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イブラヒム選手のパリパラリンピック出場応援をクラウドファンディングで実現!
シリア内戦で右脚を失ったイブラヒム。世界中の障がいのある難民に希望を与えるため、パリパラリンピック出場を目指して頑張っています。障がいをもつ難民という厳しい環境の中で挑戦を続ける彼を応援するためのプロジェクトです。
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難民障がい者の支援をする団体、ATHLOSアスロスジャパンです。どうぞよろしくお願い致します!
シリア内戦で右脚を失ったイブラヒム。世界中の障がいのある難民に希望を与えるため、パリパラリンピック出場を目指して頑張っています。障がいをもつ難民という厳しい環境の中で挑戦を続ける彼を応援するためのプロジェクトです。
2021年8月、コロナ禍の中行われた東京2020オリンピックとパラリンピック。
パラリンピックに、障がいをもち、祖国を逃れ難民となり、それでもなお国際舞台に立つ6人の選手が「難民選手団」として来日していたのをご存知ですか?
youtube.com/watch?v=Xf7i6ZyNLvw
その中のひとりが、私たちが応援し続けている
イブラヒム・アル・フセイン(以下、イブラヒム)です。
youtube.com/watch?v=02EhK3efhrQ
この時も、クラウドファンディングをさせて頂きました。136名もの皆様にご支援を頂き、本当に感謝しています。応援くださった皆様、本当にありがとうございました。イブラヒムにとっても応援している私たちにとっても忘れられない夏となりました。
イブラヒムは、TOKYO2020パラリンピックでは、男子水泳100m平泳ぎ(SB8)と、50m自由形(S9)に出場しました。実は、あの時、イブラヒムは、大会直前に肺に腫瘍が見つかり、ドクターストップがかかる状態でした。
体調のことが明るみに出ると来日できないかもしれない、出場も叶わないかもしれない。ひょっとしたら悪性かもしれない。命に関わる病気かもしれない。そんな不安の中で、そのことは一部の人にしか伝えずに、そんな不安があるとは感じさせずに泳ぎ切りました。
競泳選手として思うような結果は残せなかったかもしれません。ですが、イブラヒムの存在は私たちに大きな感動と勇気を与えてくれました。
そこまでして彼が来日した理由は、
「日本の人に世界中の難民の状況を知ってもらいたい」
そして、
「世界中の難民に”諦めないで”という希望を伝えたい」
という強い思い。
イブラヒムは来日していた2週間の間、ほぼ毎日予定を入れ、
世界中の難民の状況を伝え続けました。
少しでも同じ状況に置かれた人の力になりたいー。
それが、右脚を失ったものの、なんとか生き延び、
パラリンピックへの出場が叶った自分の使命だと・・
UNHCRのトークイベントに登壇
▶️TOKYO2020(コロナ禍による延期で開催は2021年)のイブラヒムの活動、メディア掲載の一部
イブラヒムは、TOKYO大会で多数のメディアに出演しました。
さらに、イブラヒムはTOKYO大会翌年の2022年にも、同時期に開催された競泳世界選手権出場を選ばず、6月20日の「世界難民の日」に合わせて再来日しました。スポーツ庁へも訪問して室伏広治長官ともお会いし、難民支援を以前から続けているトヨタ自動車の本社訪問も行いました。
そして、イブラヒムの活動に共感くださったトヨタ自動車からスポンサーのお申し出を頂き、グローバルチームトヨタアスリート(以下GTTAの紹介記事)の一員として活動させて頂けることとなりました。応援してくださった皆様、心より感謝申し上げます。温かいお言葉もいただき本当にありがとうございます。
GTTA:https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/29225912.html
それでも、大会が終わりギリシャに戻る時にイブラヒムが語った言葉が忘れられません。
「大会が終わると、障がいのある難民のことはまた忘れられてしまう。でも、人間はそういうものだから気にしていないよ。頑張って活動を続けるよ。」
このプロジェクトは、障がいのある難民アスリートのイブラヒム選手の挑戦を継続的に応援するため、そして世界中の障がいのある難民の方に希望を伝えるため、自分だけではなく困っている人がいたら手を差し伸べる優しい社会を作るために立ち上げました。
------- 友人の「助けて」の叫び声を聞き、砲撃の中、友人を助けに行き、右脚を失う。決死の覚悟でゴムボートでエーゲ海を渡り難民となり、社会復帰を果たし、世界中の障がいのある難民に希望を与え続けている難民パラアスリート ---------
イブラヒムは1988年9月23日、ユーフラテス川のほとりにある街、デリゾール(シリア)で生まれました。5歳から水泳を始め、10歳の頃には柔道に出会い、シリア国内では期待されるアスリートでもありました。また、釣りが好きで友人とよく釣りに行く普通の青年でした。そんな生活は2011年、シリア内戦の勃発とともに一変します。シリアの街は戦火で焼き尽くされ、友人たちはどんどんと死んでいきました。シリア内戦から2年経ったある日のこと、「助けて」という友人の声が聞こえたイブラヒム。「友人を助けられないなら死んだ方がマシだ」そんな気持ちで、危険を顧みず外へ飛び出し友人を助け出した瞬間砲撃に遭い、右脚を負傷。当時、デリゾールの医療は崩壊しており歯科医がなんとかイブラヒムの脚を麻酔も使わずに切断したそうです。治療のためにはシリアを出るしかなく、片足を失った状態で命懸けの逃避行が始まります。シリアを離れトルコに渡り、義足を手に入れたものの、数歩歩くと外れてしまうようなもの。それでも、絶対に社会復帰をするんだと、諦めず、生きて渡れる確率は50%未満とも言われる密航船に乗り、ギリシャに渡ることを決意し、ゴムボートに乗ります。
生きて渡れるかわからない。それでも、「死んだら死んだで楽になる」そんな思いで船にのり、幸運にもギリシャに生きて辿り着いたイブラヒムは、雑草を食べながら、人が嫌がるような仕事も決して厭わずなんでもしました。そして、素敵な出会いにも恵まれ、なんとか生活ができるようになっていきます。
そうして生活の基盤が整った時に、彼は思い出しました。
スポーツのことを・・・。
イブラヒムの物語は日本財団パラサポwebさんが素敵な記事にまとめてくださっています。
より深く知りたい方はぜひ、こちらをお読みください。
【独占インタビュー】内戦で片足を失った難民パラリンピアンは語り続ける
絶望的な状況で、何度も気持ちが折れそうになった。
何度も、命を落とし掛けた。
大切な友人を、何人も失った。
自分の脚も失った。
そんな状況でも、イブラヒムは決して希望を失いませんでした。多くの難民の方が筆舌し難い経験を語れない中、イブラヒムは聞いている方が辛くなるような経験を、真剣に、時には笑顔を見せながら語り続けています。
彼は言います。
「難民や障がい者になった人に、
『それでも人生は終わりではない、
できることはたくさんある』
と伝えたいのです。」
そんなイブラヒムの力になりたく、今回もプロジェクトを立ち上げました。
今、イブラヒムを動かしているものは、障がいのある難民の人たちに人生を諦めないでほしいという思い。そのために、パラリンピックに出場しなければならないという使命を感じています。本当は難民となった時に最初に出会った車椅子バスケットというチームスポーツでパラリンピックに出場したいという思いがあるのですが、活動は続けているものの震災やさまざまな状況で活動費の面からも難民選手団として車椅子バスケでの国際大会の出場は叶いませんでした。
競泳でも、クラス分け始め、さまざまな理由で思うような成績が残せなくなって来たイブラヒムは、パリパラリンピック出場の可能性を探し、トライアスロンに競技を変更しました。
今、決して余裕があるとは言えない生活を送りながらトレーニングを続け、パラリンピックに出場するために、大会に出場し続けています。
イブラヒムのトライアスロンの結果は下記の通りです。
【これまでに出場した大会/種目・順位・記録と世界ランキング】
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今回のプロジェクトに向けて、
イブラヒムからもメッセージをもらいました。
【英文】
I am Ibrahim AlHussein. Many of you know me and have supported me in the past, however I will share a bit of information and background for those who don’t.
I am a Syrian refugee in Greece. I lost my leg below the knee in the Syrian civil unrest. My journey to Greece was one of incredible difficulty, pain, and suffering that lasted years, and my return back to sports was as difficult, but I decided that I need to be an example to others like me and in doing so, I will hopefully contribute to reducing their suffering and bring hope back to their life.
I made it to Rio 2016 Paralympics and to Tokyo 2020 as a swimmer, and after that I decided to take on a new challenge and I entered the arena of Triathlon and competed in many world-class competitions. My goal is to qualify for the Paris 2024 as a Triathlete.
With your support I hope to be able to continue my mission representing a most disenfranchised community (The disabled refugees). My plans for the future is to continue working with the refugees, give inspirational speeches, coach refugee teams, and bring education possibilities, both scholastic and vocational, to help that community get on its feet.
【日本語訳】
皆さんこんにちは。
イブラヒム・アルフセインです。
以前より私や私の活動を支えてくださっている皆様はご存知のこともあるかと思いますが、初めてこのクラウドファンディングを通じて知って頂く方のためにも簡単な自己紹介を私の活動について伝えさせてください。
私は、シリア出身の難民で現在ギリシャに住んでいます。シリア内戦の混乱の中、友人を助ける際に被弾して片脚を失いました。治療や生きる希望を見つけてギリシャへと向かいましたが、その道のりは過酷で痛みと困難が続くものでした。そして、再びスポーツに取り組もうと思えるまでも同様に様々な困難がありました。しかし、私自身が経験した困難や苦しみに遭遇してしまう人を1人でも減らし、同じように苦しむ人たちに対して、私自身が人生に希望を取り戻せるチカラになろうと決意しました。
幼少期に水泳をしていた経験があり、スポーツに挑戦する中、2016年開催のリオ、2021年開催の東京パラリンピックでは、難民選手団の一員として競泳選手として出場することができました。そして、現在は競泳の経験を活かし、さらに新しい競技に挑戦しようと、パラトライアスロン競技を始め国際大会に出場しています。
現在、本年開催されるパリパラリンピックへパラトライアスリートとして選考され、出場することを目標に活動しています。
世界で最も権利を剥奪されたと言っても過言ではない、障がいをもつ難民のためにスポーツを通じて希望を与えることが私自身の使命だと感じています。皆さんのサポートを頂くことで、競技活動だけではなく、より多くの難民支援に繋がる活動を継続、発展させていく決意です。具体的には私自身が日本をはじめ各地で実施している講演会を通じて難民の声を届けることや、難民の、特に障がいをもつ難民の人たちに、スポーツと触れる機会や競技力向上のためのコーチングをすること、そして現在難民の人々が仕事や学問という学ぶ機会を作ることで希望ある人生を送れる環境を作っていくことに挑戦しています。
日本にいる皆さんのご理解、ご支援に感謝します。
また日本を訪問できる日を楽しみにしています。
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今回のクラウドファンディングは、イブラヒム自体が立ち上げたATHLOSファンデーションの財源も不足してきている中、イブラヒムに少しでも安心してトレーニングできる環境を用意してあげたい、渡航費や大会出場費の負担を少しでも軽くしてあげたい。そんな思いで立ち上げました。
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支援金の使途
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パリパラリンピック出場に向け、これまでかかってきた費用は約30,000 USドル。
日本円にして約450万円ほどです。
・渡航費
・コーチ費用(指導・帯同費)
・大会出場費
・自転車などのギア代
が主な経費です。
今回皆様からいただいたご支援は、上記費用の一部に活用させていただきます。
トヨタ自動車さんのGTTAの支援金、イブラヒムが障がいのある難民のために立ち上げたATHLOS財団からの支援、イブラヒムに寄り添い応援してくれているシリア出身のShadiさんからの支援により、国際大会の出場を続けてきました。
今回のプロジェクトが仮に達成しなかったとしても私たちはイブラヒムの挑戦を応援し続けますし、彼が大会に出場しないということはありません。ただ、国籍がなく、難民として活動する彼には日本にあるようなアスリート向けの助成金や補助金がありません。広告宣伝効果という点では、スポンサーになるメリットがないと断られることがほとんどです。いつも、ギリギリの中でなんとかやっています。
それでも挑戦を続ける彼に、
費用面のことの心配を少しでも軽くし、
トレーニングに専念してもらいたい。
頂いた支援で、
イブラヒムの活動をさらにバックアップし、
拡げていきたい。
それが、今回のプロジェクトの目的です。
前回のプロジェクトの際に、「リターンはいらない。ただ応援したい。」という声をたくさん頂きました。純粋なお気持ち、本当にありがとうございます。今回はできる限り原価がかからず、でも、皆さんに「イブラヒムを応援したこと」が残るものを、と知恵を出し合い考えました。
イブラヒムも「パラリンピックに出場できることになったら、パリに旅立つ前に、支援者の皆さんの顔を見たい」と思っています。そんな機会も作りたいと思いますので、楽しみにして頂けると幸いです。
ただ、金額の多い少ないではなく、ひとりでも多くの皆さんに知ってもらえたらと思います。シェアしていただけるだけでも、とても嬉しいです。パリパラリンピックに出場できた際には、結果の報告はご支援頂いた皆さんにさせて頂きます。
▼今回のリターン一覧▼
※パリパラリンピックに出場できた際には、全コース共通でパリパラリンピックの様子を動画で報告させて頂きます!
A:ATHLOSメンバーからの心からの感謝!(3,000JPY)
ATHLOSメンバーから心を込めて感謝のメッセージを送ります!
B:イブラヒムからの感謝のビデオメッセージ(5,000JPY)
ATHLOSメンバーからの心からの感謝のメッセージに加え、イブラヒムからのThanksメッセージ動画をお送りさせて頂きます。イブラヒムは、本当に明るく元気な青年です。声を聞くだけで元気になれます。
C:イブラヒムオンラインイベントへご招待(10,000JPY)
A,Bの特典に加え、イブラヒムの話が直接聞けるオンラインイベントへ招待させて頂きます。
直接イブラヒムやATHLOSメンバーと話すことができます。イブラヒムを通して、世界平和について考えたり、パラリンピックに興味が湧き、大会をより楽しめるかと思います!
※日程はご支援頂いた皆様に別途ご案内をさせていただきます。パリパラリンピックに出場が決まった場合は、大会前(8月初旬~8月中旬)になる予定です。
※こちらはメールにてご連絡する招待メールとなり、郵送物での招待状などはございません。
※パリパラリンピックに出場できなかった場合も、オンラインイベントは企画します。
D:Ibrahim Road To Paris オリジナルTシャツ(30,000JPY)
A~Cの特典に加え、今回のプロジェクトのために作った限定Tシャツをプレゼントします。(世界に数十枚しかありません!)さりげないワンポイントで普段使いして頂けます。イブラヒムにもプレゼントする予定なので、イブラヒムともお揃いです。
※Tシャツは1枚になります。リターン選択時に、送付先のご住所とご希望のサイズの入力をお願い致します。サイズはXS、S、M、L、X、XXLからお選びください。
⇧Tシャツイメージ
E:感動必須!Ibrahim Road To Parisオリジナルドキュメンタリー動画(50,000JPY)
A~Dの特典に加え、イブラヒムのドキュメンタリーを動画でお届けします。
これから作る動画ですが、今回のイブラヒムの挑戦を通して、勇気をもらえるに違いありません。
※パラリンピックが終了後の動画作成になるのでお届けは10月〜11月になります。
※支援頂いた方に動画ができ次第、リンクをお送りさせて頂きます。
F:【企業の皆様】講演会などなんでも相談にのります(100,000JPY)
など、イブラヒムだから語れることがたくさんあります。そんな講演会や、社長の個別相談など、ATHLOSスタッフが間に入りなんでも相談にのります。イブラヒムを支援していることなどを貴社HPやSNSを通して発表・発信して頂くことも可能です。(A~Eの特典は全て含みます。)
6月20日 クラウドファンディングスタート
「世界難民の日」でのイブラヒムの活動の発信
7月上旬 パリパラリンピック出場者発表
8月28日〜9月12日 パリパラリンピック開幕
9月1日〜2日(予定) パラトライアスロン開催
今回はプロダクションファンディング(All in)での挑戦になるため、もし目標金額未達となった場合でも、不足する資金はATHLOS JAPANチームで補填し、パリパラリンピック出場に向けたイブラヒムの活動支援を実現します。リターンも必ずお届けしますので、ご安心ください。
尚、イブラヒムがパリパラリンピックに出場できなかった場合、皆様から頂いたご支援は、イブラヒムの今後のトレーニング及び活動費用として活用させて頂きます。
結果はどうあれ、金額の多い少ないに関わらず、ご支援頂いた皆様のお気持ちに深く感謝し、イブラヒムの活動が少しでも広がるよう遣わせて頂きたいと思います。ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
今矢賢一(Kenichi Imaya) /ブルータグ株式会社創業者兼CEO(写真左)
これまで、海外アスリートの来日企画や来日時のサポート、大谷翔平選手も愛用するコンディショニングマットレス「エアー」のアスリート向けのサポートプログラムの企画、運営といった日本人アスリートの海外挑戦のサポートやコンディショニングサポート、parkrunという、2019年にスタートし全国30ヵ所以上で毎週土曜日開催されている企画の日本立ち上げに設立理事として関わらせてもらうなど、スポーツ関連の事業に長く取り組んできました。障がいのあるアスリートの支援としては10年以上に渡って車いすマラソンアスリートの海外遠征時の帯同サポートや強化合宿の企画、運営などに関わり、そうしたスポーツ繋がりの人脈からイブラヒムのことを知りました。長くスポーツ業界に携わってきましたが、イブラヒムに出会い、障がいのある難民の方が置かれている環境の悲惨さを知り、胸を打たれ、ボランティアとしてATHLOSに参画させてもらっています。「障がいのある難民にスポーツをする機会を与える」というATHLOSのビジョンに向かい、イブラヒムの声を届け、彼がスポーツのチカラで実現したい世界を一緒に作ること、彼自身がアスリートとしてより一層の活躍をすること、そうすることで彼の声がより多くの人々に届き、ATHLOSのビジョンをより多くの方にしってもらうこと、それが私の今の願いです。
加納宏紀(Hiroki Kano)/ATHLOS JAPANコーディネーター・会社員(写真右)
どうすればイブラヒムの住むギリシャへ競技用の車椅子を届けられるのか?
このミッションが、いま振り返ると最初の挑戦でした。イブラヒムと初めて対面で出会ったのはTokyo2020大会直前の成田空港でした。到着ロビーからは義足をつけ1歩1歩、自分の力で歩いてくる彼の姿がとても印象的でした。私は偶然にもイブラヒムと同じ1988年生まれ、自身は不自由なく幼少期からスポーツに親しむ環境で両親に育ててもらいました。経済的な理由をはじめ、スポーツへのアクセシビリティを改善したい、制約を機会に換えたい。という今まで言葉にすることができなかった自分の価値観・大事にしたい考えが彼との出会いによる大きな気づきでした。
1回目のクラウドファンディング当時は商社で営業職をしていましたが、彼との出会いが1つの契機となり、スポーツビジネス業界へ転職しました。イブラヒムの目標・使命を応援すると決め行動したことで出会い・ご縁を本当に多数受け取りました。このご縁、ご支援の輪をできる限り多くの人に伝え拡げることが自分の役割だと感じています。
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~『ATHLOS FOUNDATION』とは?~
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ATHLOS FOUNDATION(アスロスファンデーション:以下ATHLOS)は、イブラヒム選手が設立者の一人となり、「障がいのある難民をスポーツの力で支援する」ため、ギリシャで発足しました。イブラヒム自身がギリシアに亡命し、生活の基盤が整い、スポーツをしたいと思った時、施設の利用を断られたり、競技のための道具が揃えられなかったりと、その道のりは決して平坦ではありませんでした。障がいのある難民にも当たり前にスポーツの機会を作りたい。ATHLOSはそんな思いで設立された国際団体です。ギリシャ、アメリカに窓口があり、シリア出身者を含め、多国籍のメンバーが関わっています。ATHLOS JAPANは、彼を応援したいと繋がった仲間3名で立ち上げました。
イブラヒムを最初にチームに加えてくれたのが車椅子バスケットのチームだったことがあり、難民の車椅子バスケットのチームの運営を主に行なっていますが、今後は、障がいのある難民の方が色んなスポーツを制限なくできるようにしていきたいという思いで協力者を募っています。
今回のプロジェクトで興味をお持ちいただけた方がいたら、直接の寄付も可能ですのでメッセージを頂けると嬉しいです。
ATHLOS紹介動画
●ATHLOSのこれまでの主な活動内容
2016年:難民障がい者車椅子バスケットボールチーム結成
スポーツへの情熱や高い経験値があっても、難民となったことでプレイする機会を失った仲間を募り、車椅子バスケットボールチームを結成。ドイツのボンにある国際車いすバスケット連盟とIPC(国際パラリンピック委員会)からも、認知されている。運営メンバーはギリシャとアメリカにいるシリア出身者。支援するアスリートの数を少しずつ増やしています。現在70名程度。
2019年にはドイツでの合宿を実現しました。ドイツでの合宿時の活動をIPCチャンネルが取材しています。下記の動画がその時の様子です。
2022年3月にはトルコ南部で、シリア、イラク出身の難民パラアスリート18名が参加するスポーツイベントを開催しました。
また、数多くの仲間が被災した、2023年2月のトルコ・シリア地震では義援金活動を行いました。
今後も障がいのある難民の方にスポーツの機会を作って行きたいと思っています。
自分のためでだけはなく、世界中の難民、障害のある難民を代表するイブラヒム。私は彼自身の在り方、背負うものの大きさ、見る世界の広さに、絶えず挑戦を続ける姿に強いメッセージを感じました。
2021年に開催された東京パラ大会出場前『私たち障がいのある難民は、普段全くケアされず、忘れ去られている』『4年に1度の大会が終わると、またいつも通りの日常に戻ってしまう』『一時的な支援ではなく、継続的な支援を受ける仕組み・世界をつくること』が世界中の難民を代表として、自分自身ができる行動であると力強くメディアのインタビューで彼は記者に語っていました。
難民としてだけではなく、アスリートとしても、決して夢や目標を諦めないこと、困難な状態から道を切り拓く力、多くの人に希望を与える力、次世代の障がいのある難民の人たちが活躍できる機会を作っていきたい、など本人が発する言葉ひとつひとつに私は奮い立たせられてきました。自分の生き方に向き合い、転職もしました。
・・・どうしてここまでしているのか自分でもわからなくなる時もあります。でも、応援したいからする。それで良いのだと思うようにもなってきました。今回のプロジェクトを通して、また少しでも多くの人に、イブラヒム・アル・フセインというひとりの難民パラアスリートの存在を知ってもらえることが何より嬉しいです。
彼を一緒に応援してくれる仲間が少しずつでも増えていくこと。
彼が笑顔でいてくれること。
彼の思いに共感してくれる人が増えていくこと。
それが私の喜びです。
ここまでお読み頂き、本当にありがとうございました。
(発起人:加納 宏紀 イブラヒムとの出会い)
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