馬は馬らしく
vol. 14 2021-12-03 0
25日に愛星、28日に秀華姫と多喜姫がきて4頭での生活も1週間が経とうとしています。
まあ、予想はしていましたが、やはり花雪が他の馬たちを受け入れるのに時間がかかり
一つラインを引いた隔離生活からはじめて、少しずつお互いの距離感を確かめています。
農場に移動する来年の春までお借りしているこの場所は、
もともと牛が8頭入っていた元牛小屋で
うまくいけば馬4頭が並んで草を食べることはできるのですが
文字通り「ウマが合わない」者がいる為、一つ屋根の下では危険が多く、
放牧場に簡易のシェルターを建てたり、もう一箇所出入り口を作ったりして
それぞれの動きの様子を見る日々。
微かな反応、瞬間的な激しい動き、体の向き、顔つき・・・
馬どうしのコミュニケーションをじっと観察して、馬を知る大事な時間です。
来て早々に愛星は装蹄師さんに蹄を見てもらい、
今の状態、これから気をつけていったら良いことなどアドバイスを頂きました。
生後半年の成長期真っ只中、いまとても大切なときですが、
この馬どうしでワイワイやっている環境、馬が馬らしく日常を過ごせる環境が大事だということ。
さて、あらためて、馬らしいとはどういうことか。
誤解はないか、勘違いしてないか。
困りごとはたいてい、不自然、無理解から発生しています。
彼らのために、また、彼らと働く自分のために馬から学びます。