東京・下北沢の線路跡地に生まれた新しい“街”の入り口に、
文化の共有地となるミニシアター『K2』が誕生します。

『K2』が下北沢に誕生して、2周年を迎えました！
まだまだこれからではありますが、まずはこの地でこのミニシアターが3年目に進むことができたこと、本当に有り難く思っております。

つい先日開館したばかりの気分なのですが、時がすぎるのは本当にあっという間。
文化の共有地となるミニシアターを下北沢にという思いで開館に向けて動き始めたのが2019年。
そして2021年にスタートしたこのクラウドファンディングで、487人ものたくさんの方にご参加・応援いただき、そのお力でなんとか無事に開館することができました。このクラウドファンディングで頂いた応援が開館に本当に欠かす事ができないものであったことは前提として、開館してからも色々な困難と向き合う中で、この応援を頂いたことが財政的にも精神的にも本当に大きなものであり、映画館が続いていくことに本当に大きなパワーを頂いたことを日々感じております。
本当にありがとうございました。

2周年を記念してこんなイベントを実施しました！

『K2』のSNSでもご覧頂いていたかたも多くいらっしゃるかと存じますが、今年の1月20日に2周年を迎える中で、ぜひその日にご来場いただくお客様ともその日をお祝いすることができればと 【くじびき】企画を実施！『K2』オリジナルグッズや、『K2』のご近所さんである、横浜十日市場の老舗酒屋が設立したブルワリ―「TDM 1874 BREWERY」さんや、「KITADE TACOS 下北沢店」さんのクーポン券など景品をたくさんご用意し、当日ご来場された方にくじ引きをして頂いてあたった景品をプレゼントさせて頂きました。

併せて、今回のこの節目を、K2を愛してくださっている皆様とお祝いすることができればと思い 【2周年記念オールナイト上映】も行いました！SNSで皆様から「もう一度K2で見たい映画」を「#K2での思い出」のハッシュタグとともに投稿するかたちでリクエストしていただき、その中から上映作品を選定させていただきました。「#K2での思い出」を見ていくと、本当にたくさんの方から『K2』での温かい思い出やお言葉を頂きスタッフ一同感激でした。映画館として日々取り組まなくてはいけないこと、整えないといけないことなどもたくさんある中で、皆様に素晴らしい作品を安定してお届けできる環境づくりに日々取り組んでおりますが、その中でもゆっくりとではありますが、このように観客の方々を含めて関わっていただく方々を巻き込んで生み出す映画体験をひとつひとつ作っていくことで「文化の共有地」として育っていくのだと感じております。今後ともこのような取り組みを積み上げていきたいと思っておりますので、これからもぜひご参加・応援をいただければ幸いです。

K2の会員コミュニティ〈PARTY〉を本格始動します！

“ 映画体験をより深く、記憶に残るものへ ”

『K2』を愛してくださる皆様を巻き込んで生み出す映画体験をひとつひとつ重ねていくことで「文化の共有地」をつくっていく。前述のその取り組みの大きな一歩として、月額型の会員コミュニティ「PARTY」を、本日3月1日から本格始動いたします。メンバーだけのスペシャルなサービスや企画をご用意しております！開館から2年経ち、これから更にこの輪を開いていきたい。そしてその輪を継続的にしていきたい。そのために今回このBASICで”コモンズ”の基盤を皆様と作っていきたいと思っています。

『K2』の会員コミュニティ「PARTY」のメンバー募集では、

1. １人でも多くの方に「PARTY」にご参加いただくことで、コロナ禍で生まれた新しいミニシアターの運営基盤を支えていただく
2. 安定した運営のもとで「”コモンズ”としての映画館」をゆるやかに実現する

の2点を目的にしています。
詳細は下記リンクから。ぜひご一読いただけますと幸いです。

basic.motion-gallery.net/community/k2

この「PARTY」は、先月の2月1日に試験運用的に30名限定で開始してみたのですが、広く告知をする間もなくあっという間に満員となり、その反響に驚いております。その反響も受け、今回から段階的に定員を増やしていくかたちで、ゆっくりゆっくりとコミュニティを育てて行きたいと考えております。今回は70名限定での募集となります。まずは全体で100名のコミュニティとなり、新しい映画館のかたちを描いて行ければと思っております。

みなさまの〈PARTY〉ご参加お待ちしております！

今後の『K2』での上映作品をご紹介！

『K2』では、日々たくさんの作品を上映させて頂いております。
過去の名作から、ムーブオーバー、そして『K2』での封切りとなる作品。
今回は、栄えある封切りの舞台に『K2』を選んで頂き、近日ロードショーが始まる作品をご紹介します。

＜本日から封切り！映画『あとがき』＞

映画『あとがき』は、新鋭・玉木慧監督が堂々の長編デビュー。実話を基づいた青春の物語です。映画『あとがき』は、下北沢を舞台に人生を駆け抜けた二人の若者の軌跡を描いている作品です。作品における青春の舞台となっている下北沢は再開発前の下北沢。映像としても物語としても、下北沢の過去と現在に思いを馳せるものとなっています。下北沢の再開発の中で誕生した『K2』で本作を見ることは、鑑賞後に歩く下北沢の町並みも含めて非常に重層的な映画体験となるのではと感じています。映画『あとがき』は、下北沢『K2』をメイン館として本日封切りされます。都内では『K2』のみでのスタートとなっております。ぜひ『K2』の立ち上げにご参加頂いた皆様にもご覧いただければ嬉しいです。何卒宜しくお願いします。

・作品ページ
https://k2-cinema.com/event/title/374

・製作背景や想い
https://motion-gallery.net/projects/atogaki

＜2週間全回満席の快挙！3月15日から『NN4444』を本格ロードショー ＞

本作『NN4444』は、2023年12月から深夜0時に現れる映画自販機「NOTHING NEW」にて先行してオンライン公開されていた作品です。ロッテルダム国際映画祭やクレルモン=フェラン国際短編映画祭コンペティション部門に選出された作品を含む4つのホラーショートフィルムとなっています。

新しく生まれた映画レーベルNOTHING NEWの新しい取り組みとして始まったこの企画は、WEBとの連動というような新しいコンセプトも踏まえて、当初は2月16日（金）からの2週間限定での劇場公開として上映を開始致しました。しかし、いざ劇場公開が始まると、ホラーファンを中心にSNSで話題となり、異例の14日間連続完売。そして全国から追加・拡大上映の声が多数届く状況を踏まえ、3月15日から改めて『K2』でロードショーというかたちで上映を行うこととなりました。

2年間の『K2』の歴史の中で、14日連続での満席札止めは記憶にありません。しかも発売開始とほぼ同時に売り切れる熱量に驚いています。その上で、実際に鑑賞されている方々が、いわゆるインディペンデント映画のメイン観客層でもなく、また映画関係者やご友人で埋まっているわけでもなく、制作陣からも「知らない方がほとんど」との声が伝わっています。鑑賞された方の口コミで拡がり、且つ、普段ミニシアターに来ていない方々にまで届きつつあるのが現状なのかもしれません。観客層も老若男女幅広いことも1つの特徴であり、「新しい観客層に、新しい映画と届ける」ような映画館のもつ作品との出会いを生み出すという目的が果たされつつあるようにも感じています。現時点であまり大きなことは言えないですが、もしかしたら本作は”近年を代表する大きな事件”となるほどの今までにない盛り上がりが生まれる可能性を感じています。

ぜひ劇場で目撃していただけますと幸いです。
ちなみに、映画レーベルNOTHING NEWは『 TAN PEN TON』というVHSバーを下北沢BONUS TRACKで運営している、いわばお隣さんです！

・作品ページ
https://k2-cinema.com/event/title/390

・ニュース
https://www.cinemacafe.net/article/2024/02/28/9025...

＜濱口竜介監督 最新作『悪は存在しない 』4月26日(金)公開 ＞

『K2』のこけら落としを飾った濱口竜介監督が、新しい作品で帰ってきます！

濱口竜介監督 最新作『悪は存在しない 』を4月26日(金)から、シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』、「Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下」ほか全国順次公開となります。

ヴェネチア国際映画祭・銀獅子賞受賞。 『ドライブマイカー』から3年。 監督 濱口竜介×音楽 石橋英子 タッグが再び実現しました。穏やかな世界から息を呑むクライマックスまでの没入感。途方ない余韻に包まれ、誰もが無関係でいられなくなる魔法のような傑作が誕生しました。
ぜひ『K2』でいち早く作品をお楽しみください。

・作品ページ
https://k2-cinema.com/event/title/386

・SNS
https://x.com/Incline_LLP?s=20

皆様の応援で無事2周年を迎えられたシモキタ-エキマエ-シネマ『K2』。
3年目の今年も引き続き皆様の期待に応えられるようにメンバー一同頑張って参ります。
劇場でお待ちしております！