プロジェクトをブログやサイトで紹介
テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。
画家・家田和幸のアトリエ兼住居を、レンタルスペース・ギャラリーに改修するプロジェクトをクラウドファンディングで実現!
テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。
名古屋市生まれ、横浜市在住。 無名の画家・家田和幸に師事。 武蔵野美術大学通信教育課程にてデザインを学ぶ。 デザイン事務所勤務の後フリーランスとなり、絵画・音楽・映像作品を制作。 2004年「midsummer cafe夏至茶屋」を友人と立ち上げる。 音楽ユニット「楽園カンパニー」主宰。 自身の個展やコンサートの他、2002年 横浜赤レンガ倉庫「FREE STYLE」、2007年 ザイム「JUST PEACE」など様々なイベントを主催。 2009年 六本木活性化プログラムデザイナーズフラッグス 入賞 2017年 ルクセンブルクアートプライズ 芸術功労賞 2022年 MBT映画祭 佳作
2002年に亡くなった奇才の画家・家田和幸のアトリエ兼住居を、レンタルスペース・ギャラリーに改修し、アートや音楽・文学・映画・演劇などを愛する沢山の人たちや、地域の方々の、自由な活動の場にしたいと思います。
このサイトをご覧くださって、ありがとうございます。
プロジェクト代表の吉田泉と申します。
私と友人堀内奏(かな)は、2002年に亡くなった画家・家田和幸(わこう)のアトリエ兼住居を購入いたしました。
その家をこれから、家田一家の愛した文化・芸術の拠点にしたいと思っています。
家の一部を改装し、ギャラリー・アトリエ・コンサートや上映会の会場、ワークショップやレッスンの場など、地域の皆様やアーティストの皆様に自由に使っていただけるレンタルスペースとし、ゆくゆくはカフェが出来るシェアキッチンも作りたいと思っています。
家田和幸とはどんな画家だったのか、そしてどうして私が友人と共にその家を購入することになったのか、ご説明させていただきますね。
家田和幸は謎の多い人でした。
日本語の名前よりも、WAKO IEDAというアルファベットが似合う、心がいつも世界に向かっている人でした。
1950年代、愛知県犬山市にある「博物館明治村」を構想し、企画チームのメンバーであったことや、1960年代には名古屋市矢場町にあった画廊喫茶「アテナ」をデザインし、その斬新なデザインで多くの文化人を魅了したこと、弟子には有名なイラストレーターや俳優がいたことなどを後になってから知りましたが、私が知っているのは、ただの口の悪い、でも憎めないお爺さんの和幸です。
(詳しいバイオグラフィーは家田和幸ウェブサイトをご参照ください。)
彼と妻の非左子(ひさこ)は1970年代から愛知県岩倉市や岐阜県各務原市で、子供たちに絵を教えておりました。
私は1980年代に、家田から絵を習い始めました。
絵というより、B4の鉛筆で様々なものを(デッサンほど緻密でもなくクロッキーほど素早くもなく)描いていくようなことをやっていました。
「物の形をじっと見つめて、本質までも見極めるくらいじっと見つめて、よし!と思ったら一回で描け、描き直すな」と言われていました。
もちろん私はそんな風に出来なかったけれど、家田の作品を改めて見てみると、線が美しく流麗で、それでいてどこか力強いです。
でも彼が生きている時、私はその作品の素晴らしさに気付いていませんでした。
本当に気付いたのは、2002年に和幸が亡くなった後です。
非左子から、彼が遺した沢山のペン画を見せてもらった時、感動で心が震えました。
非左子は、なんとか和幸の絵を世に出したいと願っていましたが、2014年に亡くなり、その2年後に一人娘の聖子も亡くなりました。
左から、和幸、聖子、ひとりおいて非左子(東山動植物園、1957年頃)
アトリエ件住居だった、まるでジブリ映画に出てくるような瀟洒な家は、相続人不在のため国に管理される事となりました。
和幸は有名ではなかったので、作品は家とともに処分されるだろうと親戚の方から連絡をもらい、私たちは何とか家田の作品を残したいと願いました。
するとまるで見えない力に導かれるように、ゆっくり事態が動いていったのです。
2017年、家田の弟分のK氏との偶然の出会いがあり、彼が持っていた和幸の作品のデジタルデータから、私は和幸のウェブサイトを作ることができました。
そして2021年の春、そのウェブサイトを観たという若い女性Yさんから連絡をもらいました。
彼女は子どもの頃、非左子から絵を習っていて、なんとかあの家を残したいと願い、私に連絡をくれたのです。
さらには、家を購入するために間に入って奔走してくれた人物もいて、無名の画家の作品と家を残すために、様々な人たちが無償の努力をしていました。
こうして、2023年5月、私たちは家田一家の土地家屋と残置物である作品を購入したのです。
この夢のようなプロジェクトが現実のものとなっていく、第一歩が動き出しました。
2011年、非左子と聖子が暮らしていたころの家田家です。
私のことを少し自己紹介させていただきます。
名古屋市に生まれ、愛知県犬山市で育ちました。
家田和幸・非左子から絵を習い、後に武蔵野美術大学の通信課程でデザインを学んだあと、大阪のデザイン事務所に勤務。
その後、夫の仕事の関係で横浜市に転居し、フリーランスで活動しております。
絵画、紙媒体デザイン、音楽活動、映像制作などを行っております。
311をきっかけに、週2回障がい者就労支援のカフェでも働いています。
今回、家田家を購入後、久しぶりに家の中に入りました。
するとアトリエで、非左子の書いた手紙の下書きを見つけました。
岐阜県立美術館宛てのその手紙は、何度も推敲し言葉を選んでは書き直し「なんとか和幸の作品を保護したい」という旨のことが書かれていました。
その中に「イズミちゃんに聞く」という言葉を見つけました。
私が家田夫妻から絵を習っていた期間はそれほど長くはありませんでした。
でも、そんな私を頼りにしてくれていたのだと、胸がいっぱいになりました。
女の先生(いつもそう呼んでいました)がお元気なうちに、なぜもっと寄り添って協力しなかったのだろう?と後悔しました。
さらには、下書きの手紙の中にあった和幸の経歴に「バウハウスの構想に傾倒していた」との文章を見つけて、鳥肌がたちました。
実は私の息子は東京藝大に進学し、大学院の時、交換留学生としてドイツのバウハウス大学に一年間留学しているのです。
息子がバウハウスに留学したのは2018~2019年ですが、2002年に和幸が、2014年に非左子が亡くなったので、そのことを二人は知りませんし、私自身、彼らからバウハウスのことを聞いたことがありませんでした。
この偶然に驚きました。
デジタルデータを持っていた和幸の弟分K氏は1960年代から、
そして友人堀内奏と私は1970~80年代から、
ウェブサイトを見つけてメールをくれた若い女性Yさんは2000年以降、
世代も、関わった年代もバラバラの私たちは、家田一家に導かれるように出会いました。
さらにバウハウスというキーワード。
偶然のようで、すべてが必然だった気がします
和幸が共感したバウハウスの理念…arts and crafts「芸術と技術の新たな統合」をささやかに実現すべく、その家を文化・芸術の拠点にしたいと思っています。
「芸術と技術の統合」は今ではあまり珍しくないのかもしれませんが、和幸が創作していた時代には、新しい考え方だったのではと思います。
芸術を生活とかけ離れた場所に置くのではなく融合させる。
家田一家が名古屋市から各務原市の丘に居を移す際、和幸はその家を自分と仲間たちで作ろうとしました。
もちろん基礎の部分は大工さんに頼んだと思われますが、できる限り自分の手でやりたいと思っていたようです。
私たちはその家も和幸の作品の一部だと考えます。
そしてその家を、芸術家やそれを志す人だけでなく、地域の様々な人たちにも活用していただきたいと思っています。
上棟式の際の写真、右から二人目が和幸(おそらく1970年代初め)
上棟式の日、右が非左子
上棟式の日、並べられた作品たち
2023年6月撮影の家田家内部
家は各務原市にあり、木々が茂る小高い丘から木曽川を望む、とても美しい環境です。
名古屋駅から電車で30分の新鵜沼駅から歩いて10分ほどです。
ギャラリー・アトリエ・コンサートや上映会の場・発表会・レッスン・お茶会などに適した、利便性もあり自然にも囲まれた素晴らしい環境です。
場所の名は「IEDA IDEA」(家田の理念)としました。
2024年5月のオープンを目標とし、オープニングイベントとして家田和幸・非左子・聖子の作品展と、レセプションパーティ、コンサートなどを行う予定です。
共同通信社のバウハウスの紹介動画です。留学時代の息子もちょっとだけ出てきます(3分59秒~)
家の購入資金を友人と私で用意したため、貯金がなくなり(笑)修復の予算がほとんどありません。現在、浄化槽が壊れていて、2階部分が雨漏りしています。駐車場造成も必要です。
2023年5月の家田家、2014年から9年間放置されていました。
そんな中、無償で屋根を直してくださる奇跡のような業者さんに出会いました!!
そのほかの業者さんも、私たちの事情を考慮してくださって、良心的なお見積りをいただいています。
目標金額は150万円です。
内訳は、4台ほどが駐められる駐車場造成に30万円。
電気開通の為の電柱増設と樹木の伐採で20万円。
浄化槽修理に25万円。
まだ金額はわかりませんが、プロパンガスの給湯器の取り付け費用も必要となってきます。
ゆくゆくはカフェの為の水道増設も考えています。
それ以外ははDIYで行う予定ですが、材料費--------剥がれた床の材料や、外壁塗料、ウッドデッキ用木材、新しいキッチンなどに約80万円ほどかかります。
(予定しているウッドデッキの面積が広めの為、その木材費が高めとなっています。)
そのほかに、ボランティアの方への交通費・宿泊費、無償の屋根業者さんへのお礼、リターン品制作と送料などが必要となってきますが、なかなか、資金集めが困難となっています。
そのような事情で、この度クラウドファンディングをさせていただこうと思いました。
集まったお金はこれらの一部にあてさせていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
応援してくださる皆様へのリターン品は、私たちの想いを届けるためにできる限り手作りで心を込めて制作する予定です。
いろいろ試して家田の絵を活かせるリターン品を考えました。
当初は、ステンシルでTシャツへの印刷を考えましたが、うまくいかなかったので、シルクスクリーンに変更しました(笑)
短い動画を作りましたので、よろしかったらご覧くださいね。
これはその後シルクスクリーンで制作したものです。(サンプル品)
Tシャツの色はブルーグレーで、中厚の生地です。
イラストは下記和幸自画像を予定しております。
絵の上部、または下部に「IEDA IDEA」という文字を入れる予定です。
↓
また、バッグはすべて手作りで製作する予定です。
色はグレー、イラストは白、厚手の帆布を用いA4が入るサイズになる予定です。
取っ手はショルダーと手持ちを両方付ける予定です。
サンプル品がございませんので、イメージイラストでご覧ください。
(実際の製品とは異なりますので、ご了承ください)
そして家田和幸は様々な手法やテーマで絵を描いていますが、特に私が好きなのは、ベトナムのシリーズです。
彼は第二次世界大戦中ベトナムにいました。
どのような経緯でどんな立場でベトナムにいたのかよくわからないのですが、彼が後年ベトナム時代を懐かしそうに語っていたのを覚えています。
その美しいベトナムの風景の作品10数点を、冊子にしようと思います。
冊子はクラウドファンディング特別版で、シリアルナンバーを付ける予定です。
和幸が描いたヴェトナム
また、リターンのひとつとして、2024年5月のオープンに合わせて、オブジェ制作ワークショップとルームツアー+お茶会を開催いたします。(5月5日を予定しておりますが、天候等の事情で変更になるかもしれません。ワークショップ講師は、現在東京藝大美術学部助手の吉田有徳を予定しております。)
リターン品は以下の通りです。
・3,000円:ウェブサイトへお名前記載 お礼はがき
・5,000円:ウェブサイトにお名前記載とポストカード5枚
・7,000円:ウェブサイトにお名前記載と家田作品イラストTシャツ
・10,000円:ウェブサイトにお名前記載と家田作品イラスト布バッグ
・10,000円:ウェブサイトにお名前記載と家田作品ベトナムシリーズ冊子
・13,000円:ウェブサイトにお名前記載とオブジェ制作ワークショップとルームツアーとお茶会
・15,000円:ウェブサイトにお名前記載とTシャツとバッグ
・20,000円:ウェブサイトにお名前記載と和幸作品ポスター(お好きな作品を選んでいいただけます)額付き
・30,000円:ウェブサイトにお名前記載とギャラリー使用一週間(2024年5月以降で、時期はご相談させてください)
・50,000円:ウェブサイトにお名前記載とギャラリー使用二週間(2024年5月以降で、時期はご相談させてください)
※ウェブサイトへのお名前記載は任意となります。
今、私が住んでいる横浜市から定期的に岐阜県各務ヶ原市に通って家を修復しておりますが、なにぶん遠いので思うようにいかないこともあります。
そんな中、現地の友人知人が無償の手伝いをしてくれています。
特に屋根修復に関しては無料で直してくださる奇跡のような業者さんに出会いました。
その業者さんを紹介してくれたのは、他でもない、ウェブサイトを見つけ連絡をくれた若い女性Yさんです。
彼女の力なしにこのプロジェクトは進行しなかったと思います。
この偶然の、あるいは必然の出会いに感謝して日々頑張っております!!
目標金額未達成の場合でも、不足する資金はチームで補填し、IEDA IDEAをオープンします。
また、リターン品を手作りで制作することで、発送の遅れも懸念されますが、その際はご連絡させていただき、未達でも必ずお届けいたしますのでご安心ください。
2024年5月にIEDA IDEAをオープンさせるべく頑張っておりますが、天候などの影響を受けて少し遅れる可能性もございます。その際はご連絡させていただきます。
IEDA IDEAオープンまでのスケジュール
2023年6月 水道開栓・樹木伐採・屋根修理
2023年7月 電気開通・浄化槽修理・駐車場造成
2023年8月 残置物整理・庭整備
2023年9月 ダイニングとリビングの間の押入れ撤去・床補修
2023年10月 床補修・2階戸袋撤去
2023年11月 カウンター設置
2023年12月~2024年4月 カウンター・キッチン造作・ウッドデッキ施工・看板取り付けなど
たいへん長文をお読みくださって、ありがとうございました。
このプロジェクトを聞いた友人達から「あなたはよっぽど家田ご一家の事が好きだったのね」
と言われるのですが、実は私はそこまで家田一家を想っていたわけでもないのです。
もちろん彼らの事はとても好きですし、影響を受けています。
でも、そんなにお金を持っているわけでもない私たちが、古い家を買うということは、とてもリスキーな事でした。
ですが理屈ではなくただ直感で、和幸の作品は守らなくてはいけないと感じたのです。
すると、まるで水が流れるように、物事が動いていきました。
その流れに従ったら、自然とこうなっていたのです。
これからもきっと様々な困難があるかと思いますが、自分自身の心に従い誠実にやっていこうと思います。
先日知り合ったニュージーランド出身の写真家に、このプロジェクトの話をして、家田家の写真を見せたら彼は私に言いました。
「こんな素敵な場所を残してくれてありがとう」
家田一家が遺した家と作品と、そして理念。
ARTSを遠くにではなく、私たちの身近に置くこと。
その理念を様々な方たちと共有し、もっともっとこの世界が優しくて美しいものになるように、一歩ずつ進んでいきたいと思います。
3000 円
5000 円
7000 円
10000 円
10000 円
13000 円
15000 円
20000 円
30000 円
50000 円