築300年!江戸時代中期日本の伝統建築を守れ!茅狩り開始!
vol. 28 2020-01-09 0
五十河桃源郷のシンボル3棟の茅葺き古民家。日本中探しても大変稀な築300年の伝統建築でとても貴重な存在です。しかし維持することは簡単ではありません。その一番の理由はやはり屋根の葺き替えです。茅葺き屋根は約20年に1度交換する必要があります。一昔前までは日本中、各村々が茅場を保有しており、村のみんなで茅刈りをし、みんなで屋根の葺き替えをし、みんなで維持していました。
しかし明治以降の近代化(特に高度経済期以降)により人口が都会に流れるとともに、この茅葺きの結の文化は消えていき、今では専門の職人さんにお願いするしかありません。その職人さんも材料はまた別の茅刈り専門の業者から購入するため、茅葺き屋根の葺き替え(維持)には莫大な予算が必要となり、ほとんどの茅葺き屋根が日本中から消えていきました。
五十河桃源郷の茅葺き古民家も、葺き替えが数年後に迫っている屋根もあります。そこで可能な限り自分たちで維持していくため、丹後半島の最奥「木子」にて茅刈りを行いました。
丹後の方々はじめ、南丹市、三重、静岡、台湾などたくさんの方々に協力いただき、茅刈りを行うことができました。これから毎年茅刈りをしていき、五十河桃源郷の古民家の維持にチャレンジしていきたいと思います。
村民の皆様と是非一緒にできれば嬉しいです!
また五十河桃源郷から茅場までは丹後半島の山を縦貫していきますが、驚きの絶景でした!
感謝。