プリプロダクション*その2 美術制作
vol. 4 2013-09-05 0
こんにちは!HOMELESS広報班の石川です(´∇`)
9月に入り、私たちのホームである福岡は雨が続き涼しくなりました。
すっかり秋の空気です!
撮影が小休止中でよかったなぁと思いつつ…
天気には抗えませんから^^;
さて今回は、撮影が始まる前の美術制作の様子をまとめてお届けします!
本作でもかなり重要となること間違いなしの大道具…
そう、ホームレスが暮らすテントです!!
物語の流れから画面を考え、監督の意向を考慮しながら一からデザインします^^
まずは大道具会議という名のお勉強会から始まりました♪

クランクインでもチラリと登場しましたが、
写真右のアロハな花柄の人が美術班隊長の福田純平こと“ぺー”です。
※左の花柄は監督。
作業場に大量に置いてある映像に関する本を読み漁ったり、
参考とする映画を観たりしながらイメージを膨らませていきます。
参考映画は、今敏監督の『東京ゴッドファーザーズ』!!

ホームレスのテントが映るワンシーンです。

ぺーによるラフスケッチ^^♪
オフショット。
トランスフォームさせながら真剣にテントについて考えていたらしいです。
この日は萱野監督とペーとで遅くまで話し合い、
リサイクルマートにてテントの骨組みを購入して終了しました!
その後も何度か話し合いを重ねて入念に構想を練ります。
ある日、作業場を覗くともう一人の美術班員(藤田絃生)とテントの模型を前に話し合っている姿が!

時間のない中の作業、お疲れ様です。
クランクインが間近に迫った頃、いよいよテント制作が実働し始めました!

まだ骨組みだけ~

朝日を浴びながら屋根部分にスプレーをふっかけます!
無駄にかっこよく撮影。


日付は変わり8月15日深夜、クランクイン前日を迎えます。

美術班部隊と監督。そして、まだまだ作り始めのテントの図。

テント制作はとってもタイトなスケジュールで行われました。笑

中はこうなってます。骨組にブルーシートがテントの土台です。
絵を描いたり切ったり貼ったり…

あちこちに落ちている予定たち…

側面をくり抜いて窓をつくっている図。
窓は『HOMELESS』のとあるシーンで必要になるのです(`・ω・´)

作業を進めては、話し合っては。
萱野監督がやりたいこと、描くイメージを美術班員たちに伝え、そこから再びアイデアを生み出し、制作していきます^^

日付変わらず、同日15日の夜です。
だいぶテントの造形が進んでいました!

ここは入口?
左:監督の要請である“ペットボトル”を用いた美術に頭を悩ませる美術班員サトリさん。
右:風をあてるとくるくる回るペットボトル装飾を作る絃生くん。職人技!
テントを作る傍では、監督がホームレスの衣装を手作り!!

クレヨンで描いたり、液体やスプレーを使ったり、地面でこすり付けたりして汚していきます。
サンダルもボロボロにして、スタッフに試着!!

ただのおじさんですな~
一方テントはと言うと…

差し入れに来てくれたスタッフのいたずらでファンシー(?)な入口に。
(使用はしていません。)

内側ちらり。居心地よさそうでした。

さて、テントの様子はここまでです。
ここからもっと手が加わって、当日クランクインを迎えたときに初お披露目となったわけですが、一応『HOMELESS』の中でもホームレステントはとっても美味しい要素なので、まだその姿は秘密ということにしておきます(´∇`)フフ
本当に頼もしい美術班員たちの力作、楽しいテントになりました♪
お披露目の時まで乞うご期待です!!!
最後におまけのショットを載せて終了です。

深夜に猫とじゃれる監督(=^・ω・^=)
もっかい美術隊長の神々しい写真でさようなら~


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