カンボジア伝統織物を復興させた森本喜久男氏のドキュメンタリー映画をクラウドファンディングで実現!

カンボジア伝統織物を復興させた森本喜久男氏のドキュメンタリー映画制作支援のお願い!

  • 歌川 達人
  • 映画
  • その他・海外
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  • コレクター
    129人
  • 合計金額
    1,570,777円
  • 残り
    0日

目標金額は1,500,000円です。

FUNDED

このプロジェクトは、2016年10月31日23:59に終了しました。

このプロジェクトについて

芸術家・森本喜久男氏が14年かけて作りあげた「伝統の森」。そこで暮らす村人たちの生活と森本氏を追ったドキュメンタリー映画の完成をサポートして頂きたく立ち上げたプロジェクトです!

本作は、「カンボジアに染織物の村を作った森本喜久男さんと、その村の人々」を映していますが、根底にあるものは、森本さんが感じてきた現代社会への怒り、憤りです。

1980年代からタイそしてカンボジアで暮らしつつ、一貫して突き詰めた伝統織物に関する芸術活動の根底には、ずっとベトナム反戦や60年安保、カンボジア内戦があって、それに対する怒りや憤りを「森と村を作る」という行為を通じて体現していたのです。

そして、資本主義経済が破綻しかけている現代において、森本さんの行動は、多くの人々への共感を与えるはずです。

1940年代生まれの森本さんと1990年代生まれの監督の視点がぶつかり合うことで生まれた、これまでにない全く新しいドキュメンタリー映画です!

世界中から年間1500人以上の人々が訪れる染織物の村

森本氏がカンボジア伝統の染織物を復興させるために作った「伝統の森」。そこには、世界中から年間1500人以上の人々が訪れます。シェムリアップ中心部から車で1時間以上離れた小さな村の何が、それほど多くの人々が惹きつけるのでしょうか?本作では、その本質に迫っていきます。


約25ヘクタールの広大な土地に佇む「伝統の森」の入り口

IKTT(クメール伝統織物研究所)とは?

森本喜久男氏が、1996年にカンボジアの伝統的絹織物の復興と調査研究、その活性化を推進するために設立した団体。シェムリアップ中心部から車で1時間ほど離れた場所に、「伝統の森」と呼ばれる染織物の村を抱える。

本作の撮影中に行われたIKTTで毎年開催される「蚕祭り・ファッションショー2016」のダイジェスト映像(撮影/編集:歌川達人 撮影:滝澤智志) 


2004年:「世界中の新規及び進行中の独創的かつ革新的なプロジェクトを実行している個人」に送られるロレックス賞(第11回)を受賞

完成後の3つの展開

みなさまから頂いたご支援は、これら「3つの展開」によって、広く社会に還元されます。

上映後は、監督や関係者によるティーチインを行い、観客と制作者との交流を通して、新たな出会いや学びの構築を目指します。

 また、本作を通して、若い世代に「カンボジア」や「東南アジアの絣文化」を知っていただくために、教育機関(大学など)での自主上映会も精力的に行います。


なぜ、この映画を撮り始めたのか?

私(普通の若者)は日本社会にいて、すごく生き辛さを感じていました。しかし、なぜ生きづらいのかと聞かれると、うまく言葉にできなくて、それを探すために、インドシナを旅しました。

カンボジアを旅する中で、森本喜久男さんという方を知りました。初めは途上国支援をしている人というステレオタイプな見方をしていましたが、やがてその浅はかな考えは打ち崩されました。彼の行動の根底にあるもの、それは  『社会の中で生きていく』ということに対する「根源的な何か」であるように感じられました。「その何か」に迫るために、カメラを回すことを決意しました。

その後、3ヶ月ほどカメラを回し、感じたものを映画として構成しています。それは自分の中でうまく言語化できない想いや状態を紐解いていく作業であって、同時にそれが風化しないように焼き付けていくことでした。この1990年代生まれの私の視点は、「これからを生きていく」私たち若い世代の視点です。それは今、多くの人たちに共感されるべき要素で溢れているはずです。そんなことを信んじ、 完成後は、上映活動を精力的に行っていきます!


伝統的な高床式の自宅で静かに暮らす森本喜久男さん

衣服に宿る命

「私たちは生き物の命を頂いて生きているんです。だから、しっかりと食べ物に感謝しなければいけません。」と私たちは言い聞かされてきました。

でも、「衣服に宿る命」については誰も教えてくれませんでした。もちろん、「蚕という虫が、糸を吐いて繭を作り、シルクが出来る」という言葉はネットに書いてありますし、知っていました。

本作では、原種の蚕(カンボウジュ)が45日周期で、卵から羽化してシルクとなる過程を追っています。言葉にするとすごく陳腐ですが、この撮影を通して、衣服に対する考えが一新される瞬間を私は感じました。


糸を吐き繭になる黄金の蚕

この感覚を、 私たち若い世代、特にファッションやアパレル業界などの衣服に携わっている人たちにも、感じて欲しい。それは、生産性を最優先する現代において、至る所で失われてしまった瞬間であり、しかしそれ故、逆説的に、時代の最先端として世界から注目される伝統であるからです。


1990年代に、森本さんがカンボジアで染め織物を続ける村々を調査した際の写真

製作費に関するあれこれ

本作の制作費に関して、少ない知識を総動員させて、製作前にあれこれ作戦を練りました。私は、3年ほど前から独立映画鍋というNPOに潜入し、海外映画祭のことや助成金のことなどを少しだけ知った気になっていたので、「よし、制作費を得るには、助成金というものがあり、しかも若手の作家にそれは優遇されているんだな」と、考え、国内外問わずあれこれ、調べました。しかし、応募条件には、全体の予算が数百万円以上であるとか、過去作や制作会社、プロデューサーなどを詳細に記載する必要がありました。それでもめげずに、「よし、まずはプロデューサーを見つけるのだ!」と思った歌川は、企画書を作り、知人の映画関係者に送ってみて、感想を伺おうとしました。しかし、残念ながら、協力してくれるプロデューサーを見つけることは出来ませんでした。(人間関係の構築が下手だったのが大きな理由だと悟り、自己嫌悪とともに、一時期、人間不信になりましたが・・・w)

本作は、自分の中で言語化できないようなことを映像言語で表現しようという想いが出発にありました。それは、ある種、テレビ番組や商業映画などに対する、アンチテーゼとして、インディペンデント映画で一泡吹かせたいというささやかな野心でした。しかし、ここで問題だったことは、自分の中で言語化できない企画を、企画書という文字に起こさなければならないというパラドックスでした。しかし、おそらく、この矛盾は表現をする人間は誰でも抱える矛盾であって、ベテランの映画監督や熟練した芸術家は、さらっとこの矛盾をくぐり抜け、魅力的な企画書を作成なさいます。しかし、歌川には、そのための文章作成能力が不足していました。

そんなこんなで、カップルで賑わうクリスマスの渋谷で1人絶望に打ちひしがれていたわけですが、「実費で行ってしまえ!お金なくなったら、また貯めて突き進もう!」と鼓舞して、貯金を総出動させて無理やり2016年1月に1ヶ月間撮影をしました。

その後、1ヶ月間の撮影を無事終えて(途中でデング熱らしきものにかかりましたが)、帰国しました。しかし、口座の残高は、仲良い友達のお洒落なピーコートと同じくらいの額になっていました。これは、まずいと思っていたところに、僕が日頃お世話になっている制作会社のプロデューサーから連絡が入り、ちょうど2月に仕事が決まりました。もう、そのプロデューサーには、頭が上がりません。地獄で仏です。僕にとっての安西先生です。

そんなこんなで、3月の撮影にこぎつけたわけですが、2月に2月の請求額が入金されるはずもなく、すべてクレジット清算で飛び立ちました。ありがとう、VISAカード・・・。

そして、3月も無事に撮影を終えて(手と首に変な水膨れが出来て、今でもその後が消えないのですが)、帰国しました。4月から編集に入る予定でしたが、身内に不幸があって北海道に帰るなど、バタバタしているうちに、VISAカードの清算が行われ、再び僕の口座の残高は親友のピーコートになってしまいました。再び絶望に打ちひしがれた歌川を救ったのは、確定申告の還付金でした。しかも、前々年度の申告額に不備があり、少なく申告していたので、約2年分の還付金をゲットしました。一昨年のズボラな自分のおかげで、口座の残高はピーコート10着分くらいです。どうだ、実費でも頑張れば長期海外ロケ出来るんだぜ!フッハハハハ!

その後、いろんな仕事で食いつなぎつつ、空いた時間に編集をする毎日です。

しかし先日、とある映画プロデューサーと名乗る人に自分の企画を話したら、「若い奴は、自分の好きなものだけ撮っているから、全然客が入らないし売れない(ちょっと酔ってたのでうる覚えですが)」などと言われました。歌川は数日憤慨しましたが、今は平常心を取り戻し、そんなの相手にせず、少しでも良いものを作ろうと、確かな手応えを感じながら、せっせと編集しております。

話は変わって、先日フランス映画祭なるものが東京で開催され、登壇されたフランス人監督のギヨーム・ニクルーさんの話で、『嘘をついて成功するくらいなら、真摯に向き合って失敗した方が良い』というようなニュアンスの言葉を聞いて、勝手に分かったような気になり、救われました。(商業的にも成功している監督が言うから、カッコ良いし説得力があるわけなのですが。)

何をもって、失敗とするかは人それぞれだと思いますが、少なくとも自分は商業的な成功を第一の目標にはせず、映画が孕む不確実性の海に思い切り飛び込んでみようと思います。そこで何かが見つかることを期待して。

そのためには、もう少しだけ、いろんな方々のご協力が必要です。少しでも本作が良い形で上映を迎えられるよう、皆様のサポートをよろしくお願いいたします。

(監督:歌川達人)


プロフィール:立命館大学映像学部卒。大学卒業後、東京にてフリーランスで撮影助手や助監督、NHKドキュメンタリー番組のADなどに携わる。

 

 

 

あらすじ

 蠢く黄金の蚕たち。シルクの糸をくくる女性の手。織り機を飛び交うシャトル。魚を獲るために男が飛び込む湖。木材を調達するための森。自然染色で染め上げられる布。それらに関わる人々の人生が語られる。

 自ら作った染織物の村を森本氏は、演劇の舞台だという。それはまるで、「村を作る」という行為そのものが芸術活動であるかのように。そして、静かに自分の人生を語っていく。

ご支援の使い道

  • 追加撮影費:20万円
  • ポストプロダクション:30万円
  • 英語・クメール語字幕翻訳:20万円
  • 宣伝配給費:65万円

※上記は完成までに必要な最低限の経費です。

ご支援いただいた方々には、最終的なご支援金の使用に関するご報告をさせていただきます。

想定されるリスクとチャレンジ

皆さんの質問にお答えします!(追加で質問があった場合は、追記していきます)

Q、目標金額に達しなかった場合はどうなるのか?
A、目標に達しなかった場合でも、集まった金額を必要経費に充てさせていただきます。しかし、Motion Galleryへの決済手数料が10%から20%へ上がってしまいます。不足分の制作費に関しましては、自己負担で補い、必ず完成させますので、ご安心ください。予算の代わりに時間を費やしていきたいと考えています。

Q150万円以上集まった場合の使い道は?
A、製作費不足分の補填に充てられます。今回のファンディング150万円(手数料などを差し引いて実質135万円)は、製作費の一部で全てを賄えるものではありません。現在製作段階で、約70万円製作者が実費で賄っています。今後、作品完成〜劇場公開までに必要な経費の不足分も、現状では製作者が負担せざるを得ないという状況です。

Q、今後の予定は?
A、以下、今後のスケジュールです。

  • 2016/5〜12  ポストプロダクション
  • 2016/9    シェムリアップにて追加撮影(予定)
  • 2017/1〜   国内外の映画祭へ出品
  • 2017/11〜12  都内ミニシアターにて公開予定 / 順次全国にて、自主上映を予定


※ドキュメンタリー映画にとって、編集が最も重要かつ時間のかかる作業になります。従いまして、上記のスケジュールは、編集作業の進行状況によって大幅に前後する可能性があります。その際は、メッセージにて皆さまへお伝えさせていただきますので、あらかじめご了承ください。

リターンについて

  • コレクター限定のアップデートの共有編集状況や撮影風景など、製作状況を随時ご報告いたします!
  • プレミア試写会ご招待券×1枚映画完成後に行われるプレミア試写会に1名さまをご招待させていただきます!(※関東近郊を予定。関東以外の方は、試写会同日にインターネット上でご鑑賞いただけます。)
  • 未公開シーンのオンライン視聴権本編未収録のシーンをインターネット上にてご視聴いただけます。(Vimeoリンクもしくはデジタル素材の提供)
  • 公式HPにサポーターとしてお名前掲載:映画『彷徨える(仮)』公式サイトに、ご支援いただいた方々のお名前を掲載させて頂きます!
  • シルクのハンカチIKTTで作られた草木染のシルクハンカチを1枚プレゼント。7色からお好きな色をお選びください!

【約50×50cm】 奥左から 1)淡黄<バナナの葉=明礬媒染> 2)灰<ライチ=明礬媒染>  3)ピンク<ココナッツの皮=明礬媒染> 中央左から  4)緑<プロフーの幹=鉄媒染>  5)茶<ココナッツ=鉄媒染> 6)赤<ラックの巣=明礬媒染> 前列  7)黄<プロフー=明礬媒染>

  • 蚕祭り2016の限定記録映像IKTTで行われた「蚕祭り・ファッションショー2016」の2日間を追った限定映像です!「DVDプレゼント」と「インターネット視聴」のお好きな方をお選び頂けます。メイクや着替え、夜の宴など、参加者も初めて見る貴重な映像の数々です!

  • シルクのファブリックスカーフ:IKTTで作られた草木染のシルクショールを1枚プレゼント。7色からお好きな色をお選びください!

【約48×120cm】 手前から  1)茶<ココナッツの皮=鉄媒染>  2)黒<アーモンドの葉=鉄媒染> 3)ピンク<ココナッツの皮=明礬媒染>  4)黄<プロフーの幹=明礬媒染>  5)淡黄<バナナの葉=明礬媒染>  6)緑<プロフーの幹=鉄媒染>

最後までプロジェクト内容をお読み頂き、ありがとうございました。


カンボジア伝統の絣柄(ピダン)

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カンボジア伝統織物を復興させた森本喜久男氏のドキュメンタリー映画は、独立映画鍋メンバーのプロジェクトです。独立映画鍋は多様な映画を支え育む為に活動しているNPOです

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コレクター
129人
現在までに集まった金額
1,570,777円
目標金額は1,500,000円です。
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  • 3,000円

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    • お届け予定:2017年09月
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    IKTT草木染めシルクのハンカチ 【7色からお選び頂けます】

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    • プレミア試写会ご招待
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    • IKTT草木染のシルクハンカチ(7色から1つお選びください)
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    • お届け予定:2017年09月
  • 100,000円

    蚕祭り2016の限定記録映像

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    • 監督からのお礼メール
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    • IKTT草木染のシルクハンカチ(7色から1つお選びください)
    • 蚕祭り2016の限定記録映像
    • 1人
    • お届け予定:2017年09月
  • 200,000円

    IKTT草木染めシルクのファブリックスカーフ【6色からお選び頂けます】

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    • プレミア試写会ご招待
    • 未公開シーンのオンライン視聴権
    • 公式HPにサポーターとしてお名前掲載
    • IKTT草木染のシルクハンカチ(7色から1つお選びください)
    • 蚕祭り2016の限定記録映像
    • シルクのファブリックスカーフ(6色から1つお選び頂けます!)
    • 0人
    • お届け予定:2017年09月
  • 300,000円

    エンドクレジットに共同製作相当の位置でお名前を掲載します!

    • コレクター限定のアップデートの共有
    • 監督からのお礼メール
    • プレミア試写会ご招待
    • 未公開シーンのオンライン視聴権
    • 公式HPにサポーターとしてお名前掲載
    • IKTT草木染のシルクハンカチ(7色から1つお選びください)
    • 蚕祭り2016の限定記録映像
    • シルクのファブリックスカーフ(6色から1つお選び頂けます!)
    • エンドクレジットに共同製作相当の位置でお名前を掲載します!
    • 1人
    • お届け予定:2017年09月

プレゼンター

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歌川 達人

  • 東京都

立命館大学映像学部卒。卒業後、フリーランスで撮影助手や助監督、NHKドキュメンタリー番組のADなどを経験。

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