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第5回大淵献燈祭をクラウドファンディングで実現!
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平成26年(2014年)から毎年お盆に、故人への追悼と先人たちへの感謝を込めて夏の夜空に燈篭を打ち上げ、精霊送りのお祭りを開催しています。 私たちの暮らす福岡県八女市黒木町大淵地区は人口1000人ほどの小さな集落です。この実行委員会には約60名が参加しています。 少子高齢化の進むこの地域に私たちは「新しい文化」を創り出そうとの想いで頑張っています。
和紙で手作りした灯篭を人の御魂に見立て夜空高く打ち上げる大淵献燈祭は今年で第5回目を迎えます。人口1000人のムラに始まったお盆の新たなお祭りは、地域外からも多くの人たちが参加し、夜空に浮かぶ燈篭に感動の一夜を過ごします
2014年8月15日、その年に亡くなった人の数の燈篭を空に打ち上げ、御霊を供養しようとの思いで始まった「大淵献燈祭」。今年で5回目を迎えます。地域内のみならず県外からも、かけがえのない人の供養のために大勢の方が参加します。
日本では古くから、お盆には故人の御霊が帰ってくると言い伝えられています。私も子供のころお盆に帰ってきた精霊が寂しそうにまた戻っていったという体験話を祖父に聞かされました。この地方では現在も「精霊迎え」「精霊送り」の風習が続いています。
4年前に私たちが始めた「献燈祭」は、和紙と竹ひごで作った燈篭を故人の御霊になぞらえ、これに火をとぼし、空中へ舞い上げて「精霊」をお送りしようというものでした。
燈篭には糸が結びつけられており、その糸のもう一方は短い筒に巻き取られ、丁度タコを上げるように燈篭を上げていきます。その高さは約30m前後でしょうか。燈篭が上昇していくスピードやその力は想像以上で、献燈する人は皆、感無量の表情で空高く舞い上がりグイグイと引っ張る燈篭の糸を手に握りしめています。まるでその糸の先の故人の御霊と繋がっているかのように・・・。
誰かが言いました・・・ここへやってくるとなぜか心が安らぐ・・・この大淵はそんな「魂」のやすらぎの場所なのかもしれません。
燈篭は和紙と竹ひごで作ります。まずはロール状の和紙を裁断する作業からです。幅128㎝の和紙を長さ185㎝にカットしていきます。これが4枚で一機の燈篭の胴体部ができます。4枚を張り合わせていく作業はとても根気のいる作業です。糊づけが不十分だと燈篭は空に舞い上がりませんから・・・。注意の上にも注意をはらい、一つ一つ大事に張り合わせていきます。
次は竹ひご作りです。直径10㎝以上の「真竹(またけ)」と呼ばれる竹を竹林から切り出します。これをまず8等分し一定の厚みと幅に仕上げていきます。これを今年は115本作らなければなりません。熟練を要する仕事です。またとても根気のいる仕事でもあります。長老に指導を仰ぎながら会員一同懸命に作業に励みます。
出来上がった長さ3mの竹ひごを丸めて輪っぱを作り、灯篭の底辺部に糊付けして完成です。
竹ひご作成風景
燈篭には故人のお名前や各家の名前を書いた紙を貼り付けます。
燈篭の打ち上げは親族や縁故の方に行っていただきます。この際に、前もってお預かりさせていただいた献燈者からのメッセージがアナウンスされます。生前にどうしても伝えられなかった思いや、今だから言葉にできることなど様々なメッセージが読み上げられます。
メッセージはきっとあの人に届くと私たちは信じています。
献燈祭は3部構成からなっています。
第3部の「未来へのともしび」で打ち上げる燈篭には、自分の名前や想いを書くこともできま す。 ( 前もってスタッフが準備をいたします。)
北部九州豪雨災害の復旧を祈る巨大燈篭(高さ3m×直径2m)
巨大燈篭制作風景
大淵献燈祭は毎年旧盆の8月14日夕方6時、元大淵小学校跡、「げんき館おおぶち」グラウンドにて開催します。
燈篭は風が大敵、多少の雨でも燈篭は上がりますが風が吹くと軽い燈篭はあおられてしまい上げることができません。
当日開催不可能の場合はよく15日に延期いたします。また更に15日も天候不順の場合は後日(日程未定)当方スタッフにて御依頼分の献燈を責任をもって執り行わせていただきます。また、後日記念写真をご送付いたします。
もし、ご支援いただいた金額が目標額に達することができなくても、今回、第5回の「大淵献燈祭」は開催いたします。ただ天候不順で延期になることがあると来年度以降の開催に資金面でのおおきな不安を残すことになります。
私たちはこの祭りを継続させていくことがとても大事なことだと考えています。天候に左右されずに資金面の心配をできるだけ排除して、この地域の新たな文化創りに力を合わせていきたいと思っています。
もし、献燈祭が延期や中止になってしまうと実行委員会は大きな赤字を抱えることになります。手作り屋台での貴重な利益がなくなってしまうからです。その額はおよそ30万円にものぼります。そもそもこの祭りは殆ど収益は上がらず、収支はややマイナスというのが実情です。そんな中での減収は大きな負担になります。
祭りが中止の場合の収支は?
【収入の部】手作り屋台の売り上げ金額:約300,000円 ⇒ 0円
【支出の部】燈篭制作費用等は開催の有無に関わらず一定です
過去4回のうち2回は雨に見まわれました。ところが幸いなことに開始直前になって奇跡的に雨風が止み、2回とも見事に献燈を終えることができました。今後長く続けていく中にはきっと中止や延期の止む無きに至ることがあるでしょう。
この祭りを今後不安なく継続していくためには、どうしても一定の資金が必要です。資金不足で祭りの開催を取りやめなければならない事態だけは何としても避けなければなりません。
この大淵の地に新しい文化を創り上げるために、みなさまのご支援を心からお待ちいたします!
大淵献燈祭実行委員会は現在、約60名。50代から60代のカップルがその大半です。でも燈篭の打ち上げに必要な人員は1機あたり3名。当日は更に別途40名近くのスタッフが手伝いに集まってくれます。燈篭の赤い炎が私たちに何かを語りかけてきます。天に舞い上がる炎を見ていると、なぜか胸が熱くなります。
私たちはみんな、この祭りに惹かれています。
この夜、この空間にたたずむすべての人が、私たちとおなじ思いを感じていただくはずです。一人でも多くの方に足を運んでいただき、夏の夜の感動のひと時を共に過ごしていただきたいと願っています。
まだこの矢部川に名前すらなかったころ、その源の窟屋には一人の女神が住み給うた。この川のほとりに人が住み、暮らしを営み始めたのはその頃のことです。この土地で子を産み、育て、産み、育てながら、暮らし続けるうちに、自分たちの住む土地を、この川の大きな淵にちなんで、「大淵」と名付けました。
六百八十年前にこの矢部川のほとりが突然、歴史の表舞台に登場することになります。南北朝の九州における激動の時代の幕開けです。
ここに初めてこの大淵の者たちは天皇の系譜に当たる二人の皇子(みこ)に出会うことになります。そしてその方たちのために惜しみなく力を尽くしました。
その歴史はここ大淵の、今に語り継がれる「誇り」であり「自信」であるのです。
南朝は滅び去ってもその志は人々の中に残り続けています。南朝の忠臣、五條頼元の末裔は今もこの土地に暮らしており、この存在はここに住む者たちの誇りです。
福岡県南部、熊本県との県境に位置するここ大淵は、今から六百八十年前に始まる南北朝の動乱期に、九州の要衝として歴史に登場する由緒ある地域です。現在も毎年9月秋分の日には、五條家に伝わる国の重要文化財、金烏(きんう)の御旗、五條文書の一般公開が行われます。
毎年9月のお彼岸の時期になるとヨシビ峠の棚田一面に彼岸花が咲き乱れます。その景観は九州NO.1ともいわれ、九州中からカメラマンや見物客が訪れます。
その景観はまさに絶景です!
彼岸花の咲き乱れるこの超急傾斜の棚田、大正年間、長い年月をかけてこの急傾斜の山のいただきに用水を引き、艱難辛苦の末、棚田を作り上げた私たちの先人がいました。
この棚田群は、私たちの誇りでありまた大きな財産です。ところが農家の高齢化が進み先祖から受け継いだかけがえのない田畑を耕作できなる状況が今起きています。
私たちは、作り手のいなくなった田畑を荒廃させないようにプロジェクトを組み(コメ花プロジェクト)、できるだけの減農薬を心掛けながらまぼろしのコメといわれている「つくしろまん」を栽培しています。
この米は収量が少なく、また病害虫に弱いため今では殆ど作り手がいなくなってしまった品種ですが、そのモチモチ感と冷めても美味しい食感は驚くほどです。
「つくしろまん」は今回のリターン品にも選びました。私たちはおいしいお米を皆さまに食べていただきたい一心でこの品種を作り続けています。
田植えを待つ「ヨシビの棚田」
大淵献燈祭のステージは130年にわたりここ大淵の子供たちを育み、また地域の文化の中心的存在であった大淵小学校の跡地です。4年前に廃校になり体験型の交流施設に生まれかわった「げんき館おおぶち」、私たちの住むこの谷間のムラでは貴重な広場であり、またここの体育館がなければ燈篭作成の作業をすすめることは全くできません。
この場に仲間が集い、燈篭制作や準備に汗する様子を見るとき、先人たちの篤いエールを感じなくてはおれません。
福岡県八女市黒木町大淵3998 げんき館おおぶち
★お礼のお手紙をお送りいたします
感謝をこめたお礼のお手紙をお送りします。
★献燈祭の写真入りポストカード
献燈祭のスナップ写真をポストカードにしました。支援額により、プレゼントの枚数は変わります。
★祝窯(いわいがま)作・2018大淵献燈祭の名入りオリジナルペーパーウェイト
大淵在住で大淵献燈祭実行委員会のメンバー、祝窯(いわいがま)高場祝也氏が思い込めて焼き上げるオリジナルのペーパーウェイトは、私たちのふるさと、大淵の土を混ぜ込んで作り上げます。
★燈篭打上げ時のスナップ写真をお送りします
支援の御礼として、燈篭打上げ時のスナップ写真をお送りします
★超急傾斜地・彼岸花のメッカ・ヨシビの棚田で穫れた「大淵の棚田米」
(幻のコメ・つくしろまん新米3㎏)
彼岸花のメッカ、ヨシビ峠の超急傾斜の棚田で収穫した「大淵の棚田米」は、今ではまぼろしの米と言われるほど希少となった、「つくしろまん」をお届けします。清らかな水とできる限りの減農薬で栽培したこの米は、そのモチモチ感と冷えても美味しい食感は驚くほどです。
★八女茶の高級玉露100g
八女茶は国内でも有数の緑茶の産地です。その中でも八女の玉露は、農林水産省の「地理的表示保護制度(GI)」に登録された、爽やかな甘味旨みが凝縮された逸品です。本場八女の「伝統本玉露」をお届けします。
★第2部で、故人や家の名前を書いた燈篭を打上げます。この際メッセージを添えることができます
故人や各家のお名前を燈篭に書いて天高く打ち上げます。これは第2部「先人への感謝」での打ち上げとなります。一個づつ縁故の方に糸を持って打ち上げて頂きます。同時にメッセージを読み上げさせていただきます。【燈篭の大きさは高さ1.5m×直径1m】
★第3部で、あなたの名前や会社名を書いた燈篭を打上げます(個人・法人向け)
個人や法人のお名前を燈篭に書いて天高く打ち上げます。これは第3部「未来への灯火」での打上げとなります。約20個の燈籠を一斉に打ち上げます。打ち上げはスタッフが行います。【燈篭の大きさは高さ1.5m×直径1m】
★高さ3m、直径2mの巨大燈篭にあなたのお名前もしくは会社名を書いて打ち上げます
巨大燈篭を第3部「未来への灯火」にて打ち上げます。燈篭には個人または法人名、あるいはメッセージを記入します。【燈篭の大きさは高さ3m×直径2m】
魂の安らぎの場所、心のふるさと大淵の先人が残してくれたすばらしい自然をいつまでも残していきた
い、この地で育ち巣立っていった人、またその愛する家族、他所からこの地へやってくる人、この地に縁ある人みんながここ大淵をいつまでも愛し続けてくれるよう、この地で暮らす私たちは今新たなチャレンジを始めました。
ここ大淵に、新しい文化を創り出そう!
「大淵献燈祭」に集う人々のあつい思いがこのムラに新たな歴史を刻んでいくと確信しています。
今年、第5回目を迎えるこの祭りを成功させ、このムラが「魂のやすらぎの郷」として大勢の人々の心を癒すことができるように、このお祭りを継続させていきたいとおもいます。
どうぞ皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。
この夏、この地でで皆様とお会いできることを楽しみにお待ちしております。
みなさまのご活躍とご健康をお祈り申し上げます。ありがとうございました。
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