徳本正平役兼関西弁指導の仲野毅さんより応援コメントが届きました!
vol. 7 2024-10-12 0
仲野毅(役名:徳本正平/関西弁指導)より
1967年生まれ。兵庫県出身。松竹撮影所俳優部所属。93年頃より、京都の松竹撮影所を中心に、いわゆる大部屋俳優としての活動を始める。以降、数多くのテレビ、映画作品に出演。特に時代劇においては、殺陣シーンでの斬られ役などとしても多数出演。主な出演作は『必殺仕事人2009』(朝日放送)、『雲霧仁左衛門』(NHK)、『剣客商売』(フジテレビ)、『天外者』、『せかいのおきく』など。
柳監督の実直な人柄と、自分の映画・自分の作品を作りたいという熱い思いに共感し、「微力ながら出来ることならなんでもやらせてもらおう」というような気持ちで参加させていただきました。「徳本」という役での出演に加えて「関西弁指導」という役回りもあったため、近藤さん、村田さんの出演シーンはほぼ全て現場に立ち会いました。自分にとっては、お二人のお芝居を間近で見て、聞けたことが何よりの思い出となり、財産となりましたね。ふと思うのは、近藤さん演じる星、村田さん演じる大林、東さん演じる沙耶、彼らはみんな、どこか不器用で、愚直で、でも優しくて、いつも誰かの事を思っている。なにやら、すべて柳監督の分身のようです。
そんな作品が海外で評価を高めていることには、製作の裏側を知る一人として納得できます。監督をはじめとするスタッフの方々も、出演者の方々も、決して豊かではない予算やスケジュールの中、常にまじめに丁寧に作品と向き合っていました。それが作品全体に漂う「優しさ」のようなものとなって現れている気がします。
まずは京都を皮切りに、この作品が一人でも多くの皆さまの目に触れられることを切に願います。何より、物語の中心的な舞台となる「そのうちcafé」は、京都市内に実在しています。映画を見た後、その足で「そのうちcafé」へ行き、コーヒーを飲むことだって出来るかもしれません。これは京都公演でしか得られない特権でしょう。
もし、映画『事実無根』に興味を抱いていただけたなら、ぜひ「近くの映画館で見てみたい!」という声をSNS等で発信してください。皆さまの「見てみたい」という声と、製作陣の「届けたい」という思いが重なったとき、それは現実のものとなるかもしれません。