【キャスト紹介】優美早紀(松本美優役)
vol. 4 2018-11-02 0
この文章を読んでくださっているみなさま 、はじめまして。
優美早紀と申します。
今回、初主演となる本作 「Last lover」 では、岡元監督をはじめ、主演の安藤さん、キャストの皆さま、スタッフの皆さま、そしてこの作品に携わってくださったすべての方々に、感謝の気持ちでいっぱいです。
また、現段階にてクラウドファウンディングやSNS等で支援をしてくださっている方々にも、重ねてお礼申し上げます。
岡元監督との出逢いは、去年の暮れにあったワークショップでした。そこからまたこのような素敵な出逢いに繋がり、ご縁にも感謝をしています。
監督の出身は新潟県ですが、私の地元はいまカープの熱い広島県です。広島の大学を卒業後、上京してお芝居を始めました。小さい頃から好奇心旺盛の目立ちたがり屋さんで、表現することが大好きな子どもでした。
マイクがあれば、踊るぽんぽこりんを歌いながら踊り、ピアノに1日中座って曲を作ったり、そうだ旅に出ようと海外へ渡ったりと、自由奔放に生きてきました。
本作では、そんな私とは真逆の、少し内気な “美優” という女性を演じました。ただ彼氏の前ではとても甘えん坊で、よく笑い、寂しがりやの泣き虫で、そして何より霊感をもっているという役だったので、とにかく撮影中は日々、情緒の安定を図ることが大変でした。
本番前やカットがかかった後も、感情の置き処に苦渋して、カロリー消費が著しく激しかったため、チョコレートを常備して即効エネルギーチャージするという毎日でした。ただ、美優という人間を生きる中で、役自身、そして演じている私自身にも変化があり、感情の中に身をうずめながらも、どこか俯瞰して双方を見ているもう一人の “わたし” がいたので、面白い感覚でした。
本作では、彼の死をきっかけに、過去に取り残されてしまった心を、現実ではありえないような様々なことを通して、それでも未来へ向かって真っ直ぐに生きていこうと強く変化していく一人の女性の姿を、スクリーンの中で一緒に見守ってもらえたら嬉しいです。
いつでも、あたり前のようにあると思っている命ひとつひとつが、強い意味や意思をもって、今を、そしてこれから向かい来る未来に向かって、見てくださる皆さまのほんの少しの力になりますように。そしてこの作品を通して、愛のある素敵な繋がりへと広がっていくことを願って挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
優美 早紀