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近藤芳正主演で人生のやり直しを描いた映画「事実無根」の公開応援をクラウドファンディングで実現!
2023年製作の映画『事実無根』が、国際映画祭での確かな手応えと共に、来春、京都に帰ってきます。この公演を成功に導くとともに、その後の全国展開につなげるための「伴走型のご支援」をお願いいたします!
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日本が誇る名バイプレイヤーの近藤芳正を主演に迎え、京都下町の日常を背景に、人生のやり直しを温かに描いた映画『事実無根』。京都の映画人・柳裕章の初監督作品ながら、欧米やアジアなど世界各地の国際映画祭で多くの賞を受賞しています。この作品を日本全国に届けるため、本クラウドファンディングを皮切りに、これからもさまざまなプロジェクトを展開していきます。
2023年製作の映画『事実無根』が、国際映画祭での確かな手応えと共に、来春、京都に帰ってきます。この公演を成功に導くとともに、その後の全国展開につなげるための「伴走型のご支援」をお願いいたします!
「『事実無根』~嘘に振り回された家族の絆の物語~」は、2023年に京都を舞台に製作された映画です。主演の近藤芳正さんをはじめとする豪華出演陣に加え、初監督を務めた柳裕章以下製作スタッフの多くも京都および関西にゆかりのある人を揃えたほか、物語の舞台となる「そのうちカフェ」は、京都・下京区に実在する店舗を店名含めそのまま活用。「京都の飾らない日常や関西弁特有のやわらかな魅力を映し出すことにチャレンジしたかった」という柳監督の言葉通り、京都と関西の魅力が存分に詰まった作品となっています。
同年12月には大阪で先行上映会が実施され、9日間という短期間の単館上映ながら複数のメディアにも取り上げられるなど、小さくない反響を呼びました。その手応えを受け、本年には多数の国際映画祭に出品しており、現在までに7つの映画祭で9つの賞を受賞中※。このほか、7つの映画祭でオフィシャルセレクションにも選出されています。※10月10日現在、8つの映画祭で10の賞となっています㊗️
※先行上映会に関する各メディアの記事はコチラをクリック→日刊スポーツ、スポーツニッポン、ONE WEB
先行上映会での舞台挨拶の様子。左から、柳裕章監督、主演の近藤芳正さん、助演の村田雄浩さん、ヒロインの東茉凜さん
9月27日時点での受賞状況は、イタリアのオーピ・ソウルプレイス映画祭で「2024年最優秀長編映画賞」、同じくイタリアの2024年ローマ・インディーズ映画祭で「最優秀作品賞」、フランスのアヴィニョン国際映画祭で「最優秀ドラマ映画賞」と「最優秀主演俳優賞」をそれぞれ受賞。また、米国のデトロイト・インディペンデント映画祭で「2024年夏最優秀長編映画賞」、同じく米国のハリウッドベストインディーズ映画祭で「特別奨励賞」、2024年8月期香港インディーズ映画祭で「最優秀作品賞」、インドのインディーズ・シネ・チューブ・アワードの「長編映画部門」と「デビュー映画監督部門」において「シネ・ヴィジョン賞」を受賞。このように映画『事実無根』は、ヨーロッパ、アメリカ、アジアと、国境や地域の壁を超えて、全世界で高い評価を受けています。※10月10日現在、これらにフィンランド・ヘルシンキで開催されたソラリス映画祭の長編部門「最優秀監督賞」が加わっています㊗️
10月2日現在で獲得している国際映画祭の賞とオフィシャルセレクションに選出された映画祭の一覧。2024年度アビニョン国際映画祭で最優秀長編ドラマ映画賞/最優秀長編映画俳優賞をダブル受賞、2024年度season12期インディーズ・シネ・チューブ・アワードにおける長編映画部門/デビュー監督部門でのシネビジョン賞ダブル受賞を含めると、現在、7つの国際映画祭で9つの賞を受賞。このほか7つの映画祭でオフィシャルセレクションに選出されている
肝心の内容は、作品タイトルから受けるシリアスな印象とは異なり、「人生のやり直しをあたたかに描いた群像劇」となっています。
あらすじ:子どもたちや常連客でにぎわう京都・下京区の喫茶店「そのうちcafe」で、「大林沙耶」と名乗る若い女性が働き始める。不器用ながらも一生懸命に働く沙耶の姿は、店主・星孝史や常連客の間で注目の的となっていった。そんな沙耶の姿を遠くから盗み見る男の存在に気づいた星。事情を聞くと、セクハラのでっち上げにより大学教授からホームレスにまで成り下がったこの男は、沙耶の元義理の父親だという。実は星も前妻との離婚後、DVのでっち上げによって娘に一度も会えていないという寂しさを抱えていた。そこで、沙耶とこの元義理の父親との再会の場を設けようと画策する星。しかしその結果、星にとって思いがけない事実が明るみになり、否が応にもそれぞれの過去や事実ともう一度向き合う必要性に迫られていく──。
喫茶店「そのうちカフェ」を舞台に、人生のやり直しを温かに描いた映画『事実無根』のワンシーン
今の時代にはむしろ稀少となったどストレートなハートフルヒューマンドラマを、名俳優たちによる上質な芝居と、製作陣こだわりの演出でお届けしています。サブタイトルに「嘘に振り回された家族の絆の物語」とあるように、作品のテーマとなっているのは、多かれ少なかれ誰にだって共通する「家族の問題」。本作品が切り口としたのは「嘘やでっち上げによる家族の綻び」ですが、例えば「親子間でお互いに見て見ぬふりをしてきた未解決の問題がある」「夫婦間のすれ違いが拡大してもはや修復の方法がわからない」など、家族の間で長年止まったままの時計の針に心当たりがある人なら、この作品が切り込んだその先のシーンが「リスタート」のきっかけになるはずです。
映画『事実無根』を彩ったキャスト陣
そんな本作品を時に軽快かつコミカルに、時に濃密かつシリアスにと演じ分けたのは、近藤芳正さん、村田雄浩さんという名バイプレイヤーをはじめとする豪華キャスト陣です。ヒロインを務めた東茉凜さんは、オーディションで選ばれた逸材。そのほか、半世紀ほどのキャリアを持つ大ベテランから子役の一人一人に至るまで、本作品を完成させる上では誰一人欠かすことができませんでした。
【キャスト】近藤 芳正さん(星 孝史役)/村田 雄浩(大林 明彦役)/東茉凜(大林 沙耶役)/西園寺 章雄(城田 圭一役)/和泉 敬子(城田 光子役)/仲野 毅(徳本 正平役)/西尾 塁(山里 俊役)/しまずい 香奈(水原 美緒役)/小堀 正博(佐伯 直也役)/武田 暁(中野 沙織役)/村上 真唯(盲目の少女役)/中谷 悠希(少年O役)/中川 裡斗(リク役)/白井 孝誠(コウキ役)/栗野 結惺(ユウト役)/池田 壮良(ソウタ役)/長三 伊乃(イノ役)/永尾 琉衣(ルイ役)
映画『事実無根』撮影現場の一コマ
また、そのキャスト陣の個性を上手く引き出し、作品に落とし込んでいったのは、日本アカデミー賞最優秀録音賞を2度受賞している松陰信彦さんをはじめ、各々の分野で確かなキャリアとスキルをもつ熟練の製作スタッフたちです。映画『事実無根』は、この出演者と製作スタッフのコラボによって、より上質な作品へと仕上がりました。キャスト陣と製作スタッフ一人一人のプロフィールをより詳しく知りたい方はコチラまで。
【スタッフ】監督:柳裕章/脚本:松下隆一/音楽:上野 祥/撮影:武村敏弘/照明:古川 昌輝/録音:松陰 信彦/美術:小出 憲
本作品は、文化庁の令和3年度「ARTS for the future! 2 (コロナ禍からの文化芸術活動再興支援事業)」に採択されたことを受けて製作されました。ただ、文化庁の支援は、あくまで映画を「つくる」ところまで。そして、そこまでに受けた支援の全てを何かしらの成果物に変える必要がありました。その後、字幕を付け、国際映画祭に出品するところまでは自己資金で賄いましたが、ここから先の展開に必要な全てのリソースが不足しています。
一方で、その第一歩をいつどこでスタートさせるかは、早々に決定しました。作品の撮影地であり、物語の舞台でもある京都。「公開スタートはぜひこの街から」という柳監督の強い思いが通じ、四条烏丸の「京都シネマ」で来春2月21日(金)から公開がスタートします。この公演を成功に導くためのあらゆる活動の原資の獲得と、その担い手や支援者の拡大。これが本プロジェクトを立ち上げた背景となります。
日本をはじめ欧米やアジアなど世界各国の良質な映画を上映している京都シネマ。映画『事実無根』の公開は2025年2月21日(金)からスタート
作品を映画館で上映するには、デジタルシネマパッケージ(DCP)への変換が必要です。その上で、本プロジェクトの目的は「上映」ではなく、さらにその先、全国に届けるための「成功」。そのためには、映画『事実無根』の裾野を広げるための広告宣伝や周知活動も不可欠です。そして何より、本作品を「大きなスクリーンで見たい」「自分の地元へ届けたい」と思う人の輪を広げ、今はまだ小さなうねりを少しずつ大きく確かなものへと成長させてくれる支援者=プロジェクトの担い手たちを、一人でも多く獲得することです。
柳監督は、多感な時期に映画に魅せられ、一度は一般大学へ進学しながらも、やはり映画への情熱を捨て切れずにその大学を中退。就職して自ら学費を稼いだ上で映画の専門学校に入り直し、一足遅れで今の道にたどり着くと、以来、多種多様な名監督たちの製作活動を長年支え続けてきました。その間に溜め込んできた自らの製作衝動をついに抑え切れなくなり、人生を賭けた大勝負に出たのが今回の初監督作品。「地方に住む名も何もない映画人でも、自分が納得する作品を追求して撮り切ることができれば、決して豊かとは言わないまでも人間らしい生活を送ることはできる」。柳監督は、自分の生き様を通してこのようなことを証明したいと考えています。
今回、本プロジェクトの目標金額は300万円(手数料別約270万円)に設定しました。大きく分けると、①DCP化に30万円、②Webサイトの改修を含む宣伝広告費に100万円、③関連グッズの制作に30万円、④これらの業務と全国の上映館探しなどにかかる人件費に70万円、⑤移動などその他経費に40万円といった内訳になります。
①DCP化は、確かな実績と技術を持つ信頼できる業者を選定して依頼します。複数の業者に事前に見積もりを依頼した結果、概ねこのような金額で依頼できる見込みとなっています。
②SNSをはじめ多様なメディアを使った広報PR活動を実践していく計画です。改めて本作品に関わっていただいた役者陣や製作陣を巻き込み、『事実無根』チームが再び一丸となってプロモーションに励みたいと思います。同時に全国の上映館を探す活動も進めていきます。単なる宣伝広告費だけではなく、広報PRに関わる全活動を実施するための資金になります。
③プロジェクトのリターンとしての活用はもちろん、皆様の「支援したい」という思いの受け皿となる関連グッズは欠かせないと考えています。その第1弾として、まずは本プロジェクトで集まった資金の一部で、京都や作品にちなんだグッズを制作したい考えです。
④広報PR活動やグッズ制作、今後の全国展開に向けた上映館探しなど、各業務の中心的な役割を担う人材を配置したい考えです。また、柳監督の独自の活動や、このクラウドファンディングを通じた各種プロモーション活動にも少なからず人件費は発生しています。これらの本プロジェクトを前に進めるために活動していただく人々にお支払いすべき対価を見込みました。
⑤②や④で触れた通り、京都公演の次やさらにその先を見据えた活動も同時に展開していきます。そのための柳監督を含むスタッフの移動費と、本プロジェクトにおけるリターンの発送費なども見込んだ金額となっています。
映画『事実無根』のリターンの中心は、京都シネマでの公演を含む今後の公演で使用できる全国共通特別鑑賞券です。そのほか、サイトやエンドロールへの名前掲載、オンライン視聴、サイン入りグッズ、劇中使用絵画作品、そしてオフィシャルスポンサー枠などを用意しました。各リターンの詳細は下記のとおりです。
a.映画『事実無根』全国共通特別鑑賞券
京都シネマでの公演を含め、今後行われる全ての公演の共通鑑賞券をお届けします。※お届けは2月初旬を予定。ご予約及びチケットのご使用方法に関しては、決まり次第、追って本プロジェクトサイト内でご説明差し上げます。また、チケットの郵送時にも使い方を同封いたします。
※写真はイメージです
b.監督メッセージ
柳監督から支援者お一人お一人に対する御礼のメッセージをお届けします(2月初旬を予定)。
c.サイトへの氏名掲載
オフィシャルサイトに特設コーナーを作り、映画『事実無根』のサポーターとしてお名前(大/小)を掲載します。
※写真はイメージです。例えばこのような枠を作ってサポーターの方々のお名前をご紹介します
d.関連グッズ
映画『事実無根』の物語の舞台は京都下京区に実在するカフェ。その店でも使用される「オリジナルコースター」と、映画のセリフや撮影のオフショットなどを交えた「オリジナルカレンダー」を制作予定です。
※写真はこれから制作予定のカレンダーのイメージです
e.オンライン試写会(視聴期間1ヶ月)
本来であれば劇場の大スクリーンで見てほしいのですが、京都公演には来られないが、近隣での公演まで待てないという方などに向け、オンライン試写会を実施します。京都公演スタートと同じ2月21日から1ヶ月間を予定。本編をオンライン試写できる限定リンクを共有します。
f.エンドロールへの氏名掲載
映画『事実無根』のサポーターとして、エンドロールにお名前(大/小)を掲載します。
※エンドロールへの掲載イメージ
g.サイン入りポスター(限定32部)
映画『事実無根』の先行上映会時に印刷された初版のポスターに柳裕章監督と主演の近藤芳正さんのサインを入れてお届けします(2月初旬を予定)。
※B2 サイズのこちらのポスターにサインを入れてお届けします
h.スタッフTシャツ(限定26枚)
映画『事実無根』の撮影時にスタッフたちが着用していたものと同じデザインのスタッフTシャツです。現在の在庫は、LLが3枚、Lが11枚、Mが6枚、Sが6枚となっています。
※写真はスタッフTシャツの実物になります
i.サイン入り台本(限定22部)
映画『事実無根』の撮影を支えた初版の台本に柳裕章監督と主演の近藤芳正さんのサインを入れてお届けします(2月初旬を予定)。
j.劇中使用絵画作品(限定4作品)
映画『事実無根』の」劇中で使用した絵画作品のうち、「牧場日和」「南国の恐竜」「冬のくま」「ころがりパンダ」の4作品(すべて1点ものです)をお届けします(2月初旬を予定)。いずれも京都出身のアーティスト・おくむらさなえさんの絵画作品になります。
k.映画『事実無根』の自主上映会開催権(1回)。
本作品をお好きな場所で1回上映できる権利をご提供します。お渡しするメディアの種類をはじめ、場所や設備等の詳細は追って確認させていただきます。
l.増刷版(京都公演以降)のチラシとポスターに企業名を掲載。試し刷り版を事前に一部ずつお届けします(限定3枠)
すでに初刷のチラシとポスターの在庫は乏しくなっているため、京都公演以降にはチラシ・ポスターを微修正した上で増刷をかけていく予定です。その増刷版では、オフィシャルスポンサー様の企業名を掲載いたします。リリースは京都公演以降となりますが、事前に試し刷りしたものを一部ずつお届けします。
m.オフィシャルスポンサーとしてエンドロールでロゴと企業名を紹介(限定3枠)
オフィシャルスポンサーになっていただいた企業様は、エンドロールでロゴと企業名を大きく掲載します。今はまだ、どこの企業とも連携していない国際映画祭9冠の映画『事実無根』を、一番早く応援していたスポンサー企業になるチャンスです(限定3枠)。また、オフィシャルスポンサー様とは、今後より広範囲なコラボの可能性を探っていければと考えています。
※写真はイメージです。オフィシャルスポンサー用の掲載枠を新たにご用意します
初めて監督した映画を、初めて映画館で上映するため、初めての広報PR活動に取り組み、初めてクラウドファンディングを立ち上げることになりました。現状は柳監督とその極々近くにいる最小単位の人員で、右も左もわからない中プロジェクトを進めています。これからも、支援者の皆様にご心配とご迷惑をおかけすることはあると思います。私たちが最も恐れているのは、本プロジェクトの未達による京都シネマでの上映への影響。そこで私たちは、仮に本プロジェクトが目標金額に届かなかったとしても、不足する資金はチーム内で補填し、「京都シネマ公演の実現」と「支援者へのリターン」は責任をもってやり遂げるとお約束いたします。そのような強い意志を持って初めて、皆さんの支援を受けるに値するプロジェクトになる。そう考えています。
1980年8月27日群馬県生まれ。父の転勤で茨城の日立市や阿見町、千葉の松戸市で幼少期を過ごした後、千葉県立東葛飾高等学校を卒業。早稲田大学人間科学部中退後、一般企業でのサラリーマン経験を経て、「バンタン映画映像学院」に入学。卒業後に助監督となり、2015年に活動拠点を京都に移す。これまでの主な参加作品は『ROOKIES-卒業-劇場版』『半次郎』『私の男』『この道』など。テレビドラマ『科捜研の女season21第12話』で初監督を務めた。
「27年間消えなかった灯」
本プロジェクトをここまでご覧頂き感謝申し上げます。監督の柳裕章です。初の映画監督作品である本作への想いを語らせて頂きます。
17歳の頃、私はラジオを聴く習慣がありました。そしてある番組で紹介された一本の映画との出会いがこの道へ進む契機になりました。その作品はイタリアの海辺で育った若い女の子の物語で、貧しい母や妹たちを助けるため大道芸人の相棒となりピエロをしながら生きることになります。粗暴な主人に不細工だの役に立たないだのと虐められる日々。自分は何の価値もない人間だと惨めに心を傷めていきます。こんな風にストーリーを聴くと哀れな同情を誘う趣向の話かと勘違いされるかもしれませんが、この映画はそんな次元をはるかに超えていきます。私がなぜそう感じたかというと、その女の子が、若い無垢な心を傷つけられる場面の端々で、信じられないような身振りや表情をみせてくれるからでした。その仕草・表情は世界中どこを探してもここにしかありえない特別な宝石のようで、彼女が美しい輝きを放つたび、物語はただの悲劇の枠を越え、奥行きと深みを増していきました。恐らくそれは台本に書かれた指示ではなく、うまく言えませんが、撮影現場で奇跡的に起こった化学反応がカメラに映りこんでしまったようなそんな感じで、私は画面に釘付けにされました。
前置きが長くなってしまいました。今回『事実無根』の撮影中は意識していなかった事ですが、大阪上映会でのお客様や知人から頂いた感想の言葉、映画祭で頂いた審査委員評などを読み、改めて作品を見返した時、ふと、自分が一番やりたかったのは17歳の時、自分が見たような輝きを映したかったのではないか? と思うようになりました。それは今回ヒロインを演じてもらった東さんだけに限ったことではなく、全ての俳優にそれを求めキャスティングし、信頼するスタッフと現場で化学反応を起こそうと撮影していた自分を発見した瞬間でした。
“『事実無根』はシンプルで美しい物語だ。不器用で神経質で不安な女の子・沙耶を軸に展開する。(中略)彼女が緊張しているシーンでは、その手振りや表情がとても正確に語られ、観客は確実に彼女に引き込まれて行く” (インド・インディーズシネチューブアワード評より)
本作を多くの地域に届けたいと切に願っております。そしてご覧頂いた方が、かつて私の胸を照らしたような輝きを一つでも見つけていただけたなら、それ以上の喜びはありません。映画『事実無根』を一人でも多くの方へ届けられるよう、どうかお力をお貸しください。
愛知県出身。1976年の『中学生日記』出演をきっかけに、1981年に劇団青年座研究所に入所。映画では『ラヂオの時間』『THE有頂天ホテル』、ドラマでは『真田丸』、舞台では『笑の大学』など、三谷幸喜作品に多数出演。そのほかの主な作品には、ドラマ『GTO』『なつぞら』『大豆田とわ子と三人の元夫』『カムカムエブリバディ』『おやじキャンプ飯』などがある。また、俳優向けのワークショップも主催するエンターテインメント界のオールラウンダー。
柳監督とは、松竹でのNHKBS「雲霧仁左衛門」シリーズ、東映でのNHKBS「大岡越前」シリーズでご一緒しました。その時の彼は助監督でありながら、他のスタッフの役回りも兼務されていました。また、コロナ禍で京都の撮影がストップした時は、仕事を探しに東京まで出てきて一所懸命スタッフをやられているのを拝見し、感動すらしたことを覚えています。「柳さんのために何かお役に立てることがあったらなんでも引き受けよう」と思っていた矢先、すぐにこのお話が舞い込んできたので嬉しかったですね。しかも恐らく9年ぶりとなる長編映画の主演。さらに台本を読んだらとても面白い。やり甲斐のある役のオファーをありがとう、と思いました。
村田さんとは、実は同じシーンでの共演が久しぶりだったので、一緒の芝居がめちゃ楽しかったです。東さんとは初めてでしたが、彼女の体当たり演技に引っ張ってもらった部分も沢山あるほど素敵な女優さんでした。他の俳優さんも一人一人が本当にナイスキャスティング。皆さんに雰囲気を創ってもらった感じがします。そして子役のみんなは、いい意味で整理されていない魅力があってめちゃくちゃ可愛かったです。
僕自身が京都に住むようになったので、この役を頂けたんだと思いますが、京都の方は役者稼業に優しい気がします。黙って見てくれている感じ。空気も穏やかで、深呼吸しやすく、お陰様で心地よい生活を送れています。ありがとう。ロケ地は実在するカフェで、空気の通りが良い、居心地抜群の場所です。そんな京都の風や匂いも映画の中から感じとっていただけたらと思います。
ありがたいことに、今や作品は海外で大きな評価を得ています。イタリア、フランス、インド、パキスタン、イギリス、アメリカなどなど、まさかこんなに評価をいただけるとは。正式に公開する上で、大いに励みになりました!京都の方々をはじめ撮影や製作を支えてくれた皆様にも感謝です。機会があれば、海外にもご挨拶に行きたいなぁなんて思っています。
この映画は柳監督が自らお金を集めて初めて撮った映画です。つまりプロデューサーが柳監督なのです。なかなか予算が厳しい中、彼の頑張りで多くの国際的な評価を得て、そしてなんとか京都公開までたどり着きました。ぜひこの勢いで、東京や大阪はもちろん、日本全国での公開に向けて皆様のチカラを貸して頂けないでしょうか! 僕もできるだけ、いろんな街に伺って皆様にお会いできればと思っています! 単純に笑って泣けるフランス風松竹新喜劇の映画です。ぜひぜひよろしくお願いします。
1960年3月18日生まれ。1980年映画『思えば遠くへ来たもんだ』でデビュー。映画『男はつらいよ 寅次郎かもめ歌』、テレビ作品『青が散る』『澪つくし』『翔ぶが如く』などを経て、1992年伊丹十三監督の映画『ミンボーの女』、中島丈博監督の映画『おこげ』により日本アカデミー賞助演男優賞ほか数々の映画賞を受賞する。舞台は『ガラスの動物園』『イーハトーボの劇列車』『もとの黙阿弥』『丘の上のイエッペ』『雪やこんこん』『風の盆ながれ唄』(文化庁芸術演劇部門個人賞受賞)、最近では『長い墓標の列』『海の夫人』『放浪記』『セールスマンの死』『子午線の祀り』などに出演している。
京都ではよく仕事をしますが、その思いやりや優しさにはいつも本当に感謝しています。本作品では、柳監督も言っている通り「京都の優しさを伝えたい」と思っていました。とはいえ、まさか国際映画祭でこんなにたくさんの賞をいただくなんて思ってもいませんでした。この喜びをまずは撮影でもお世話になった京都のお客様と共有できるのというは、とても嬉しいですね。
見どころの一つは、主演の近藤芳正さんとの掛け合いです。かなり長い付き合いになりますが、こんなにガッツリ芝居したのは初めて。本当に楽しくて、自分で言うのもなんですが、かなり息が合っていた気がします。 そしてヒロインの東茉凜ちゃん! 我々おじさんをも引っ張る彼女の真っ直ぐでピュアで豊かな感情の動きを思いっきり目撃してほしいですね。この映画がもつ優しさや懐かしさや芯の強さは、とてつもなく頼りになるスタッフと個性豊かなキャストが一丸となって作り上げた我々の宝物です。本当に多くの方々に見ていただき、見終わったあとにほのぼのしていただければと思います。
2002年4月4日生まれ。大阪府出身。大阪府立咲くやこの花高等学校演劇学科卒業後、芸能活動スタート。神戸インディペンデント映画祭2022で上映された短編映画『放送部』で映画初主演を果たす。そのほかには映画『1秒先の彼』などに出演。特技はアクロバット。本作ヒロイン役は、数多の応募者の中からオーディションでつかみとったもの。豊かな感受性を生かした幅広い演技力が魅力の若手女優。
演技経験が未熟だったので不安な気持ちがありましたが、「オーディションで監督が私を選んでくださった意味を見つけたい」と思って臨んでいました。役作りをしても、正解かどうかわからないまま撮影が進むこともあり、正直毎日必死でした。今改めて振り返ってみると、役作りよりも感情が動く瞬間を大切にされていたのかなという気づきがあります。そんな不安を抱えながらも必死に取り組んだ映画が、国際映画祭で数々の賞を受賞し、国境を超えて多くの方々の心に届いていることには驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。
作品の撮影地は、日本の中でも特に文化や伝統を大切にしていて、自然との距離が近い京都。撮影の舞台となった「そのうちcafe」は、草木に囲まれていて、子供たちの声が飛び交う素敵な場所です。そんな作品が生まれ故郷の京都に帰ってくることが決まりましたので、地元の方にもぜひ、京都の美しさや素晴らしさを改めて感じていただきたいと思います。映画『事実無根』と出会ったことで、人を想う温かさや新しい出会いの大切さを知り、私自身も救われました。このような救いを必要としている1人でも多くの方に作品が届き、その方々に「明日からも楽しく生きよう」と思ってもらえるような作品になることを願っています。
写真1961年、大阪生まれ。日本映画・テレビ録音協会会員。81年にフリーの録音助手として東映京都テレビプロダクションで『銭形平次』『桃太郎侍』などTV時代劇を中心に従事した後、映画『夢千代日記』『吉原炎上』『華の乱』などにも助手として参加。91年『真夏の少年』で映画録音技師デビューを果たすと、以降、映画・テレビドラマなどで活動。主な参加作品歴は『魔界転生』『男たちの大和/YAMATO』『憑神』『利休にたずねよ』『海難1890』『エリカ38』(整音担当)『名も無い日』(同)など。2006年度と15年度には日本アカデミー賞最優秀録音賞を、07年度と13年度には同賞優秀録音賞をそれぞれ受賞。現在は、立命館大学映像学部で後進の育成にも尽力している。
今回、柳監督にお声がけいただき、京都を舞台にした人間ドラマ『事実無根』に参加できたことを大変光栄に思います。現在、後進育成のため大学で映画音響を教える身ですが、京都の撮影所で40年以上にわたり映画制作に携わってきた経験が、本作で少しでも活かせていれば嬉しく思います。京都の独特の文化や風情、そして人情が映像を通じて伝わり、観客の皆さんに届くことを願っています。素晴らしいスタッフとキャストと共に、魅力的な作品に仕上がったと思います。ぜひ劇場でご覧ください。
同志社大学法学部卒。東映京都撮影所を経てフリーランスとなる。同志社女子大学嘱託講師。Gallery Take two代表。以下、作品歴。映画:『36.8℃サンジュウロクドハチブ』『関ヶ原』(オペレーター)「TUNAガール』『魚の目』『明日授業参観行くから。』『煙とウララ』『I AM JAM ピザの惑星危機一髪』『メンドウな人々』。CM:パナソニック/UHA味覚糖/キンチョー/ミズノ/ニンテンドーなど
柳監督は以前、別の映画に助監督として参加してくれていました。その時にシンプルに「いいやつだ」と感じ、彼の作品ならぜひ参加したいと思うようになっていました。そんな思いが実った本作品。監督とはまず、京都で京都の映画スタッフが撮る作品として「This is Kyoto.」はやめましょうということを話しました。生活感のない観光地の側面はあえて出さず、動線を大事にしながら地域に密着したロケ地を選んでいます。ですので京都の方は、この作品をより身近に感じていただけると思います。
物語の舞台となるのは、地域に根ざした小さなカフェ。脚本の大部分がこのカフェを中心に展開していきます。単調になりがちなこの小さな空間の見え方が「一つとして同じにならないようにしたい」と考えました。時間帯、天気、登場人物の感情や芝居の温度感。それらを助け、あるいは寄り添えるシーン作りを心がけています。またこの作品では、それぞれのキャラクターの心情の揺れをどう描くかがポイントでした。柳監督や美術の小出さんと相談した上で「心の揺れ」を「炎」で表現しようと、ナイトシーンでは主光源に蝋燭や焚き火を活かしたライティングを試みています。
随所にそのような工夫を散りばめた作品ですが、海外の映画祭での受賞を最初に聞いた時は、やや意外に感じました。ただ、ヨーロッパでは小津映画が人気であることを思い起こし、「家族」をテーマにした作品は洋の東西を問わず、普遍的なものがあるなと改めて実感しました。
映画『事実無根』は、実在する小さなカフェを舞台に描かれた家族再生の物語です。京都の佛光寺での特別上映の後、観客同士でこの映画について語り合ったという嬉しい話も耳にしました。噛めば噛むほど味の出る、柳監督の渾身の映画なのです。ただお金がありません。この作品と柳監督を全国へ、皆様の街へと届けるため、ぜひクラウドファンディングでの支援をはじめとするお力添えを、どうぞよろしくお願いいたします。
脚本家・小説家。1964年生。兵庫県出身。KYOTO映画塾卒業。日本シナリオ作家協会会員。2007年、シナリオ「二人ノ世界』で第10回日本シナリオ大賞佳作入選(20年に永瀬正敏主演で映画化)。主な脚本作品は、映画『獄に咲く花』『母の唄が聞こえる』『氷川丸ものがたり』『チャンバラが消えた日』、NHK時代劇『雲霧仁左衛門シリーズ』など。また20年には、小説『羅城門に啼く』で第一回京都文学賞最優秀賞を受賞。新潮社から出版され、以降『春を待つ』(PHP研究所)、『ゲンさんとソウさん』(薫風社)など、小説も精力的に執筆し、23年刊行の『俠』(講談社)で、第6回細谷正充賞、第26回大藪春彦賞をそれぞれ受賞。
映画『事実無根』に寄せて
「王道の喜劇をやろう!」というのが、柳裕章監督から依頼を受けて映画『事実無根』の脚本を書いた際の強い想いでした。低予算ということもありましたが、仕掛けに頼らず、人間関係の綾、機微だけで作劇するという、かつて戦後の日本映画黄金期に数多くあった、家族で観て、笑って泣ける喜劇映画を目指したのです。
また、日々暮らしている私たちは「本当に事実無根なのか?」という想いもありました。知らず知らずのうちに家族や友人、同僚、不特定多数の他者(SNSなどで)を傷つけていることがあるのではないかと考えたのです。言いがかりだ、事実無根だと被害者面をして騒いでいるが、実は本人が気づかないだけで誰かを傷つけているのではないかと……。泣き笑いの中でそんなテーマも感じて欲しいと思いました。
そうした想いを汲み取ってもらい、主演の近藤芳正さん、村田雄浩さん、東茉凜さんをはじめとする演技者の方々に、見事に演じ切っていただきました。ともあれ、一人でも多く、映画『事実無根』を観て泣いて笑って楽しんでもらい、人を思いやる温かな気持ちを感じてもらいたいと切に願うものです。
皆さまどうぞよろしくお願いいたします。
この映画の舞台になれて光栄です! 過去の不遇や不条理に文句を言わず朗らかに毎日を過ごすカフェのマスターが海外の映画祭で評価されてうれしいです笑。たくさんの映画館で上映されるように私も映画『事実無根』を応援します♪
合同会社九十九代表。編集者兼ライター。1980年生まれ。千葉県出身。千葉県立東葛飾高を卒業後、東京学芸大に進学するも中退。飲食店の店長やリゾートレストラン経営などを経て、2007年より地方紙の記者として7年間勤務。フリーでの活動後、編集プロダクション(株)ラユニオン・パブリケーションズに入社すると、ビジネス誌『プレジデント』をはじめ、編集者兼ライターとして多様なメディアの制作を手がける。19年、同社取締役に就任。24年4月に同社を退社し、翌5月に「つくる」をとことん追求する合同会社九十九を立ち上げる。
このクラウドファンディングのページ制作および運用を担当している合同会社九十九の市来と申します。本作品の柳監督とは、高校時代からの長い付き合いです。彼がどのように映画にひき込まれていったのか、その過程を近くで見てきた生き証人の一人でもあります。
柳監督は、昔からとても不器用な男でした。こんなに生きるのがヘタクソな人間を、私は他に知りません。ですので、この長い付き合いの中で、彼がうまくやっている瞬間を私はほとんど見たことがありませんでした。いや、あるにはあるのですが、そのほとんどは彼が自分自身を押し殺している時。彼がやりたいことをやろうとした途端、周囲の求めとは大きなギャップが生じてしまい、その度に大小さまざまないさかいを起こしてきたことを、私はこれまでに何度となく目撃してきました。
そんな彼のやりたいという衝動が抑え切れなくなって製作されたのが、今回の初監督映画『事実無根』になります。「きっとまたうまくいってないんだろう」。そう考えたからこそ、昨年末には無理をして大阪の先行上映会に足を運びました。これが彼の作品をスクリーンで見られる最後の機会になる気がしていたからです。ただ、そんな私の予想は見事に裏切られました。彼が自分自身のやりたいを追求しながらうまくいっている姿を、私はこの時初めて目にした気がします。彼の愚直さや真っ直ぐさや自分に嘘をつくことができない不器用さの生かしどころはここにあったのかと、心から感動しました。
柳監督は40代半ばです。ここまでは決して早くはありませんが、まだ全く遅くもありません。これからは自分の魅力や強みを生かせるその舞台で、自由自在に活躍してほしい。そのために私が培ってきたキャリアやスキルを生かせるのであれば、私自身にとってもこんなに嬉しいことはありません。この作品に関わったことを通じて、私自身もこれからのキャリアの中で何をしていきたいのかを改めて整理できた気がします。
柳裕章という人間の面白味と深みが凝縮された映画『事実無根』。皆さんにも何かしらの気づきや発見が生まれることと思います。お一人お一人にとって最適な劇場でその瞬間を迎えられるよう、本プロジェクトへのご支援を何卒よろしくお願いたします。
1947年12月7日生まれ。大阪府出身。関西芸術座出身。デビュー作:映画『襤褸の旗』/舞台『大阪城の虎』。主な出演作品は、映画『あした、授業参観いくから』『嘘八百 なにわ夢の陣』『どついたるねん』『老親』『幸福のスイッチ』、TV『小吉の女房』『風のハルカ』『花岡青洲の妻』『命の現場から』、Netflix『舞妓さんちのまかないさん』、舞台『トップガールズ』『夜叉が池』『心中天の網島』など。1987年『紫煙の彼方に』、2016年『明日の幸福』で、大阪新劇フェスティバル主演女優賞受賞。
「みんなしんどいのによく頑張ってるよなー。そんな中でもいろんな方との出会いがあり、その人と人がつながっていけばなんとかなる。きっと大丈夫だよ」。この作品を通して、そんなことが伝わればいいなと思いながら撮影に臨んでいました。そうしてできあがった作品が、世界各地の映画祭で高い評価を受けていることには、ただただ嬉しい気持ちでいっぱいです。やっぱり、世界中のどこでも誰でも、感じることや思うことってみんな一緒ですよね。
そしてようやく、来春には京都公演のスタートです。とにかくまずは観てください!そして心置きなく笑ってください!最後にしみじみしてください!見れば必ずほっこりできますよ(笑)ぜひあなたの大切な人と一緒にどうぞ。この映画を通じてつながりましょう。みんな誰かの大切な人!
写真の1967年生まれ。兵庫県出身。松竹撮影所俳優部所属。93年頃より京都の松竹撮影所を中心に、いわゆる大部屋俳優としての活動を始める。以降、数多くのテレビ、映画作品に出演。特に時代劇においては、殺陣シーンの斬られ役などとして多数出演。主な出演作は『必殺仕事人2009』(朝日放送)、『雲霧仁左衛門』(NHK)、『剣客商売』(フジテレビ)、『天外者』『せかいのおきく』など。
柳監督の実直な人柄と、自分の映画・自分の作品を作りたいという熱い思いに共感し、「微力ながら出来ることならなんでもやらせてもらおう」というような気持ちで参加させていただきました。「徳本」という役での出演に加えて「関西弁指導」という役回りもあったため、近藤さん、村田さんの出演シーンはほぼ全て現場に立ち会いました。自分にとっては、お二人のお芝居を間近で見て、聞けたことが何よりの思い出となり、財産となりましたね。ふと思うのは、近藤さん演じる星、村田さん演じる大林、東さん演じる沙耶、彼らはみんな、どこか不器用で、愚直で、でも優しくて、いつも誰かの事を思っている。なにやら、すべて柳監督の分身のようです。
そんな作品が海外で評価を高めていることには、製作の裏側を知る一人として納得できます。監督をはじめとするスタッフの方々も、出演者の方々も、決して豊かではない予算やスケジュールの中、常にまじめに丁寧に作品と向き合っていました。それが作品全体に漂う「優しさ」のようなものとなって現れている気がします。
まずは京都を皮切りに、この作品が一人でも多くの皆さまの目に触れられることを切に願います。何より、物語の中心的な舞台となる「そのうちcafé」は、京都市内に実在しています。映画を見た後、その足で「そのうちcafé」へ行き、コーヒーを飲むことだって出来るかもしれません。これは京都公演でしか得られない特権でしょう。
もし、映画『事実無根』に興味を抱いていただけたなら、ぜひ「近くの映画館で見てみたい!」という声をSNS等で発信してください。皆さまの「見てみたい」という声と、製作陣の「届けたい」という思いが重なったとき、それは現実のものとなるかもしれません。
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