【過去の作品をご紹介③】『ヘビワヘビワ』
vol. 16 2017-06-17 0
【過去の作品をご紹介】
こんにちは。監督の小暮哲也です。
今日は土曜日ですので、ゆっくり見ていただけたら嬉しい作品をご紹介します。
まだご覧でない方はないぜひ!!
『ヘビワヘビワ~南相馬市小高区大悲山の大蛇伝より』
福島第一原発事故で被災した南相馬市の家族を山形の東北芸工大に招待し、アーティストと共に作品を創作する「キッズアートキャンプ山形」(2011〜)
この動画は2015年のキャンプにて、川村亘平斎が南相馬の家族、芸工大の学生と一緒に影絵芝居作品を作った記録です。
大人達の真剣な芝居、子供達の影絵表現の急成長、それに応えて川村亘平斎の指揮も大きくなっていく。学生達のサポート体制もバッチリで、「世代を超えて1つのものを作り上げる」一体感に感動した作品でした。
またこの「ヘビワヘビワ」から始まる川村亘平斎の東北影絵プロジェクトは、下のサイトで見れます。動画や写真、川村亘平斎のイラストもあり見ごたえある内容なので併せてぜひご覧ください。
(『ヘビワヘビワ』についてサイトより引用)
2015年の2泊3日のキャンプから生まれた「ヘビワヘビワ」は、原発事故により居住制限が続く南相馬市小高地区に、千年前から伝わる民話「大悲山の大蛇」を、川村亘平斎と南相馬市の家族10組が現代版として新しい解釈を加えた影絵芝居。南相馬市民自らが制作した影絵人形や演舞により、故郷の誇りでもあった物語を、次代を担う子どもたちに語り継いでいくプロジェクトとなった。また、被災した同地区への鎮魂の意味を込め、2015年に山形市と福島市の福島稲荷神社境内で、2016年には「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2016」で奉納公演がおこなわれた。