『誰かの花』撮影日誌 03
vol. 8 2021-01-24 0
横浜シネマ・ジャック&ベティ30周年企画映画『誰かの花』(奥田裕介監督)クラウドファンディング終了まで、あと少しです。
出演者のカトウシンスケさんのメッセージをご紹介いたします。
カトウシンスケさん
脚本を拝見した時にまず、奥田監督の人となりがそのまま文字になっている脚本だ、と感じました。
決して奇をてらうわけでもなく、余計な説明もなく。物語というものに真摯に向き合っていて奥田監督らしいと思いました。
僕は今まで、何かを作る・表現することは1%でも他者を傷つける可能性があるということをどこか考えたりしながら生きて、演じてきたところがあると思います。この映画からはその想いをものすごく感じることができました。
生きている以上、誰かを傷つけることなく生きていくことは難しい、そう思ったりします。傷つけたくはないけれど。
この映画が誰かの救いになったら嬉しいけど、同時に誰かを傷つけるかもしれない。それでも観てくれる方々に何か刺激となり意味のある映画になりますように。そしてその後に続く人生をとりあえず生きていてくれたら、幸いです。その為に、祈るように、祈りのように、カメラの前に立ちたいと思います。