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震災後の福島県富岡町で、土地の物語を紡いだガイドブック「うつほの襞0 塵と汐のみち」の制作をクラウドファンディングで実現!
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2018年、俳優の小山薫子、キヨスヨネスクによる演劇ユニットとして結成。俳優同士による新たな創作法を探求。東日本大震災やコロナ禍の経験から、地理学的アプローチを通して人間と非人間の活動の重なりの布置にドラマを見出し、それらを音声を中心とした身体表現によって作品化している。2020年より福島県双葉郡富岡町に拠点「POTALA-亜窟」を開設。現在まで福島と東京を行き来しフィールドワークと制作を行っている。上演作品のほか、映像作品や 本の制作、展示なども行う。
演劇ユニットhumunusと秋元菜々美が、企画、執筆、制作を行なった福島県双葉郡富岡町のガイドブック『うつほの襞0 塵と汐のみち』の出版に向けた制作費のご支援をお願いします。
富岡町の各場所の歴史と共に、震災後の変わりゆく風景を記録し、それらが物語として展開するガイドブックです。この本を片手に、震災後の町を新たな想像力で巡れる機会を創出するため、出版に向け、皆さまのご支援をいただけないでしょうか。集めた資金は、印刷費・編集・デザイン費の一部として充当させていただきます。
「2023『うつほの襞』ツアー実施時」、左から小山薫子、キヨスヨネスク、秋元菜々美 写真:森亮太
本プロジェクトの責任者である、演劇ユニットhumunus(フムヌス)の小山薫子とキヨスヨネスクと申します。
私たちhumunusは2018年に、東京出身の俳優2人による演劇ユニットとして結成しました。主に上演作品を制作している私たちの活動テーマは、土地や環境を条件づけている、人間と非人間との異種混淆的な営みの重なりにドラマを見出す事です。その中で、音声-身体の新たな表現方法を探究しながら、ツアー型の作品や映像作品なども制作しています。芸術を通して、人間中心主義によらずに、人間以外の、つまり生物、非生物を含めた広義の他者との関係や、環境とのあり方を考察し、表現する活動を続けています。
私たちは2020年に、福島県双葉郡富岡町出身の秋元菜々美と出会いました。秋元は、自身も富岡町で被災し、原発事故に伴う長期の避難生活を送りました。そして、復興によって変わりゆく町を見続けるべく、彼女は2018年に富岡町に帰還しました。その後、自身の被災の体験や記憶と共に富岡町を巡るツアーを実施しながら、地元地域を中心にアートや観光・教育にまたがるプロジェクトを行ってきました。humunusも秋元の案内を受けて、その事をきっかけに富岡町に通うようになり、現在も東京との2拠点で活動を行っています。
2020年からhumunusと秋元は、共に土地のリサーチを始め、富岡町でのツアー型のパフォーマンス作品の上演など、あらゆる活動を行なってきました。本ガイドブックは、これまでの5年間のリサーチと実践を元に、humunus+秋元菜々美で、企画、執筆、制作を行なった一冊です。
「富岡町の中心市街地」、写真:キヨスヨネスク
富岡町は、福島県浜通り地域の中心部に位置し、2011年3月11日の東日本大震災による、地震、津波、そして原発事故による全町避難を経験しました。2017年に一部エリアを除き避難指示が解除されましたが、解除されなかった一部エリアは帰還困難区域として、その沿道にはバリケードが設置されていました。
私たちhumunusが富岡町を訪れるようになった頃、町では除染作業を中心とした建物の解体が進んでいました。復興の名の下に、急激に町の様相は変化し、あらゆるものが失われていきました。人々の営みの歴史や文化の痕跡がいとも容易く破壊されていく。地震と津波にとどまらず、原子力災害の影響の大きさを実感する日々でした。
そんな中、私たちがリサーチをしながら見えてきたことは、富岡町が浜通り地域における境界的な土地であることでした。浜通りのちょうど中間地点に位置するこの町は、歴史上、南の岩城氏、そして北の相馬氏の領地境界線に位置しています。繰り返し交互にその支配を受けてきました。ゆえに、富岡町は文化的に、「岩城であり、相馬であり、しかしどちらでもない」ようなアンビバレントな風土を持っているといえます。
そして、茨城県日立市から続く常磐炭田の最北端が富岡町でもあり、1960年代以降、北の隣町である大熊町に立地する福島第一原発に続いて、富岡町にも福島第二原発が建設され、第一原発と第二原発のちょうど間に位置する町となって、歴史上、国家的エネルギー基地の一躍を担ってきました。加えて、この両原発で作られた電力を東京首都圏に送電するための巨大な変電所、新福島変電所があるのも富岡町であり、まさに中間(はざま)であることを象徴する構造物です。しかしこの新福島変電所は、両原発の原子炉を稼働させるための電力を供給する役目も担っていました。そのため、地震によって変電所が甚大な被害を受けたことで、両原発に電力を供給できなくなり、原発事故の原因の一つにもなりました。
「麓山の山頂から見える新福島変電所と第二原発」、写真:キヨスヨネスク
このような中間性や境界性をもつ富岡町から、さらにどのようなことが見えてくるのか。町の地政学的な歴史や、土地の形質とその成り立ちと共に、実際の場所を巡って見ていくと、そこにはあまり知られていない驚くような豊かな物語が詰まっています。
それらを一つの体験として編み直し、私たちのガイドを通して多くの人に実際の町を巡ってもらおうと考え、2021年よりツアーパフォーマンス作品『うつほの襞』のプロジェクトを開始しました。町を「どこからどう眺めるか」という体験のデザインを通して、場所や風景の見え方が変わり、新たな想像力と価値を発見できるようなものを目指した演劇的な試みです。
実際に上演した『うつほの襞』は、一日8時間弱のツアーで、参加定員は一回8〜10人程度、主に徒歩とハイエースで町の各所を巡って行きました。
私たち3人がガイドをつとめ、訪れた場所の歴史が語られ、あるいは参加者が場所にまつわる物語を音声作品で聴きながら風景を眺めたり、配布したハンドアウトを読んだり、そして実際に私たちが幾つかのパフォーマンスを行うなどの行程を踏んでいきます。
2021年から2023年までで計12回実施し、これまでに100人以上の方に参加して頂きました。学生、主婦、農家、会社員、実業家、役場職員、ジャーナリスト、デザイナー、キュレーター、建築家、俳優や演出家、現代美術家、ダンサー、ミュージシャン、多分野の研究者、元東京電力社員、他、地域内外で活躍する多様な職種の方々がこれまで参加してくださいました。
『うつほの襞(ひだ)』の「うつほ」とは、空洞を意味する言葉です。昔からこの地域は「空白地帯」だとか「東北のチベット」などと形容されてきたといいます。さらに原発事故により文字通り空洞化し、当初の避難指示区域は同心円状に拡大されていきました。私たちは空洞の内側で折り畳まれている時間的、物質的、空間的な積層の襞を解くように、人間と非人間の営みの重なりや歴史を掘り起こしたいと考えました。そして空洞=「うつほ」は、まさに響きのある空間のことであり、反響するための条件でもあるのです。
『うつほの襞』は、一つの町を舞台に、新たな想像力へと接続され、反響し、飛躍することのできる「回復の物語」でありたいと、私たちは思っています。町を一つのキャラクターのように感じられること、そしてその肖像を描くこと、それが『うつほの襞』のプロジェクトです。
「2021年『うつほの襞』ツアー実施時」、写真:松本世志美
私たちのツアーパフォーマンスは、回を重ねる中でこれまでもアップデートを繰り返してきました。復興事業により町の様相は刻一刻と変わっていき、ツアーの上演を行う度に体験とその意味も変化せざるを得ませんでした。
2021年に初のツアー上演を行ってからすぐ、ツアーの行程に含まれていた夜の森地区が、避難指示解除に向けて、立ち入り規制が緩和されることになりました。それまで沿道のバリケード越しに進むほかなかったエリアが、その撤去に伴い徐々に除染作業も進み、2023年4月に帰還困難区域の指定が解除されました。
解除されて間も無くの頃にも、私たちは再度「うつほの襞」のツアー上演を行いました。バリケードのない夜の森地区は、それまで制限され触れることのできなかった空間が開かれたことで、自分たちの身体の輪郭が延長されていくような茫々とした感覚がありました。身体の知覚と共に、場所への認識にも大きな変化がありました。10年間ほど立ち入ることができなかった、その事実と実感が一瞬のうちに遠のいて上書きされたようでした。 しかし、そこを歩きながら少しづつ、夜の森地区の輪郭を、改めて身体で捉え直していきました。私たちはこのような変化の中で、「一体何を確かなものとして残していけるのだろうか」と考えながら場所と向き合っていく日々でした。
「2021年、夜の森地区のバリケード」、写真:キヨスヨネスク
「うつほの襞」のツアーでは、地質時代から近・現代までに至る、土地の形質の変容や、人々の信仰、開拓の歴史など、あらゆる時代を遡りながら町を周っていきます。同時に、目の前に広がる震災後の風景は、復興事業の進捗や、その季節、その日の気象によって様々な姿でうつし出されます。私たちは、あらゆる事象の重なりによって、ツアー参加者のその日ごとの体験が紡がれていく事を実感しました。
「どこからどう眺めるのか」、それは物理的な位置だけでなく、異なる時代にそこに存在した物、起きた出来事、それら不可視のものを含めた様々な視点から眺め、捉えようとする態度でもあります。土地の形質や空間性に触れ、観察し、様々な過去の出来事を想像しながら多角的に眼差すことによって、その場所がより立体的で奥行きのあるものとして感じられ、そこに身体的な実感を伴って立つことができるのだと思います。しかし、原発事故による目には見えない放射性物質の拡散のあったこの土地の長い変容の時間を考えながら、目に見えないものをどのように語り、触れ直していけるのか、私たちは問い続けていました。
そこで、私たちはこの『うつほの襞』プロジェクトの新たな展開として、ツアーの経験を、ガイドブックへと発展させようと考えました。それが、今回ご支援を募る『うつほの襞0 塵と汐のみち』(うつほのひだ ゼロ ちりとうしおのみち)のプロジェクトです。場所を構成する物質同士の出来事、そこに重なる人間の営みを追いかけながら、私たち自身の場所の経験を交えて物語として紡ぎ、それらを書き残す事。記した風景は、数年後、数十年後と、大きく変わっている可能性を踏まえて、この町が経験したことに対峙する一つの手掛かりとなることを願い、ガイドブックとして制作し、同時に記録する事に挑みました。
ツアー上演を展開させていく中で、新たなルートの開拓を含め、町全体を四つのパートで構成し、パートごとに個別の上演も行ってきました。今回出版を行う『 塵と汐のみち』は、このパートのうちの一つであり、沿岸部の「仏浜」(ほとけはま)及び「小浜」(こばま)エリアを扱った、富岡駅前から小浜海岸までを進む約1.5kmほどの行程です。
この一冊は場所の紹介や写真、詩、インタビュー、物語、音声作品、ドローイングなど、芸術の視点を交えながら紡ぎ、新たな想像力で町を体験出来ることを目指したガイドブックです。この本を片手に、地図のルートに従って歩いて場所を巡り、実際の風景と様々な表現やテキストを重ねながら読み進めていけるものです。加えて、ページに記載されたQRコードを携帯で読み込むと、音声で物語を聴きながら、場所を散策することができます!
多くの資料と現地の方や関係者への取材、そして私たち3人の実際の体験や身体的イメージを通して執筆しました。
■『塵と汐のみち』(仏浜/小浜地区沿岸エリア)の内容/あらすじ
作り変えられていく震災後の沿岸の風景と、それ以前の記憶や歴史を辿る。全ては塵に砕け、時の流れは汐のみちひきのように。うつろいゆく風景のなかに〈わたしたち〉は漂う。崖に面する海岸に立つ。県内最大の21mの津波が押し寄せた、あの日の出来事について想像する。
そして、遡ること震災の25年前、この海岸には「鉄の詩人」と呼ばれた一人の詩人/彫刻家の唐突な死があった。彼は、井手則雄(いで のりお)といった。1970年代のはじめ、講演会をきっかけに訪れた富岡町の自然や風土を気に入り、その後まもなく、海辺の崖の上にアトリエを構えた。東京と富岡を行き来する生活を送りながら、このアトリエで詩や鉄の彫刻作品をいくつも制作する。ところが、間もなく第二原発の建設がはじまり、瞬く間に沿岸の風景が一変していく。長崎出身の彼は原子力そのものへの警鐘を込めた作品を多く制作してきた。そうした彼の当時の眼差しと、遺作となった彫刻「ポセイドン・アイゲウス」の逸話を通して見えてくる風景の記憶が、震災後の現在に重ねられていく。彼の足跡を辿るうち、物語は彼の息子と、遠く宇宙の小惑星「リュウグウ」、そして探査機の持ち返った「海と生命の源」となる「コスミック・ダスト(宇宙塵)」へと展開していく。From Dust to Dust…人と土地と物質の夢。
【目次】
re-ply
はじめに
塵と汐のみち
塵の向かう方に
駅前から
坂と慰霊之碑
汐橋
浜街道
防潮堤の斜面に立つ
ニエフ
子安観音
観陽亭(旧とりふじ別館)
詩「海・気流」
〈しおのうつろ ─ 一九八六年のアトリエから〉音声作品
漂着の空船
ろうそく岩
崖
小浜海岸
鉄の詩人の軌跡
井手則雄とは何者か
詩碑を探して
矢野創さんインタビュー
創さんと海辺の丘を辿りながら
矢野和江さんインタビュー
謝辞
付録
註釈
【書誌情報】
タイトル:『うつほの襞0 塵と汐のみち』
予価:1,400円
本体ページ数:64ページ(判型:A5)
註釈(別紙付録)ページ数:16ページ(判型:B6)
総発行部数:1,000部
企画・執筆:humunus(小山薫子・キヨスヨネスク)+秋元菜々美
編集:合同会社knot
デザイン:尾花大輔
校正補助:鈴木みなみ
印刷所:株式会社 植田印刷所
発行者:humunus
制作:秋元菜々美
2025年7月
ガイドブック完成
2025年9月末
クラウドファンディング終了
2025年10月末
返礼品各種の発送完了(HPにお名前記載は12月となる見通し)
2025年11月29日、30日
出版記念(クラウドファンディング限定)特別ツアー実施
2025年12月
『うつほの襞0 塵と汐のみち』の一般販売開始
皆さまからいただく支援金は、ガイドブック出版費用および返礼品の費用に充てさせていただきます。目標とする65万円は、印刷製本費、デザイン費、編集費、そして返礼品の発送やクラウドファンディング手数料として大切に使用させていただきます。
今回は『うつほの襞0(ゼロ)』とあるように、今後このガイドブックが新たにアップデートされシリーズ化されるための資金石となることも目指しています。この『うつほの襞』富岡町ガイドブックのシリーズは『塵と汐のみち』を皮切りに、今後さらなる制作を行っていく予定です。
もしも皆さまからの支援金額が65万円を上回った場合には、四つのパートで構成される『うつほの襞』ガイドブックシリーズの次の本の制作費に充てさせていただきます。
今後制作予定のガイドブック(『うつほの襞』シリーズ)の説明
■『うつほ舟の漂流--巡礼(仮題)』編(仏浜地区から中心市街地エリア)
約900年前に、「うつほ舟」に乗って富岡の浜に漂着した一人の謎の僧侶の伝説から、本来なら海上で死すべき運命にあった彼のその後の足跡を中心に、震災以前の歴史と変遷、漂着神信仰、自然の形質的条件などを巡り、再生の器=「うつほ」の物語が展開する。
■『かがよふ山のライン』編(上手岡地区エリア)
富岡町の西側、阿武隈山地の麓に位置する上手岡地区。山の尾根の広がりは、まさに手を広げたかたちに似ている。地震により甚大な被害を受け、福島第一と第二原発双方に外部電力を送電できなくなった新福島変電所、そして幕末から操業が開始された磁鉄鉱の鉱山「上手岡鉄山」、祖霊信仰と「麓山の火祭り」、「石になった女」の伝説など、光と火、エネルギーと近代のエンジニアリング、その残滓と痕跡、大地の活動と古代の人々の想像力が、全て双葉断層帯上=ライン=物語として重なる。
■『交差路、夜の森のみた夢(仮題)』編(夜の森地区エリア)
そこはかつて「宵の森」と呼ばれた人の住まない荒地だった。1900年、飢饉と戊辰戦争後の荒廃した東北の復興と「近代化の夢」を実現するため、一人の思想家/実業家によって、理想郷を目指して開拓がはじまった「夜の森地区」。「東北の夜明けは、この夜の森から」。それから約70年後の原発誘致によって、東京郊外を思わせるニュータウンへと発展を遂げる。そんな中、あの詩人/彫刻家が白いセメントの野外彫刻を六差路の中央に設置する。テーマは「科学と芸術の交差」だった。それからまた数十年後、原発事故により夜の森は帰還困難区域となり荒廃した。夜の森という土地が(に)みた100年の夢...四つのパートからなる『うつほの襞』シリーズ最終章!!
今回はプロダクションファンディングでの挑戦になるため、もし目標金額未達となった場合でも、不足する資金は自費で補填、ガイドブックを出版し、ご支援いただいたリターン品についても必ずお届けいたします。
ガイドブックの一般発売は2025年内を予定しています。返礼品プランでは、一般発売に先駆けてお手元にいち早くガイドブックをお届けします!
★特典①お礼のメッセージ
プロジェクトメンバー一同から感謝の気持ちを込めたお礼のメールが届きます!
★特典②ガイドブック『うつほの襞0 塵と汐のみち』をお届けします!
1冊のプラン、2冊の蔵書プラン、5冊の蔵書プランなどがございます。
10月末までの発送を予定しております。
★特典③『うつほの襞』プロジェクトHPにサポーターとしてお名前を掲載!
今後、ガイドブックやツアー等の情報をまとめた『うつほの襞』プロジェクトHPを作成します。そこにサポーターとしてお名前を掲載させていただきます。(お名前記載は12月となる見通し)
★特典④音声コンテンツ3種をお届け!
すでにガイドブックに記載(QRコード)の音声作品とは別に、クラウドファンディング特典として、humunusと秋元の音声により新たに収録した(ガイドブック中の文章)音声コンテンツ3種をお送りします。この音声を聴きながら実際に場所を巡るのがおすすめです!音声コンテンツは6つのセットプランをご選択いただけます。
★特典⑤オリジナルグッズ〈ステッカー2種〉
「humunusステッカー」と「うつほの襞0 塵と汐のみち 記念ステッカー」の2種セットをお届け!
★特典⑥オリジナルグッズ〈ポストカード5種〉
『塵と汐のみち』の舞台となるエリアの写真(ガイドブック未収録写真含む)と、制作のなかで描いたドローイングをポストカードにした全5種セットをお届けします。
★特典⑦オリジナルグッズ〈humunusトートバック〉
容量約10リットルのマチありバッグ。分厚すぎず、折りたたむことも可能な使い勝手のいいオリジナルトートバックです。
平置きサイズ:約W360xH370xD110mm(船底)、立体サイズ:約W250xH370xD110mm
★特典⑧『うつほの襞0 塵と汐のみち』出版記念 特別ツアー
2025年11月29日(土)、30日(日)に実施する『塵と汐のみち』出版記念の特別ツアーにご参加いただけます。クラウドファンディング限定イベントです。humunusの小山薫子、キヨスヨネスク、そして秋元菜々美が、このガイドブックで扱われている富岡町の仏浜・小浜地区をご案内します。
ここまで読んで頂きありがとうございました。この富岡町のガイドブックをつくることで、実際に町を訪れ、場所を巡り、様々に想像力を働かせながら、地域を知ってもらえること。そして、新たな魅力の発見に繋がると私たちは考えています。関係人口の創出はもちろんですが、この地域が「生きることを考える場」となり、多くの人が集まり、共に創造的で豊かなまちづくりを目指していけるようになればと思っています。そして何より、現在この地域で暮らしている方や、震災後、避難先で生活をしている方など、改めて「富岡ってこんな町だったのか」と、その魅力を再発見していただきたいと考えています。
復興事業によるめまぐるしい変化の中で、過去、現在、未来へと、土地を見る視野を広げ、少しでも忘却や喪失に抗っていきたい。このガイドブックによって、場所や風景の見方や認識が変わり、見えていなかったものが見えてくること。背後に、実は様々な物語があること。人々の体験の連続が、忘却や喪失に抗う方法であると思っています。そして震災後の世界を生きる上での想像力の一助となることを目指して制作しました。
同時に、このガイドブックが扱うものが決してこの地域に閉じた内容ではなく、むしろこの地域から私たちの生きる多様な世界の姿、考えるべき普遍的なテーマが見えてくると思っています。
是非、ご支援のほどよろしくお願いいたします!
humunus(フムヌス)
写真:秋元菜々美
2018年、俳優の小山薫子、キヨスヨネスクによる演劇ユニットとして結成。俳優同士による新たな創作法を探求。東日本大震災やコロナ禍の経験から、地理学的アプローチを通して人間と非人間の活動の重なりの布置にドラマを見出し、それらを音声を中心とした身体表現によって作品化している。2020年より福島県双葉郡富岡町に拠点「POTALA-亜窟」を開設。現在まで福島と東京を行き来しフィールドワークと制作を行っている。
主な作品
『Practices 3つの景色から』/『崖に向かう態勢』(ラボ企画『HUM&HAW』2024)
ツアーパフォーマンス『うつほの襞』シリーズ(2021-2023)
上演+展示企画『〈砌と船〉-うつつ、揺蕩い』(2022)
映像作品『荒川平井住宅』(2021)
現在進行中のプロジェクトに映画『海壁-Seawall』(2020〜2025)など。
他、humunusでの参加作品
木村玲奈『糸口 こけら落としパフォーマンス』(2021/作品名『防潮堤』、映像参加)
萩原雄太『ベンチのためのPLAYlist 2023』吉祥寺シアター(テキスト提供『タービダイトの崖を寄せて』)
Transfield Studio『Lines and Around Lines Case in さいたま 』(2023~2024/オーディオガイド出演)
中島晴矢『ゆーとぴあ』(2024/映像作品出演)
寄稿文に『揺曳する風景と身体 ─ 福島〈うつほの襞〉を歩く』セゾン文化財団viewpoint No.99(2022)
humunus公式サイト
humunus公式X(旧Twitter)
humunus公式instagram
小山薫子 (おやま かおるこ)/ humunus
1995年、東京出身。俳優。多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科卒業。劇団ままごと所属。都立総合芸術高校特別専門講師。ままごとの作品の他、円盤に乗る派、H-TOA 、康本雅子振付作品、オル太、荒悠平たち、などの上演作品に加え、清原唯監督の映画などに出演。ほか、柴幸男の演出助手として台湾芸術大学での滞在制作や、みぬま福祉会、大宮太陽の家での演劇ワークショップなど、地域の人々と演劇をつくることに関わる。虎鶫企画「ひとりだち」でソロでの作品も発表。
キヨスヨネスク / humunus
1992年、東京出身。俳優。多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科卒業。横浜国立大学大学院都市イノベーション学府建築都市文化専攻Y-GSC修了。円盤に乗る派、KUNIO、ホモフィクタス、抗原劇場、振付家の木村玲奈、現代美術家の岡田裕子や大岩雄典などの作品に出演。個人作品に『うたう天子の胚と文』(2019)、『森林-怪獣-流体』(2019)、作・演出作品に『奥の森の方』(2017)、『わっぱら@ジーバの庭』(2016)、『東京モニュメント〜Dust Site Babies』(2015)など。アートスクールPARAで音声-身体表現のクラス講師、他ワークショップなど数多く行っている。
秋元菜々美 (あきもと ななみ)
写真:鈴木正也
1998年、福島県富岡町夜の森出身。東日本大震災及び原発事故で中学一年生の時に被災する。いわき総合高校で演劇を始める。
2022年まで富岡町役場職員として従事し、その後フリーランスに転向。福島県浜通り地域を舞台に土地の時間を人々に喚起させるような作家の作品制作を支援する他、教育や観光に関わること、随筆も行う。
主なプロジェクトに、ツアーパフォーマンス『うつほの襞』シリーズ(2021-2023)でhumunusと共同クリエーション。『家びらき』シリーズ(2023年-)では、vol2〜3に藤本梨沙+清水康平を招聘し、空き地となった自宅跡地に仮設建築を設置する企画を実施。2024年から建築集団ガラージュを招聘し、夜の森地区の道と水路と桜に着目した「ナラティブの交差点」プロジェクトを開始。
寄稿文に「撹拌する記憶」(『石版と織物vol.2』2022)、「記憶の回路としての遺構」(『Soil第1号』2020)。
他出演に、毒山凡太朗『Long Way Home』(2022/映像作品)、根本美咲+秋元菜々美『HEIM』(2022/演劇)、青春五月党/柳美里『JR常磐線上り列車 ―マスク― 』(2023 / 演劇)など。
2000 円
3000 円
5000 円
5000 円
7000 円
8000 円
10000 円
10000 円
15000 円
15000 円
残り7枚
20000 円
20000 円
残り2枚
30000 円
残り3枚
32000 円