自給自足のその先へ
vol. 12 2021-11-30 0
horsemadelandscapeは合同会社になりました。
馬たちの受け入れ準備と同時進行で、登記の申請を済ませ
この度「合同会社horsemadelandscape」が無事、設立されました。
私たちはこれまで高知県で自給的暮らしをベースに
「小さく循環して大きな和で繋がる」ことをテーマに掲げ
田畑や炭焼き、馬との暮らしを営んできました。
廃屋を直して住み、動物たちの小屋を建て、
トイレはコンポストにして循環させて・・・
煮炊き風呂暖房など生活の燃料は全て薪か炭、という非ガス生活。
居住スペースを中心に、本当に小さ小さく循環する暮らしで
やることは際限なくありお金は最小限しかないけど、
ここにいれば安心、という毎日でした。
その頃いろんな人からよく聞いたのは
「いつか自分も馬と暮らしたいと思っている」ということと
「こういう暮らしに憧れている(けど無理)」ということ。
一緒にやりましょうよ、楽しいよ!ということを提案したくて
シェアスペースを解放してみたり、ワークショップを開催してみたり
色々な試みをしましたが、いかんせん自給暮らしを回し続ける傍でのことで
なかなか継続することができませんでした。
もう少し、この循環のまるを広げたい、関わる社会を広げたい、
そう思うようになりました。
会社設立のきっかけは実はここ北海道では農業者以外の人間が
農地を借りることが難しい、という事情があってのことでした。
ですがこの機会は、高知で感じていたことに挑戦するタイミングが
やってきたということなのだろうと思います。
小さく循環する暮らしの美しさはそのままに、もっと人が関われるような形に。
「馬と働く」ことを次のステージへ。
馬の力と人の力で、できるサイズの農業を目指します。
それが私たちの現在地です。
この旅を、ご一緒していていただければ幸いです。