人間の仕事
vol. 15 2021-12-05 0
昨日、おかげさまで今回のプロジェクトの目標金額達成致しました。
たくさんの方々のご支援、メッセージに励まされています。
本当にありがとうございます。
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馬小屋では、馬どうしの挨拶交換がひとしきり済んだようなので
お次は、一頭ずつ、人との挨拶もはじまりました。
怖がりの馬、賢いが(それ故に)気を使っている節のある馬、呑気でおおらかな馬・・・
(どの性格が誰かはみなさま会った時のお楽しみに。)
3者3様ですが、皆それぞれ一生懸命考えている、そんな表情をしています。
アニマルウェルフェアという言葉をよく聞くようになりましたが、
馬と人の関係においてもそれは大事なことで、
より馬のことを理解して、力(はもちろんかなわないけど)や恐怖ではなく
馬に納得してもらい動いてもらうこと、を目指します。
馬と農業をする、というのは本当に面白い仕事です。
馬のことも知らないといけないし、土のことも知らないといけない。
馬はそれ一頭でひとつの自然現象のようだ、といつも感じるのですが
馬への理解を深めることと土を知ろうとすることは似ているところがあります。
どうすれば、あなたらしさが発揮できるか、
私の働きかけは足りているか、やりすぎてないか。
田んぼで稲を見ている時と同じ。
これが、人の仕事のよろこびだ!と思います。
これからAIの時代、よく人間の仕事の行方が話題になりますが、
私は、AIと畜力に頼れるところを頼れば、
人間の仕事は残すところ「art」しかない、ハッピーな未来が待っていると思っています。
artはよく使われる芸術、表現ということでもありますが、
源に遡るとラテン語では技、技術、ということだったそうです。
人間らしくartを表現する。
それは、考えるととてもわくわくする未来です。
畜力に頼って生きる、それには人の手に技が必要、それからデザイン。
それぞれが「らしさ」を発揮しながら調和が保たれるためのデザインを人が担います。
そのことを、実践していく農園をつくっていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
クラウドファンディングは明日6日、23時59分をもちまして終了いたします。
そのあとは、農場でお会いしましょう。
みなさまをお迎えできるのを楽しみに、馬と共に良い場を作っていきたいと思います。