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映画『貌斬り KAOKIRI ~戯曲「スタニスラフスキー探偵団」より』をクラウドファンディングで実現!
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杉山蔵人と申します。テレビ番組制作会社の株式会社キールスタッフィング所属。『シャブ極道』『竜二 Forever』『私の叔父さん』等を手掛けた細野辰興監督の新作『貌斬り KAOKIRI』で製作を担当しています。今回は本作品の配給宣伝費にご協力いただくためクラウドファンディングに参加しました。よろしくお願いします。
『シャブ極道』『竜二 FOREVER』『私の叔父さん』の細野辰興監督 待望の最新作『貌斬り KAOKIRI』劇場公開プロジェクト!
舞台『スタニスラフスキー探偵団』の再演を熱望するたくさんの声に、作・演出を手がけた細野辰興監督が動きだします。
「稀代の二枚目俳優、世界に誇る日本一の美男俳優が顔を斬られた!ーその謎に挑む映画を作ろうとするのだが…」という舞台を観ているお客さま、そして舞台で演じている俳優と楽屋で控えている俳優、支えるスタッフにも何かが起こっている!」
これは、人間大好き人間のための映画であると同時に映画好きへの挑戦。
これはまた、真の日本の美を世界に紹介するまたとない機会。
日本の美、日本の美男子を、一人でも多くの人に届けたい。
舞台そのものと観客のドラマに、舞台で演じている俳優と控えている俳優、舞台を支えるスタッフと映画を作るスタッフとの駆け引きを封じ込めた、メタ・フィルム。
社会性のある骨太なエンターテインメント映画を撮り続けてきた監督が「今、撮りたい」と思う自由な題材と「観客と自分自身への挑戦」と考える斬新な発想で制作すること。そして真剣勝負のできる俳優とワークショップで可能性を見せつけた新人たち、映画のキャストには新たに個性派俳優が加わる、
これは「作家主義」と「先物買い」を軸にしたオリジナル映画製作のプロジェクトです。
「こんな挑戦的な映画は普通の映画会社はやらないでしょ」と思っていた細野監督は、日本映画辞典ともいうべき映画大好き人間杉山蔵人と、エッジの利いた作品配給と同時にベネチア国際映画祭審査員等で活躍する日下部圭子(マコトヤ)を巻込み、『貌斬り KAOKIRI』の映画化がスタートしました。
『貌斬り KAOKIRI』は、才能のある監督が、お客さんをも巻込んだ複雑な構造をもつオリジナル脚本で、テレビ出演が多くない俳優たちを起用して映画をつくるという、現状のメジャー映画では考えられない、まったく新しい映画プロジェクトへの挑戦です。 こうした映画は売上予測が難しく、充分な出資を多方面から募るのは困難です。
「作家主義」と「先物買い」という、きわめて冒険的なプロジェクトではありますが、多くの映画ファンに私たちの映画を見ていただき、新しい映画作りのムーブメントを産みだすきっかけとなりたいと考えます。そのために、ご賛同いただける方々の応援が必要と考え、宣伝費・配給経費のご協力をいただきたく、クラウドファンディングに取り組みました。
■監督の細野辰興からのメッセージ
2014年12月現在、拙作『シャブ極道』(主演・役所広司)の様な「不届きな企画」に製作費を出してくれる企業は、もはや、殆ど存在しません。
内容で判断し製作費を出さないのではなく、嘗て『シャブ極道』のタイトル変更を指示した「ビデ倫」がそうであった様にタイトルから「公序良俗に向けての挑発、揶揄の臭い」をイメージし判断しているのでしょう。その結果、「清く 正しく 美しい癒し」を売り物にした企画を中心に出資がされている訳です。
勿論、営利主義、平和主義な日本なので当たり前と云えば、当たり前なのですが、
そんな骨抜きな企業スポンサーを頼りにしていては私が撮りたい映画は永久に創れません。
そこで、超低予算ですが金銭的リスクを背負い自主プロジェクトで撮りたい映画を撮ることにしました。
では、そうまでして私が撮りたいと思う映画とは、どの様な映画なのでしょう?
私は、企業が資金を提供してくれそうもない、否、間違っても資金を出さない、そう云う「不届きな企画」を映画にしたい、しかも娯楽映画にして世に問いたいッ、と常々思って生きている映画監督なのです。
少し大袈裟に言うと、明治以降、現在に至るまで日本が近代化を推し進めて来たことにより、斬り捨てたモノ、斬り捨てられたモノとは何か? を娯楽映画の形を借りて考え続けて行きたいのです。
「皆さんは、戦前、戦後を通じて映画界最高の人気スターであった、天下の二枚目・長谷川一夫を知っていますか? 」
戦前は主に東宝に所属し、戦後は、ベネチア国際映画祭でグランプリを受賞した黒澤明監督の『羅生門』、勝新太郎の『座頭市』、市川雷蔵、『ガメラ』、『大魔神』などで有名な映画会社「大映」の重役俳優として君臨し、映画全盛期を築いた国民的な大スターです。
その長谷川一夫が、戦前、林長二郎と名乗っていた時代、老舗の大手映画会社から新興の大手映画会社へ移籍したことにより林長二郎と云う芸名を剥奪され、更に報復のため暴漢に襲わされ役者の命である左頬を鋭利な刃物で10数cm斬られると云う一大スキャンダル事件に巻き込まれたのです。
「トップスターの移籍問題」「芸名剥奪」
「暴漢襲撃」「報復」
「顏斬り!! 」「再起不能」「映画界最大のスキャンダル!? 」
さあ、相当、不届きな臭いがしてきたはずです。
2015年一月にインする私の新作『貌斬り KAOKIRI』は、
文字通り戯曲『スタニスラフスキー探偵団』を下敷きにした劇映画です。この戯曲は、映画人の莫迦なエネルギーを描いた「笑毒劇」で、テーマ&モチーフが「長谷川一夫顔斬り事件の謎」なのです。
映画は、戯曲の登場人物を狂気の中に演じる俳優たちの話となっており、更にメタな構成になっています。
もうお判りの様に、かなりタブーで不届きな臭いがする企画なのです。
そういう「不届きな企画」に、あくまでも娯楽映画の形を借り、挑んでみたいのです。
しかも舞台公演LIVE映像と劇映画を融合させると云う実験的な要素も加えます。
映画と舞台ライブが激突と融合を繰り返し生み出す、全く新しい映画の醍醐味を皆様にお目に掛けたいのです。
企業イメージを優先する一般企業から製作費を出して貰うシステムが主流になっている現在、誰がこんな「不届きな企画」にお金を出してくれると言うのでしょうか?
そこで超低予算ではありますが、自主プロジェクトで製作することにしたわけです。
この私共の「理念」、と云うより「狙い」に賛同して下さる方々の御力をお借りし、
『貌斬り KAOKIRI』を完成させ、公開したいと思う次第なのです。
滅多に観ることが出来ない「不届きな映画」を作って御覧に入れます。
ご賛同頂ければ、幸甚です。
平成26年12月吉日
映画監督 細野辰興
■企画概要
■ストーリー
初日に大喝采を浴びた小劇場演劇公演『スタニスラフスキー探偵団』の2日目、出演者の降板が相次いだ。一人は、ゆとり小僧・壷井役の坪井崇で劇場に来ないまま消息を断ち、もう一人、ヒロイン蓋河プロデューサー役の葉山由里は劇場の隅で震えていた。
坪井の消息も判らず、由里の翻意も儘ならぬまま開演時間が迫る。幸いヒロイン役はWキャストだったので嶋田美咲が連投することになり、壷井役は、稽古で代役などもやっていた演出助手・細川純を抜擢する。全ては演出家・荻野篤志の決断だった。
しかし、壷井役を自分の役作りの根幹に据えていたウェイトレス役の和田美佐は演技プランが崩れると途方に暮れ、更には主役の風間重兵衛を演じる黒田寿の持病である心筋梗塞が悪化しだした。ひた隠す黒田…。
果たして美咲、細川、黒田、和田の4人に2時間の長丁場を務めることが出来るのか? 亦、他の共演者も昨日までと同じ芝居が出来るのか? 出演者全員が、降板した二人と同じ演じる苦悩を抱えつつ幕は開いた。
舞台の内容は次の様な物だった…。
※ ※ ※ ※
新作映画「貌斬り」のホン直しのため、監督、脚本家、プロデューサー、チーフ助監督、助監督見習いたちスタッフが喫茶店・ルノアールの会議室に集った。監督の風間重兵衛が調査で企画開発費を使いすぎ、箱根の旅館が此処になったと説明する蓋河プロデューサー。
今回の企画は、四十年前に起こった、馳(はせ)一生(かずお)の顔斬り事件を基にしていた。
「なぜ一生は、事件を不問に伏したのか?」
「なぜ一生は、五年後、事件の黒幕・法螺プロデューサーの映画会社に入ったのか?」
二つの謎が風間監督たちの前に立ち塞がっていた。
「真相を解明する必要はない。ただ、納得のいく仮説を立てたいッ。」
喫茶店の会議室に不満を持ちながらも風間監督は熱い口調でそう言った。が、スタッフの意見は予定調和の域を出ず、どれもピンと来ない。会議室のレンタル時間は二時間厳守! 風間監督とは婚約までし謎の婚約解消をした仲だった蓋河プロデューサーの遠慮ない一喝。そこで、風間組十八番のロールプレイを復活させ、スタッフが登場人物になり切り真相を解明しようということになる。
蓋河プロデューサーの反対を押し切り風間監督が法螺、チーフ助監督の綾部が馳一生、脚本家・円山が実行犯という割り振りで、このルノアールの会議室でロールプレイを行なっていくことになる。が、そこへ女優に成りたいと云うウェイトレスと助監督見習い志望のユトリ野郎、壷井が絡み事態は予期せぬ方向に…。
風間監督達は、試行錯誤の末に貌斬りの現場の再現に辿り着く。そして、新たに貌斬りの犯人の可能性が出て来た役を演じる者が3人選ばれた。
野心がなさすぎると馳に見限られた監督役に脚本家の円山、万年付き人になってしまった馳の弟子にチーフ助監督の綾部、そして馳に棄てられた謎の女性に蓋河プロデューサー。馳役は風間監督が自ら名乗りを上げた。何処か実人生が重なる様な配役ばかりだった…。
本当に演者がその役に成り切れば、その役の者が真に犯人ならば演者は本当に馳一夫の頬を斬ることが出来る! と云う風間監督の大胆な仮説のままに…。
そして終に風間たちが辿り着いた衝撃の仮説とは?!
※ ※ ※ ※
舞台が進むにつれ、降板した由里と坪井が怖れていたものが各自の演技の中で露見しだした。ウェイトレス役の和田は何とかその危機を乗り越えるが、黒田の体調は更に悪化し舞台では起こり得ない結末を迎えることになっていく!?
果たして、その結末とは?
■細野辰興監督プロフィール
1952年生まれ。獨協大学外国語学部卒業後、横浜放送映画専門学院(現・日本映画大学)に学ぶ。今村プロダクションを振りだしにディレクターズ・カンパニーで助監督時代を過ごし、今村昌平、長谷川和彦、相米慎二、根岸吉太郎の4監督に師事する。1991年『激走トラッカー伝説』で監督デビュー。1996年の『シャブ極道』は、90年代日本映画ベストワンと絶賛され未だに話題を提供し続ける傑作。以降、ジャンルに捉われず社会性のある骨太なエンターテイメント作品を発表し続ける。
2011年より創作ユニット[スタニスラフスキー探偵団]も手がける。
FILMOGRAPHY 映画監督『激走トラッカー伝説』(1991年)、『大阪極道戦争しのいだれ(1994年)』、『犯人に願いを』(1995年)、『シャブ極道』(1996年)、『狼の眼』(1997年)、『売春暴力団』(1997年)、『竜二Forever』(2002年)、『著作者人格権』(2003年)、『燃ゆるときTHE EXELLENT COMPANY』(2006年), 『ちちり~盗~』(2010年、短編)、『私の叔父さん』(2012年) 。舞台演出『スタニスラフスキー探偵団』(2010年)、『マルクス愚連隊、原作者Jr.拉致事件なう。』(2011年)。
■出演者プロフィール
草野康太 Kouta KUSANO
1975年、神奈川県出身。1986年、テレビドラマ『大人になるまでガマンする』で子役デビュー、同年『プルシアンブルーの肖像』で映画デビュー。橋口亮輔監督作品『二十才の微熱』『渚のシンドバッド』で注目を浴びる。主な映画出演作は、『Rainbow』(1997年)、『眠る右手を』(2002年)、『アワ・ブリーフ・エタニティ』(2010年/東京国際映画祭正式上映)主演に加え、OV『鉄砲玉、散る~ゲスは殺(と)ったれ!』(1997年)、『尻を撫でまわし続けた男痴漢日記5』(1997年)でも主演、近年の出演作は『私の叔父さん』(監督細野辰興/2012年)、『僕の中のオトコの娘』(監督窪田将治/2012年)、『太陽の坐る場所』(監督矢崎仁司/2014年)、直近の公開待機作は『Life works』(監督利重剛)と『×××(キスキスキス)』(監督矢崎仁司)。ベテランから新鋭監督まで多くの監督映画、ジャンルと局を縦断するテレビドラマ、またCMにも登場するなど多方面で活動中。役柄は異なるも、本作は初演に続く細野演出舞台二度目の出演となる。
山田キヌヲ Kinuo YAMADA
1981年、宮崎県出身。高校演劇をきっかけに役者への道を歩む。早稲田大学演劇映像コース在籍時より、役者としての活動を開始。2004年、廣木隆一監督「ガールフレンド」のオーディションで主役に抜擢されスクリーンデビュー。その後、映画・TV・舞台と活動の場を広げている。主な出演作:映画『飛ぶ時間』(監督松田知子)、『花になる』(監督田中智章)、『SHARING』(監督篠崎誠)等で主演、『死刑台のエレベーター』(監督緒方明)、『悪人』(監督李相日)、『告白』(監督中島哲也)、『ステキな金縛り』(監督三谷幸喜)、『その夜の侍』(監督赤堀雅秋)、『A列車で行こう』(監督森田芳光)、『甘い鞭』(監督石井隆)、 テレビ『嵐がくれたもの』(CX)、『モメる門には福きたる』(CX)等レギュラー 『黒い十人の黒木瞳Ⅲ』(NHKBSプレミアム)、舞台『インファンタジオーソ』、『中也が愛した女』、『さよならを教えて』(作・演出:早船聡)ほか多数。
和田光沙 Misa WADA
1983年、東京都出身。ミュージカル『アニー』を観た小学3年生の時、役者になることを決意する。大学では農業専攻。卒業後、運送業社に就職するが、24歳の時、映画俳優のためのワークショップのチラシを手にし、芝居の世界に足を踏み入れる。現代劇では8歳の女の子、場末スナックのママ、人喰いゾンビ、時代劇では殿様から馬番まで、幅広い役柄を自らのカラーを織り交ぜながら脚本に忠実かつ奇抜に天真爛漫に演じる。主な出演作に、舞台『マルクス愚連隊、原作者Jr.拉致事件。なう』(スタニスラススキー探偵団)、『だいだいの空』(トムプロジェクト公演)、『相方』(いっぱち屋公演)、映画『私の叔父さん』、『靴ヶ浜温泉コンパニオン控え室』、『アイドル・イズ・デッド』、『ハーフ・ゾンビ』、『あんこまん』など。
金子鈴幸 Suzuyuki KANEKO
1992年12月17日生まれ、東京都出身。小学校5年生の学芸会のための初脚本『忍者戦記』が好評を博す。高校2年で書いた『王国』は演劇部員から「気持ち悪い」と一蹴されるが、アロッタファジャイナ主宰・松枝佳紀がオムニバス「11月戦争とその後の6ヶ月」の一作として公演、商業脚本家デビュー。脚本監督作として、短編映画『から家(や)』、『濁った激流にかかる』など、2014年11月に作演出の自主舞台を準備中。出演作は映画『生贄のジレンマ』(監督金子修介/2013年)、『戦慄怪奇ファイルコワすぎ!史上最恐の劇場版』(監督白石晃士/2014年)、『ニート・オブ・ザ・デッド』(監督南木顕生/2014年)のほか、WEBドラマ『夏休みなんかいらない』(2014年)等。明治大学在学中。父は『デスノート』『平成ガメラシリーズ』などの映画監督・金子修介。
森川千有 Chiari MORIKAWA
1974年、千葉県出身。管理栄養士として、病院や食品会社の商品開発、シドニー五輪のスタッフとして勤務。2007年、舞台『サマーデイズ』で初舞台、2010年劇団新感線の中島かずき作・演出舞台『唇からナイフ』初主演をきっかけに、「“芝居とは心の栄養”であり、人々が心身ともに健康であるためには必要不可欠な栄養!に違いない」と俳優に転身。『ネムリユスリカ』(監督坂口香津美/2011年)で映画初出演、大手配給『ストベリーナイト』(監督佐藤祐市/2013年)にも参加し、『ゆめはるか』(監督五藤利弘)が2014年末公開予定。栄養や料理に加え、フルート演奏、フラメンコ、スノーボードも特技とする活動派。
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森谷勇太 Yuta MORIYA
1982年、山形県出身。海上自衛隊退職後、俳優を志し、映画、ドラマ、舞台等に出演。主な出演映画『傘』(2008年)、『18倫』(2009年)、『デコトラ★ギャル美菜』(2011年)、『深夜裁判』(2012年)、『少女と夏の終わり』(2012年)など。『零戦~搭乗員たちが見つめた太平洋戦争~』などのテレビにも出演。劇団『天才劇団バカバッカ』主宰は、初めは強面で近寄りがたいと思ったが内に秘める人の好さが演技に表われる、と評している。
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向山智成 Tomonari MUKAIYAMA
1976年、愛知県出身。幼い頃より「声」で「伝える事」に興味を持ち、表現者として多数のテレビ、CM、企業VPなどでナレーションを担当。近年では、TV-CM サントリープレミアムモルツ、VP ジブラルタル生命などに出演。細野演出舞台『スタニスラフスキー探偵団』初演と同じ役で出演。映画を語り、料理を趣味とし、日曜大工が得意な好漢でもある。
南久松真奈 Mana MINAMIHISAMATSU
神奈川県出身。子どもの本の編集・デザインを経て、30歳過ぎから芝居の世界に飛び込む。市井の面白い女の生き方を中心に描く演劇ユニット「南久松」を旗揚げ。2013年の初公演『月と鏡』(作・演出・出演)でサニーサイド演劇賞受賞、小劇場客演多数。音楽と言葉の新しいコラボをさぐる音楽ユニット「きょうはいい日」で話フォーマー(わふぉーまー)として言霊を担当。『下校するにはまだ早い』(監督篠原哲雄/2010年)で映画にかかわって以降、『ソーローなんてくだらない』(監督吉田浩太/2011年)、『わが母の記』(監督原田眞人/2012年)、『黒い報告書』(監督深作健太/2012年)、『桜トイレ』(監督赤羽健太郎/2012年)、『クジラのいた夏』(監督吉田康弘/2014年)など。
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嶋崎靖 Yasushi SHIMAZAKI
1955年、東京生まれ。5歳、劇団木馬座にて初舞台。以降、劇と離れられず、社会の濁流にものまれ河原者の道に。80年、「町の中に演劇を!」を標榜し風貌劇場立上げ、『ロストボール』など主演作多数。91年、U-Stage主宰。山村公演など社会性にこだわった活動を続ける、『夜空のトランペット』『さよならアリス』等。98文化庁派遣演出家として英国へ渡る、創作劇『The Country far beyond the Moon』がJapan Festival Awards受賞。2001年、英国を4ヵ月間公演、外務省在外公館長賞受賞。以後、海外100都市以上で公演。NHK連続ドラマ『ハチロウ』三条役で高い評価を受ける。街と劇の関係が高じて、チンドン「菊乃家」の看板を引き継ぐ。海外での活動により、松井秀喜選手以前に在外公館長賞を受賞、US News紙上では松坂大輔選手より大きく掲載される等。
DIRECTOR'S COMPANYで監督たちが作りたいものを作った頃のように、中野武蔵野ホールでインディーズ作家が次々デビューしていった頃のように、PFFが新鮮な驚きに満ちていた、とにかくみんなで映画を「やる」。観る、見る、褒める、ケチをつける、友達に見ろと言う、批判する、映画論を戦わせる、何度も観る、監督と知り合う、スタッフと飲む、出演者と喋る、モギリを手伝う、予告編を楽しみにする、観た映画を自慢する、他の映画監督と知り合う、映画好きの友達がいっぱいできる、お気に入りの映画がロングランで嬉し涙を流す、監督たちが囲む、そんな中で映画が出来ていった。『台風クラブ』『TATTOO<刺青>あり』『追悼のざわめき』『鉄男』『自転車吐息』『狂い咲きサンダーロード』『雷魚』『秘密の花園』『裸足のピクニック』『女虐 悪魔の悦び』『愛の街角2丁目3番地』その他湯水のように面白い映画ができてきた。
映画とは、ハリウッド映画でも、ヨーロッパ映画でも、中国、韓国などのアジア映画、ラテンアメリカ映画、もちろん日本映画も、そういうものであるはずだ。
今回の『貌斬りKAOKIRI』は、観客が映画を作る人間を育てるのが楽しくて仕方ないという状況をもう一度味わいたい、そして味わってもらえたらという思いから生まれました。
『スタニスラフスキー探偵団』は、才能のある監督が、お客さんをも巻込んだ複雑な構造をもつオリジナル脚本で、テレビ出演が多くない俳優たちを起用して映画をつくるという、現状のメジャー映画では考えられない、まったく新しい映画プロジェクトへの挑戦です。こうした映画は売上予測が難しく、充分な出資を多方面から募るのは困難です。
「作家主義と「先物買い」という、きわめて冒険的なプロジェクトではありますが、多くの映画ファンに私たちの映画を見ていただき、新しい映画作りのムーブメントを産みだすきっかけとなりたいと考えます。そのために、ご賛同いただける方々の応援が必要と考え、宣伝費・配給経費のご協力をいただきたく、クラウドファンディングに取り組みました。
目標金額 150万円内訳
配給プリント費(DCPコピー代、劇場上映経費等)
宣材物制作費(ポスター、チラシ、予告編、ホームページ等)
イベント費(試写室代、舞台挨拶費用、映画祭費用等)
その他
等々
舞台本番、映画撮影および仕上を経て映画が完成いたしますが、全国での上映予定は映画完成までは決まりません。大手シネコンチェーンで上映するタイプの映画ではないかもしれませんが、できるだけ多くの方に観ていただきたいと思っております。東京だけでなく地方の劇場でも上映できるように活動してまいります。こうした製作・配給の状況は、ご支援いただいた方には、いち早くご報告してまいります。
映画監督が冒険心にあふれた映画を撮り、評価されるべき俳優たちが活躍できる そんな環境を作るためにも、『貌斬りKAOKIRI』プロジェクトを是非とも成功させたいと思っています。ご協力の程、どうかよろしくお願い致します!
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映画『貌斬り KAOKIRI ~戯曲「スタニスラフスキー探偵団」より』は、独立映画鍋メンバーのプロジェクトです。独立映画鍋は多様な映画を支え育む為に活動しているNPOです
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3000 円
5000 円
10000 円
15000 円
30000 円
50000 円
60000 円
100000 円
300000 円
500000 円