進捗について(2)
vol. 12 2021-02-18 0
本プロジェクトにお越しになった皆さま
こんにちは。
監督の葛西です。
本日は、現在の進捗についてのお話をします。
撮影2週間前となりまして現状の進捗は50%くらいです。
進捗が遅れているように感じられますが、この50%というのはあまり現状を語りきれていない数字です。
と言いますのも、人や場所、作品の内容など様々な因子が絡みながら撮影の準備は進められます。
ましてや、今はコロナ禍である為、日々状況が変わります。
先週まで、70%ほど進んでいましたが、状況の変化に対応した結果50%という数字になりました。
しかし、課題を1つクリアすると簡単に10%くらい上がります。
そんな感じで、スケジュールと予算、撮影場所と睨めっこしている今日この頃の私です。
ちなみにこれは、今回だけではなく、商業作品でも自主作品でもこういう時期はよくあります。
なので意外と楽観視しております。
100%の準備で撮影に望めた事など1度もないから(笑)
*気持ち的には120%準備する気持ちでやってます!
もう少し具体的には、
キャスト・・・100%
撮影場所・・・50%
美術・・・30%
衣裳・・・50%
ヘアメイク・・・30%
これも1つクリアすれば大幅にアップします!
そして、私のように、目の前の数字に一喜一憂している人にオススメの映画があります。
「シンドラーのリスト」です。
ホロコーストを題材とした1993年の映画で、監督はスティーブン・スピルバーグです。
米国アカデミー賞作品賞他多数を受賞した作品です。
その中でシンドラーがある人物に伝えた台詞があります。
Power is when we have every justification to kill, and we don't.
力とは、殺しを正当化できる時でも殺さないことだ
(中略)
That's power, Amon. That is power.
それが力だ。力というものだ
この言葉を受けた人物は、翌日「許す」を実践してみました。
始めは上手くいってはいたのですが
残念ながら、数分後には「許す」をできなくなってしまいました。
3時間15分あるので、なかなか見る踏ん切りがつかないかもしれませんが
もし機会がありましたら見て頂ければと思います。
今日は以上です。