【クラファン達成率60%到達!】
vol. 5 2024-03-31 0
【クラファン達成率60%到達!】
映画『いつかはきっと、この日々を―』上映会に向けたクラウドファンディング
達成率が60%に到達しました!
皆さまありがとうございます。
今日は染谷詩音役の山﨑すがらさんからの投稿です!
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こんにちは、染谷詩音役の山﨑すがらです。
クラウドファンディングが目標の60%を突破!!
ありがとうございます。
クラウドファンディングは2024年4月1日が締め切りです。
ギリギリで滑り込めてよかった…(もし60%に達成しなかったら、このコメントがお蔵入りになるところでした)
70%、80%に達成したときのコメントも準備してあるので、あと1日しかありませんが、みなさんのお力で拡散や応援をしていただけますとうれしいです。
今日は、2023年9月19日のロケの様子をお伝えします。
秋の到来を思わせる、穏やかで過ごしやすい日。
この日は餃子をつくるシーンからスタートしました。朝10時から撮り始めたのですが、意外と長くかかり、最終的に撮り終えて餃子を食べたのは14時。キャストの吉田夏葵さんや山家輝夏さんは撮影の中で食べられるからいいものの、スタッフさんはそれを見ていることしかできず、ひたすらに苦行を強いられていた記憶があります。でもそのぶん、餃子を食べたときの感動はひとしおでしたね。
山家輝夏さんが演じる楠木煌は、何事にも真っすぐすぎて不器用なキャラクターです。そのため、彼がつくる餃子も不格好になってしまうという設定でした。実際、山家輝夏さんは餃子づくりが初めて。これは期待できるぞ!と誰もが不格好な餃子を待ち望んでいました。実際、山家さんのつくる餃子は具がはみ出していたり皮が破けていたりと、期待通りの形に。…しかし、山家さんの驚異的な学習能力により、撮影時間が進むにつれてどんどん上達してしまうのですね…。カメラマンから「画がつながらない!」と怒られたり、吉田監督から「もっと下手につくって!」と命じられたり、とにかく謎の指導を受けていました。
この餃子を食べるシーンで登場するのが、岐阜のクラフトビール「やながせホワイト」と「金華山エール」です。フルーツのようなまったりとしたコクと、清流 長良川を思わせる透き通ったみずみずしさが、岐阜の情景を思わせる、とても美味なビールでした。通信販売もしているので、20歳以上の皆さんはぜひ飲んでみてくださいね!
さて、餃子もビールも食べ終えてひと段落。…という間もなく、雨続きの撮影期間中としては珍しい晴れ間が見え始めました。「夕陽の場面、撮れるんじゃない…?」ということで、夕方になるまで室内で練習をし、台詞も動きも完璧な状態で長良川まで車を走らせます。劇中でも特に重要なシーン。エモーショナルなカットになったと思います。ぜひ劇場で。
その夜。せっかく長良川まで来たことだし、鵜飼を見ていこうということになりました。カメラマンと音声さんは共に沖縄出身で、そもそも「鵜飼」を知りません。この記事を読んでいる方の中にも、もしかしたら知らない方がいるかも。
鵜飼とは、岐阜で1.300年の歴史を持つ伝統的な漁法のことです。広い長良川に小舟を浮かべ、そこから鵜(う)という鳥を十数羽あやつり、長良川に生息する鮎をつかまえます。鮎は明るいところに集まる習性があるので、小舟の先頭には「かがり火」という火が炊かれています。真っ暗な夜、川のあちこちにかがり火が浮かぶ様子がとても幻想的で、岐阜の夏を象徴するんですよね…。ぼくも高校の帰り道によく眺めていました。ちなみにどうやって鮎をつかまえるかというと、鵜の首元に鮎が通らないように首輪がしてあって、鵜が飲み込みかけた鮎を、船の上の鵜匠(うしょう)がひょいっと回収するんですね。「鵜呑み」という言葉もあるように、鵜は鮎をごくりと丸呑みします。嚙まないので、釣り針や網を使うよりも鮎を傷つけずに捕まえることができるというわけなんです。こういった鵜飼の漁法は、鵜と鵜匠の信頼関係が非常に重要です。鵜匠は、わざわざ北関東まで鵜を捕まえに行き、そこで出会った幼い鵜を懇切丁寧に育て上げます。実は長良川にも鵜はいるのですが、そこに生息している「川鵜」ではなく、海に生息している「海鵜」が鵜飼では活躍しているんですね。こうしたドラマがあって、この美しい鵜飼の風景が生まれているのです。
…これを映画化したらどうだと、以前お世話になった岐阜柳ヶ瀬CINEXの関係者の方に言われました。実現できたら面白そう。
ほかにも「鵜匠は実は宮内庁職員なのだ」とか、話したいことがたくさんあるのですが、鵜飼の話ばかりになっても仕方ないので次に行きます。
その日の夜、映画『いつかはきっと、この日々を―』でも屈指の胸キュン(?)シーンが撮影されました。お風呂上り。ソファ。まったりとした時間。くーっ!なんていうシチュエーションを用意してくれたんだ、吉田夏葵大先生!恋愛ドラマ大好きの吉田夏葵大先生がお送りする胸キュン(?)シーンはぜひ劇場で。お楽しみに。
そういえば先日、上映会のチケットが完成しました。劇場に見に来ていただけると、全2種類がランダムでもらえます。吉田夏葵さんのセンスが光る、とってもかわいいデザインです。映画本編はもちろん、こういったところも楽しみにしていてください。
映画といえば欠かせないのが、パンフレット。これもがんばって編集中です。5月5日の上映会に間に合うように準備を進めているので、こちらもお楽しみに。映画『いつかはきっと、この日々を―』が辿ってきた道を深く知ることのできる一冊になっています。ぜひお買い求めください。
吉田夏葵さん、そしてわたくし山﨑すがらの出身地である岐阜市で撮影した、映画『いつかはきっと、この日々を―』。
「岐阜って何があるところ?」「琵琶湖があるところよね?(それは滋賀県だ)」などと言われてきた岐阜ですが、こんなにも魅力のある町だったのかと、地元民でありながら驚く撮影期間でした。岐阜出身の方はもちろん、岐阜を知らないみなさんにもぜひ見てほしい。岐阜ってこんなところなのか!と知ってもらえる作品になっています。
そして物語は、大学生の今だからこそ描ける、甘く切ない感傷を抱かせます。
友人の死、それによる級友たちの心の変化が作中では描かれますが、実はぼく自身、友人を亡くした過去があります。いまでも級友と会うと彼女の話になるのですが、やはり当初は、彼女のことを話せば話すほど切なくなり、あまり話題にできない雰囲気がありました。そういった経験も踏まえて、映画に落とし込めていけたのかなと。
現代の大学生がつくった映画として、すべて楽しんでいただければと思います。
映画『いつかはきっと、この日々を―』は2024年5月5日、岐阜柳ヶ瀬CINEXにて1日限定上映が決定しています。その後も全国で上映会をしていきたいので、なにとぞ皆さま、最後までこのクラウドファンディングをよろしくお願いいたします!
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岐阜の魅力がギュッと詰まった映画『いつかはきっと、この日々を―』は2024年5月5日、岐阜柳ヶ瀬CINEXで1日限定上映されます。
そして私たちは舞台となった岐阜市のみならず、全国津々浦々で本作品を上映しようと計画しています。
上映会に向けて、これからも頑張っていきます!
どうか引き続き、このプロジェクトを応援してくださるとうれしいです
応援よろしくお願いいたします!
黎地フィルム