カキ、イチゴ、ブルーベリーは、どこに入る?
vol. 6 2026-08-26 0
今回は、制作中の「くだもの進化アートマップ」を少しだけご紹介させていただきます。
こちらは全体の下書き(ラフ)です。
いくつか果物の品目名(※)と、進化の時間の流れ(→)を示しました。
※「品目」は、カキやイチゴなど、果物の大きな種類のこと。「品種」は、カキの「富有」や「太秋」、イチゴの「とちあいか」や「とちおとめ」など、同じ品目の中で、形や味、育ち方などの特徴によって区別される種類のこと。
12時の位置から時計回りに、アボカド、バナナ、ブルーベリー、カキ、ブドウ、パパイヤ、カンキツ、ザクロ、メロン……。
いろいろな果物が、進化の流れにそって並べられています。
赤丸で示したのは、クラウドファンディングのトップ画像にも使っている3つの果物。
カキ、イチゴ、ブルーベリー。
どれも身近な果物ですが、進化の流れの中では、それぞれ少し離れた場所に配置されます。
「イチゴとブルーベリーは近そうに見えて、じつは少し離れているんだ」
「カキはこんなところに入るんだ、(よく見ると)隣はキウイフルーツだよ!」
そんな発見が生まれる進化アートマップにしたいと思っています。
果物それぞれの品目の中の品種についても、実だけでなく、花や枝、葉、そして品種の移り変わりも描いていきます。
もっとも大きく描かれている実(赤丸)は、それぞれの品目の中で国内生産量1位の品種。
カキは、甘柿の代表的な品種で、岐阜県生まれの「富有」。
イチゴは、栃木県で生まれた新品種「とちあいか」。
ブルーベリーは、アメリカで生まれた品種「ブライトウェル」。
どれも、店先や果樹園で出会うことの多い品種です。
でも、それぞれ生まれた時代はまったく違います。
富有は明治時代。
ブライトウェルは昭和の時代。
とちあいかは令和に登場したばかりの品種です。
「くだもの進化アートマップ」では、32品目すべてについて、同じ考え方で描いていきます。
それぞれの果物で、いま多く作られ、よく食べられている代表的な品種を、その品種が誕生した時代に合わせて大きく描きます。そのまわりには、それぞれの品目の中で古くからある品種や、新しく生まれた品種を、品種どうしのつながりにも配慮しながら配置していきます。
果物には、じつにたくさんの品種があり、それぞれに名前と歴史があります。
この進化アートマップでは、果物どうしの親せき関係と、それぞれの果物の中で品種がどう生まれてきたかの両方を、一枚の中で見られるようにしています。
眺めているうちに、発見が生まれる一枚に。
私たちはふだん、果物を「甘い」「おいしい」「好き」という感覚で楽しんでいます。
でも、その果物がどんな仲間とつながっているのか。
いつごろ今の姿に近づいたのか。
人がどのように品種を選び、育ててきたのか。
それを知ると、いつもの果物が少し違って見えて、さらにおいしく感じることでしょう。
「くだもの進化アートマップ」の中央部分については、次回以降にご紹介します
完成まで、どうぞ楽しみにお待ちください。
引き続き、応援よろしくお願いいたします。
畠山泰英
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