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青梅の有機農家復興をクラウドファンディングで実現!
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法政大学社会学部社会政策科学科卒業。(株)ワタミファームに5年間勤務。千葉、北海道の農場で畑、酪農、養鶏、乳製品加工センターを経験。2010年に地元青梅市で初の新規就農。有機JAS認証を取得し、2016年に㈱東京有機農家を設立。2017年に東京都から農業後継者顕彰を受賞。東京都青梅市で、循環型社会を目指し有機農業をしている。
生ごみ堆肥を用いて循環型社会を目指している東京の有機農家です。先日の台風24号で農業経営に関わるほどの甚大な被害を受けました。このピンチを逆手に、有機野菜の美味しさと循環型社会に関心をもってもらいたいです。
東京の青梅市で、有機農家として新規就農して8年目の柳川貴嗣と申します。
学生時代に環境問題の勉強をしていて、そこから農業に興味を持ち、有機農業の世界に足を踏み入れました。農業法人に5年ほど勤め、そこで有機農業の原理原則を学び、2010年に地元である青梅市で初めての新規就農者として独立しました。
主な生産品目はニンジン、タマネギ、ジャガイモで、今年の12月からハクサイ、キャベツ、ブロッコリーにも挑戦します。
有機農家として大切にしていることは、農業が未来永劫続いていく産業になることです。それは地域社会で資源が循環するということなんだとぼくは思っています。具体的には江戸時代、明治の初期? いや戦後までのこの国では地域で出たごみや、ぼくらの糞尿が肥料の原料でした。こうした有機物を上手に発酵させた堆肥で野菜を作ることで、本来のおいしさを発揮できるのです。
また、この循環はごみの焼却にかかるエネルギーや下水処理に使う水を始めとする資源の節約にもつながり、窒素、リン酸、カリウムなどの化学肥料の原料となる、鉱石の採掘や生成に使用される大量の化石燃料の節約につながり、地球全体としても省資源なシステムを作ることでもあります。
ただ、1つ問題があるとすると、本来なら野菜を食べた人間の糞尿を肥料にして野菜を作ることになりますが、人は薬を飲んだり、多くの添加物を含んだ食品を摂取します。その糞尿で野菜を作るには添加物の濃縮というリスクを伴います。
ではどうしたらよいか。あらゆる条件の最大公約数は生ゴミにあるのではと思いました。人は生活する上で必ず生ゴミを排出します。この生ごみを各個人が分別のルールに従いキチンと分別することで、生ゴミ→堆肥→野菜というサイクルができあがります。ここに存在するのは、単純な「モノ(生ゴミ、堆肥、野菜)の流れ」だけではありません。次にその「モノ」を受け取る人のための「心遣い」が生まれていくのではないかと思うのです。
「堆肥に他のゴミが混じらないようにちゃんと分別してあげよう」
「農家さんが使いやすいように品質に差がないような堆肥にしよう」
そして、ぼくは「おいしくて安全な野菜をつくろう」
ぼくは、そういった「次の相手を思いやる気持ち」が循環型社会を動かす源になると考えます。
2018年9月。台風24号が日本に上陸し、各地で大きな被害をもたらしました。もちろん、私の住む青梅市もその被害を受けました。ぼくの畑には、ハクサイ5000株、キャベツ10000株、ブロッコリー8000株が植えてあり、タマネギの苗が150000株苗として準備してあり、タマネギの苗のそばには小さなビニールハウスもありました。可能な限りの対策をしてその日を迎えましたのですが。。。
夜半になり風が強く吹き始めました。雨での台風の影響はある青梅市で、これだけ風の影響を受けた台風は珍しかったのではないでしょうか。家も揺れるほどの突風が吹きます。「畑はどうなっているだろうか」見に行きたい気持ちもありますが、農家の大先輩方から教わっていたのは「絶対に見には行ってはいけない」でした。命にかかわるからです。「無事でありますように。。。」と祈りつつ朝をひたすら待ちました。ようやく朝をむかえ、明るくなって風も落ち着いてから、おそるおそる畑に行きました。道中では至る所にその爪痕を確認できました。「大丈夫だろう。大丈夫であって欲しい。」そう願いながら畑に付いた私の目に映った映像です。
葉や茎が折れて倒れている野菜たち、倒壊したビニールハウス、はがれているビニールマルチ。そして、あちこちに吹き飛ばされて散乱しているタマネギの苗たち。被害は以下のような結果でした。
ハクサイは9割以上、キャベツは4割、ブロッコリーは2割、タマネギは30000株、ハウス倒壊。
被害額はじつに年間売り上げの3割近くまでになりました。。。年間売り上げの3割減。つまりそれはその年の利益が出ないことを意味します。何よりも厳しいのが、農業の場合のこういった被害の補填がなかなかないこと。さらに、他の産業でしたら年に何度か挽回のチャンスがあるかも知れませんが、農業の場合、種をまいて野菜にするには時期が決まっているので、挽回のチャンスはまた来年になってしまうのです。
例えばタマネギは9月の初旬から中旬までの間に種をまかなければ、タマネギという商品としての大きさにならないのです。つまり、何手立てもなく収入も3割減の状態で来年の同じ時期まで過ごさなければならないのです。この先どうしよう…。頭が真っ白になりました。
「うちは契約農家のような形だから、取引先に多大な迷惑をかけてしまう。」
「どれくらいの損害になったのだろうか」
「キャッシュフローは回るだろうか。」
「目に見えていない被害がまだこれから出てくるのではないか」
様々なことが頭を駆け巡ります。先にも書いたように、もうこの時点でやり直しはきかないのです。現状を把握し、とにかく何か手を打てないか考えました。修復作業をしながら、日々やらなければならない業務もこなしながら。
それでも「これから先どうしよう」という不安だけはぬぐい切れず、何をしていてもずっと頭の中から離れませんでした。
しかし、それと同時に「これから先自分が営農していく中で、必ず何度もピンチはやってくる。でも、それを乗り越えられる手立ては必ずある。一瞬のこの局面だけで判断すればしんどいことだけど、大局で見ればきっと小さな変化の一つでしかないはずだ」と思いました。
このピンチをチャンスに変えられないだろうか。
自分の作った野菜を食べてもらうこと、そして自分の目指す生ゴミ堆肥の循環型社会を知ってもらうことに繋げることはできないか。
今までは、経営を安定させるために契約農家(大手メーカーなどへの卸中心)としてやってきました。しかし、その一方で地域循環も目指してはいたが、地元で自分の野菜を知ってもらうことも含め、なかなかその仕組みを確立できずにいました。今回の被害状況と自分の活動を知ってもらうこと、自分の野菜をたくさんの人に食べてもらうこと、ではその最大公約数は?「そうだ、クラウドファンドをやってみよう!」
そう思い立ち、今、ここにぼくは立っています。
こんなことを考えてクラウドファンドに挑戦しようと思っています。
みなさんに、このクラウドファンドを通してお金をぼくに支援していただきたい!そう思っています。
ぼくは集まったお金を使って種を買い、そして生ごみでたい肥を作り、来年(また災害が起きなければですが。。。)出来上がった野菜を出資していただいたリターンとしてみなさんのお手元にお届けします。
有機で作った野菜の地味。甘さ。味の濃さ。
それを直接みなさんのお手元にお届けして、そのおいしさを味わってほしい。
そして、その野菜を作ることで化学肥料の原料になる窒素や、ごみを焼却するための化石燃料を、そして地方自治体の予算の節約につながることを知ってほしい。
そして、そんな社会を作っていくための小さなぼくの試みを続けさせて欲しい。
台風24号という災害で折れるのではなく、本当の意味で農業が持続的であるために、力を貸して欲しい!
そう願ってこのプロジェクトに挑戦します。
現在、生ゴミ堆肥については、地元の飲食店さんや事業者さんからでる生ゴミ(おから、麦芽粕、おがくず)などを用いて自家製で作っており、有機JASの認証を取得した畑で使用し、野菜を作っています。
その一方で、ちゃんちき堂の久保田哲さんと中心になって「地域通貨de生ごみ堆肥」というプロジェクトをやっています。これは、地域で出た生ごみを堆肥化し、野菜を作り、また地域の人に食べてもらうこと、その際に生ごみを買い取るお金、作られた堆肥を買うお金、できた野菜を買うお金、これら全てのお金を地域通貨でやろうというプロジェクトです。ここで使われる
地域通貨は、募金箱で集められたボタンたちです。
この方式だと、一般家庭の生ごみを用いるため、有機JAS認証の畑ではできないのですが、今年から地元の消費者の方々に生ごみを持ち寄ってもらい、野菜を作るというワークショップを開催することで、地元の消費者の方と生産者のぼくが直接交流できるとてもよい機会になります。初ワークショップ開催の今年は、生ごみ堆肥の作成をし、ジャガイモを作り、みんなで収獲をしました。一連の流れを体験してもらい、「生ごみから、こんなに美味しいジャガイモができるなんて!」と大好評でした。
今回のプロジェクトを通じて、このキッカケを広げる可能性にしたい!
そう、思っているのです。
〇資金利用方法は下記になります。
集まった資金はその範囲内で、台風24号で被害を受けた自分の農業を行なうための補填にさせていただきます。
・野菜の種の購入(30万円)
・壊れたハウスの補修(10万円)
・運営資金(60万円)
そして、設定希望額(100万円)を超えた場合、下記の使い道をさせていただきます。
Step1.総額100万超えたら、さらに循環型社会を進めるために、生ごみたい肥機械を1台導入します。
Step2.総額150万こえたら、もう一台追加します。
◆サンクスレター
【心を込めてお手紙を書かせていただきます。】
◆生ごみたい肥で作った野菜引換権(送料込み)
【生ごみ堆肥でつくられた、安心・安全でとてもおいしい有機野菜をお届けします。】
夏野菜・・・ジャガイモ5㎏、タマネギ5㎏併せて10㎏の詰め合わせ
秋冬野菜・・・ブロッコリー、ホウレンソウ、キャベツ、ニンジンなどの詰め合わせ等
*5000円のコースは、夏野菜か秋冬野菜のどちらかになります。
*10000円のコースは、夏野菜と秋冬野菜の両方になります。
*30000円のコースは夏野菜と秋冬野菜の両方合わせたものを1セットとし、3セット分お送りいたします。1セットでは足りないという方や、贈答用におススメです。
*50000円のコースは夏野菜と秋冬野菜の両方合わせたものを1セットとし、5セット分お送りします。大量に必要な方、贈答用におススメです。
*今年同様の災害にあい、生育に支障をきたした場合、翌年に繰り越される可能性があります。
◆生ごみ堆肥ワークショップ参加
【参加者で持ち寄った生ゴミを堆肥にして、美味しい野菜を作ります。】
堆肥作りから野菜の生育・管理までを実践しながら丁寧にご説明します。収穫した野菜は参 加者の皆さんに持ち帰ってもらいます。
資金利用計画の部分でも触れさせていただきましたが、今回のプロジェクトは、集まったお金の範囲内で自分の農業を行なうための補填にすることが最大の目的です。そのため、達成しなくても農業は続けていきますし、そのための資金繰りの対策も引き続き行います。
返礼品につきまして、来年も酷暑、台風災害などにより出来高に大きく関わることがあります。その際はさらに翌年に繰り越しになる可能性があります。
農業は国家の基礎となる産業であるにもかかわらず、天候に非常に左右される産業でもあります。また、高齢化による後継者問題や、それに伴った農地の遊休化の問題など抱えているにもかかわらず、新規ではじめるには資金面、経験値、売り先等のハードルがとても高いのが現状です。今回、みなさんのお力添えを頂ながら、地域としての農業の在り方や、農業経営そのものの在り方に今までにはない側面を作らせていただけたらと考えています。
2000 円
5000 円
5000 円
10000 円
30000 円
50000 円