監督より 更なるご支援のお願い
vol. 15 2019-02-07 0
映画「蹴る」監督・プロデューサーの中村です。
本文中にも書きましたが、映画「蹴る」はかなりの割合で自己資金を投入し作り上げた映画です。他の映像の仕事や介護の仕事で得た収入から捻出し、やっとの思いで完成させました。その後、配給宣伝費までは捻出することは出来ず、クラウドファンディングで皆様のご支援を仰いでいます。
現在、3月23日の公開に向け現在準備を進めていますが、自分自身の動きは、はっきり言って後手に回っています。「蹴る」の製作費で全財産を使い果たしてしまい糊口をしのぐため別の映像の仕事等をやらざるを得ず、そのため映画「蹴る」に割ける時間がなかなか作れなかったのです。
もちろん配給宣伝を手伝ってくれている最小人数のスタッフはいますが、一人でも多くの方に映画を観ていただくため、上映を広げる為にはもっともっと私が動かなければなりません。例えば各地での上映に向けての呼びかけ、対応、営業等、私がやっていかなくてはならないのですが、なかなか進んでいません。各所へご迷惑をおかけしたりもしています。
「蹴る」を広めていくためには、私が「蹴る」に費やす時間が必要です。そのためには製作費の一部でも回収できれば、私自身が活動に専念できます。そのためにも引き続きご支援をお願いします。どうかご理解いただければと思います。
※当初より資金の使い道として「資金が余剰した場合は製作費不足分に充てさせていただきます」と明記しています。急に言い出したことではない点もご理解ください。
「余剰した場合」と書いていますが、実は200万円で事足りているわけでもありません。実は目標金額の設定は、当初考えたよりも低く設定しました。当プロジェクトは目標金額に到達しなくても資金を獲ることができるプロダクションファンディングという方法を選択しました。目標額をクリアした場合の手数料は支援金額の10%ですが、もし目標金額に届かなかった場合は手数料が20%になってしまうというリスクがありました。そのため目標金額の設定を最低限必要な額ギリギリに設定したという経緯があります。
またいわゆる配給宣伝費以外にも、英語字幕、映画祭出品、音声ガイド上映の費用、地方の上映会実現のために行き来する交通費等、多岐にわたります。いくらあっても足りないとは言いませんが、かなりの出費になります。
映画「蹴る」は、様々な立場の方々の鑑賞に耐えうる作品になっていると自負しています。監督である私の力量ということではなく、出演している選手たちの思いの強さ、生き様こそが映画の力になっているからです。 そんな映画「蹴る」を一人でも多くの人々に届けるため、さらなるご支援をお願いします。
(監督・プロデューサー 中村和彦)