023年09月 にお届け予定です。
    • 9人が応援しています。
  • 9000

    オンライン座談会 全参加チケット

    • 自然派医師/本間真二郎先生 【オンライン座談会チケット】1枚
    • John Moore氏×野原典彦氏【オンライン座談会チケット】1枚
    • 茂木ゆうきの会(空土ファーム×武藤農園)【オンライン座談会チケット】1枚
    • 竹細工職人 五月女大介氏/ヨガトレーナー 五月女尚子氏【オンライン座談会チケット】1枚
    • 2023年12月 にお届け予定です。
    • 11人が応援しています。
  • SOLDOUT

    10000

    ブルーベリージャムとオーガニック焼き菓子詰め合わせ

    • お礼のメッセージメール(1通)
    • 茂木産ブルーベリーのジャム(1瓶)
    • オーガニック焼き菓子詰め合わせ(1箱)
    • 2023年10月 にお届け予定です。
    • 15人が応援しています。
  • 20000

    古民家での交流お食事会

    • 古民家でのお食事会参加権(1名)
    • 2024年04月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。
  • 30000

    応援コース

    • 茂木産ブルーベリーのジャム(1瓶)
    • 国産麻炭(10g)
    • 野州麻の精麻(20g)
    • 自然派医師/本間真二郎先生 【オンライン座談会チケット】1枚
    • 茂木ゆうきの会(空土ファーム×武藤農園)【オンライン座談会チケット】1枚
    • 竹細工職人 五月女大介氏/ヨガトレーナー 五月女尚子氏【オンライン座談会チケット】1枚
    • John Moore氏×野原典彦氏【オンライン座談会チケット】1枚
    • 古民家でのお食事会参加権(1名)
    • 2024年04月 にお届け予定です。
    • 2人が応援しています。
  • 40000

    ドキュメンタリー動画/撮影制作(1名)

    • ドキュメンタリー動画の制作(10-15分)
    • 「きびと月の畑」SNSでの告知・宣伝
    • 2024年04月 にお届け予定です。
    • 1人が応援しています。
  • 50000

    大きく応援コース

    • 精麻草履制作キット一式(野州麻の精麻)(1つ)
    • オーガニック焼き菓子詰め合わせ(1箱)
    • 古民家でのお食事会参加権(1名)
    • 国産麻炭(10g)
    • 野州麻の精麻(20g)
    • 自然派医師/本間真二郎先生 【オンライン座談会チケット】1枚
    • John Moore氏×野原典彦氏【オンライン座談会チケット】1枚
    • 竹細工職人 五月女大介氏/ヨガトレーナー 五月女尚子氏【オンライン座談会チケット】1枚
    • 茂木ゆうきの会(空土ファーム×武藤農園)【オンライン座談会チケット】1枚
    • 2024年04月 にお届け予定です。
    • 4人が応援しています。