【KAMADOのこと vol.23】応援メッセージ(No.8)
vol. 23 2019-06-18 0
「カッキー」いつも笑顔でワクワクしている彼女のことを、みんな親しみを込めてそう呼んでいる。僕もその一人だ。
そんな彼女と出会ったのは7年前、ゆるりとふわりと、なーんとなく、思いつきで企画したシェアイベントの「CROSS SHARE」の運営委員会としてだった。
「僕たちは何をシェアしているのか?」という、コピーライターの志賀章人氏が掲げた命題のもと、10棟のシェアハウスから10名の猛者が各棟代表として集まった。
このイベントは図らずも大規模なプロジェクトとなり、汗や涙など、流せるものは全部流したような気がする。そんなプロジェクトを通して、今でも戦友としてクレジットさせて頂いている猛者の一人が、カッキーこと柿内奈緒美氏である。
彼女と会ってからの7年。
その卓越したバイタリティをオンライン、オフライン問わず眺めて来て思うことがある。
環境、知識量、生命力、行動力、編集力などなど、挙げたらきりがないが、一つたりとも変化していない瞬間はなかった。
いや、変化というよりも、成長や進化といった方が正しいだろう。
しかし、その背景には、常人には考えられないほどの継続力と、全くブレることのない信念がある。
そして、それはどんな小さな針の穴でも掘っていくような行動力となって、普通の人には想像もできないような世界に辿り着いていく。
どのような環境下においても、その一貫したバイタリティーに溢れたスタンス自体が変わったことは一度もないのではないか。
そんな彼女が、満を持して取り組む新プロジェクト「KAMADO」。
戦友の切り拓く新境地を見逃すわけにはいかないし、応援せずにはいられない。
巧みに設計されたこの企画自体も素晴らしく、コンテンツとして、展示会期のガントチャートや、有識人へのインタビュー記事、オンラインとオフラインを繋ぐコミュニティー「かまめし会」など、僕のようなアートフリークにとって魅力的かつ有意義なコンテンツがこれでもかと言わんばかりに揃っている。
多角的な視点や機能と、全体を包括するニュートラルなスタンスはまるで彼女自身を表しているようだ。戦友として、一アートフリークとして心から「KAMADO」の産声が上がる日を「楽しみ」にしている。
ウヴカタ ヒロアキ
東京都在住・KASIKA : CCO/スタヂオ・ユニ : アートディレクター 空と星と海と夜が好き。