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三ツ星あか牛『信行牛』の伝説の牛飼い・井信行さんの人生をまとめた本の制作をクラウドファンディングで実現!
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代表:渡辺裕文 井信行さんとの長年の交流を通じ、その活動を深く理解する人物として代表を務めます。 制作委員会は、皆さまからのご支援を適正に管理し、井信行さんの魅力と時代における先進性が最大限伝わる本づくりを進めてまいります。
熊本県産山村、人口わずか1300人の小さな村に有名料理人が訪れる伝説の牛飼いがいます。最高ランク三ツ星のあか牛肉「信行牛」を育てる井信行さん。完全循環型農業を実践する信行さんの人生を一冊の本にまとめることを目指します。
はじめに〜 井は産山村固有の名字で、「い」と読みます
井信行と書いて「い のぶゆき」と読みます。井は「い」という一音だけの名字で、村に豊富に湧き出す九重山系の湧水にちなんだ産山村発祥のとても珍しい名字です。いまでも産山村では4人に1人は井姓で、そのため産山村では2021年に「井さんのふるさと産山村」を宣言。11月3日を「井さんの日」(日本記念日協会認定)と定めて、毎年この日に『全国井さん祭り』を開催しています。
▼阿蘇の雄大な草原に囲まれた産山村。人口わずか1300人のこの村で、井信行さんは70年以上にわたってあか牛を育て続けています。
▼日本名水百選「池山水源」(産山村)。井信行さんの名字「井」はこの豊富な湧水にちなんだ産山村発祥の珍しい名字です。
伝説の牛飼い、井信行さんとは
1935年に産山村に生まれた井信行(い のぶゆき)さんは、中学校を卒業すると同時に農業に従事し、その後さまざまな試行錯誤を重ねて、土地の固有種であるあか毛和牛を独自の飼育方法で美味しい食肉とする道を開拓。いまではあか毛和牛協会の最高ランク「三ツ星」を獲得した唯一無二のブランド牛「信行牛」として、高い評価を得ています。
阿蘇の大草原と豊かな湧水が生み出した「信行牛」
「信行牛」が多くの料理人に支持される秘密は、その肉質にあります。細かくサシ(脂肪)が入った霜降り肉が最上級とされるのに対して、「信行牛」は脂肪が少なくタンパク質を豊富に含んだ赤身肉、それも噛めば噛むほど牛肉本来の旨味がジワジワと豊かに広がっていく独特な赤身肉なのです。
▲名だたるレストランのシェフから熱望される絶品の赤身肉は多くの人々を虜にしています。
霜降り肉を作り出すためには、海外から輸入された高価な濃厚飼料をたっぷりと与えて肥育する必要があります。しかし、井信行さんが育てるあか牛は1年の大半を広々とした草原に放牧され、新鮮で栄養豊富な牧草を食みながらのびのびとストレスなく育ちます。さらに、穀物飼料も近隣で入手できる飼料米や大豆、トウモロコシ、オカラ、麦などを自分で調合して牛に与えています。信行さんがすごいのは、約50年をかけてこのやり方を磨き上げてきたこと。いまでも一頭一頭の牛と向かい合いながら試行錯誤を続けています。
地域循環型農業への取り組みが多方面から高く評価
阿蘇の草原と九重山系からの湧水に恵まれた産山村の自然を何よりも愛し、持続可能な循環型畜産を確立し次の世代に受け継いでいく。そんな井信行さんの活動は近年多くの人々の理解と評価を得るようになりました。
▲澄み切った池山水源の水面。この純粋な水が井信行さんの「あか牛」と産山村の人々の暮らしを支えています。
2016年には、食文化の発展に寄与し飲食業界の次代を担う人材を育成することを目的に創設された「辻静雄食文化賞」を、畜産農家としては初めて受賞しました。その受賞理由には、「阿蘇の草資源と水資源を活用した循環型畜産を実践し、地域ぐるみで自然環境を維持しながら持続的な生産活動を行っている。国産飼料による畜産の先進的実践例として注目に値し、その取り組みを主導した功績は高く評価できる」と記されています。
▼「信行牛」が育つ井信行さんの牧野。「自然と共生する阿蘇独自の循環型農業」がここで静かに実践され続けています。
さらに、2023年には地元紙の熊本日日新聞社が実施する、地域発展に貢献した個人や団体を顕彰する「第74回熊日賞」を受賞。井信行さんが長年取り組んできた活動への評価が年々高まっています。
映像記録としてのドキュメンタリー映画『村で生きる』
そして2024年、井信行・雅信さん親子の日常を描いたドキュメンタリー映画「村で生きる」(監督・撮影・編集:小林瞬 中村朱里)が公開されました。井信行さんの牛飼いに対する情熱や阿蘇の大自然や自分が生まれた村への愛情などが、その温かな人柄とともに画面から伝わってきて、私たちは村人たちとともに泣き笑いをしながら見ていました。
©こばやしとなかむら
後に、この映画は、「父親、息子、息子の妻の会話を通じて、現在の牛肉流通や消費者嗜好などが生産現場に及ぼしている矛盾をあぶり出し、明確な問題提起とメッセージが感じられる。同時に、草資源の維持、食生活、食と農の距離の問題が透けて見え、単なる畜産の物語ではなく、牛飼いの生き様、農村の現実にまで迫る作品になっている。美しい映像も目に焼き付く」と高く評価され、第40回農業ジャーナリスト賞を受賞しました。
この映画が、私たち産山村で井信行さんの仕事や生き方を勝手に応援する私設応援団の心に火をつけました。
今年、井信行さんは90歳になりました。井信行さんの多面的な思想と活動を、後に続く世代がいつでも何度でも読み直して参照できる一冊の本に記録して残したい。それが、このプロジェクトの出発点です。
『阿蘇に生きる90年—井信行さんの本』の制作・出版
本書は、A4版約100ページの高品質な仕上がりで、以下の構成を予定しています。
第一部:これまでの取り組み
阿蘇農業遺産や草原維持への取り組みについてまとめます。また、ドキュメンタリー映画の紹介や監督へのインタビューを通して、井信行さんの哲学の核心に迫ります。
“あか牛の神様”と呼ばれた男|映画『村で生きる』予告編(農業ジャーナリスト賞受賞作)
第二部:ライフヒストリー
井信行さんへの新たなインタビューや対談を通じて、これまで語られなかった思いや哲学に迫ります。また、これまで雑誌・新聞等に掲載された記事を許諾を得て再構成し、井信行さんの歩みを時系列で記録。時代背景とともに、その先進性を浮き彫りにします。
第三部:多彩な寄稿文
熊本大学名誉教授・徳野貞雄氏、鹿児島大学・後藤貴文教授をはじめ、様々な分野の専門家による寄稿で、井信行さんの多面的な活動を学術的視点からも評価します。さらに井信行さんにご縁のある方々からの寄稿文で、多面的な人物像を浮き彫りにします。立体的な編集により、井信行さんの真の魅力をお伝えします。
制作委員会体制
代表:渡辺裕文 (産山村在住)
井信行さんとの長年の交流を通じ、その活動を深く理解する人物として代表を務めます。
制作スケジュール
編集・制作期間:2025年6月〜11月
印刷・発行予定:2025年12月
完成予定:A4版、100ページ(表紙含む)
目標金額:120万円の使い道
編集・制作費:40万円
印刷・製本費:50万円
装幀デザイン費:15万円
写真撮影・取材経費:10万円
その他諸経費:5万円
完全循環型農業の実現
国産100%、九州産飼料のみで育てる「信行牛」。大豆(きな粉)、米粉、大麦、小麦、おから、天草の塩まで、すべてが地域資源の活用です。輸入飼料を使わず、牧草地用原野を活用し、健康で美味しいあか牛の肉を生産する。この実践は、食料自給率37%という現実に対する明確な答えとなっています。
熊日賞受賞の評価にもあるように「安全で健康な食品、安全・安心な食の安心や健康への関心の高まりに対応」した井信行さんの取り組みは、まさに時代を先取りしたものでした。
人生哲学の継承
「誰かのために」を常に考え、すべてを肯定して生きる井信行さんの人生観は、現代社会を生きる私たちに大きな気づきを与えてくれます。
「周回遅れのトップランナー」が示す新時代のモデル
少子高齢化、効率重視の時代の終わり、都市型ライフスタイルの限界。これらの課題に対し、阿蘇の「地域内循環」「知足の精神」「自然との共生」が具体的な解決策を示しています。
【5,000円】本だけコース
完成した『阿蘇に生きる90年—井信行さんの本(仮)』1冊をお届けします。
【10,000円】井信行さんサイン付きコース
本書1冊に井信行さんの直筆サインを入れてお届け。巻末のスペシャルサンクスにお名前を掲載(希望者のみ)。
【30,000円】2冊コース
サイン入り本書2冊をお届け。巻末のスペシャルサンクスにお名前を掲載(希望者のみ)。
【50,000円】信行牛コース
サイン入り本書2冊と、「信行牛」をお届け。全国の一流料理人が注文する幻の牛肉を、ご自宅でお楽しみください。
【100,000円】信行牛&特産品セットコース
サイン入り本書2冊と、「信行牛」と「産山村特産品詰め合わせ」をセットにしてお届けします。阿蘇の恵みを直接お楽しみいただけます。
制作スケジュールについて
井信行さんのご体調や取材協力者のスケジュール調整により、制作期間が延長される可能性があります。その場合は、支援者の皆様に随時進捗をご報告し、最大3ヶ月程度の遅延が生じる可能性をご了承ください。
印刷・製本について
昨今の紙価格高騰や印刷業界の状況により、印刷費が予想を上回る場合があります。その際は制作委員会で調整し、品質を維持しながら最適な方法を選択いたします。
目標金額未達の場合
本プロジェクトは、目標金額に達しない場合でも実行いたします。井信行さんの記録を残すという使命感から、集まった資金の範囲内で最適な形での出版を実現いたします。ただし、資金額によっては印刷部数やページ数、装丁などを調整する可能性があります。その場合は事前に支援者の皆様にご報告し、ご了承をいただいた上で進行いたします。
特産品・信行牛の配送について
天候や生産状況により、特産品や信行牛の配送時期が前後する可能性があります。品質を最優先に、最適なタイミングでお届けいたします。
この本は、井信行さんの90年間の軌跡を記録するだけでなく、日本の農業や食の在り方、そして人としての生き方について考えるきっかけとなる一冊になるはずです。 気候変動、食料危機、地方の過疎化。現代社会が直面する様々な課題に対し、井信行さんの実践は具体的な答えを示しています。
その知恵と経験、そして「あん人はスゲェーなぁ」と常に他者を褒める温かい人柄を、一冊の本として後世に残したい。 90歳を迎えた井信行さんがお元気なうちに、その歩みと思想を形に残したい。皆様の温かいご支援が、この願いを現実のものとしてくれます。
井信行さんと共に、未来への種を蒔きませんか。あなたのご支援が、日本の農業と食の未来を照らす一冊の本を生み出します。 心よりお待ちしております。
井信行さんの本制作委員会一同
5000 円
10000 円
30000 円
50000 円
100000 円