「in-Sight インサイト」に寄せて:②江藤健太郎さんコメント紹介
vol. 3 2025-12-08 0
こんばんは。
合同会社在野社の浅野です。
当クラウドファンディングを開始して1週間が経過しています。依然難しい状況が続きますが、熱いご支援に支えられ、金額としては目標額の10%に到達しようとしています。
ほんとうにありがとうございます。励みになります。
今回は小説家の江藤健太郎さんの応援コメントをご紹介します。
みずから版元「プレコ書房」を立ち上げ、単行本『すべてのことばが起こりますように』を刊行。じわじわとファンを増やしているなか、海猫沢めろんさんとの対談が収録された『ひとり出版流通攻略ガイド』(タコシェ・刊)が現在品切れになる書店さんも続出。
間違いなく、現在最も脂の乗っている小説家のひとりです。
「in-Sight インサイト」には短編小説をご寄稿くださる予定です。
来年2月ごろのお披露目予定。どのような作品になるか、楽しみです……!
この話をきいて、二つ返事で引き受けた、と書くとウソみたいだが、ほんとうだ。
正直わたしは「in-Sight」のことも「在野社」のこともよくわかっていなかったが、在野から火をつけようというその熱は、口に発される前からひしと感じていた。考えるより前に、というやつだ。
ぜひこのWebマガジンは少なくとも十号※は続けてほしい。何事も継続が難しい。雑誌は三号を越せばそれだけで大したものらしい。やはり続けることは、何ものかである。このことばはわたしにも向いている。わたしもまた書き続けよう。
わたしはひとつ短編を書く。バルセロナの街中、ガウディのつくった巨大な建築物の前で途方に暮れている若い女性の横向きの姿が、わたしには一ヶ月前からぼんやりと見えている。彼女はいずれ誰かと出会うであろう。誰と? そもそもなぜバルセロナに一人? まだわからない。いずれわたしは、わかる。わたしが思いつくのではなく「あ! そういうことか!」とわかる。
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江藤健太郎
1999年、神奈川生まれ。会社員。2018年から小説を書く。好きなものは、魚。2025年、版元「プレコ書房」を立ち上げ、初小説集『すべてのことばが起こりますように』を刊行。
※編注:「in-Sight インサイト」はコンテンツオンデマンド型のWebマガジンとなるため明確な「号」という概念はありませんが、執筆者の意図を汲み原文のまま掲載いたしました。ご承知おき頂けますと幸いです。
合同会社在野社
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