日めくりカレンダーと私_vol.9
vol. 16 2018-10-19 0
絵ってなんでもできるしどこにだって行けるんだなんて思って、
やっぱり絵はすごい!
なんて感動したりしながら、先日カレンダーの入稿を終えて、校正も終わって、あとは完成を待つのみとなりました。
今は安堵と、完成の待ち遠しい気持ちが一緒にいます。
365日分のイラストとデザインは、やっぱり身体には堪えるようで、
毎年毎年、どうすれば健やかに作っていけるのか、
ほそくながく続けられるのか。試行錯誤の繰り返しです。
やり方や、進める方法も少しづつ変えています。
今まで、下書きのことを邪道だなんて思っていたりしたのですが、昨年のやり直しの紙のロスが気になっていて、今年は、下書きしてペン入れの方法をとりました。
おかげで、作業量は増えたのですが、線のことに注力して描くことができました。
水彩の色や、線はまるで私の鼓動とか脈動のようです。
自分がちょっと筒抜けみたいで少しの照れ臭い気もします。
描いている時は、呼吸や、この鼓動、両目で見えることすら邪魔になってしまう時もあります。こういうこと、普段は大事にしたいことなのに、絵の時は全く反対の気持になる時もあるから不思議です。
カレンダーの絵たちは、大好きなあの人も、これから逢いたいこの人も。
海も山も、いつもの場所も、知らないところも。
ふわふわもぐっすりも。ついついお腹すいちゃったり。
描いている一日ごとの世界に一緒に入り込んでしまって、描いてる絵によかったね~とか、もうちょっと頑張れ~なんてついつい話かけながらの制作になりました。本当に毎日って、愉快で痛快。美しくて素敵。
いつものダジャレも語呂合わせも、うっかりだってもちろんあります、
その辺は安心してくださいね。
あとは、原画展の支度、皆さんにお届けさせていただく配送の準備です。
もう少し、こちらもお付き合いくださいね。
佳美