年末のご挨拶
vol. 35 2019-12-31 0
皆様
こんばんは。「火づくり」の監督の松浦です。
令和元年となった2019年も、残り数時間となりました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
僕は昨日と今日、自宅の大掃除に追われて、肩や腰がバキバキに
なってしまいました(笑)
今日はすき焼きを食べながら、ゆっくり過ごす予定です。
お伝えしている通り、作品は2019年いっぱいの完成ができず、
2020年春の予定で、再度、現場を仕切り直しているところです。
ずっと遅らせてしまい、申し訳ございません。
ただ、作業が止まってしまっていたカットも、グググ、、、と動き出し、
「終わりが見えてきた」というのを実感しています。
完成まで、もうしばらくお待ち頂きたいと思います。
・・・
先日、実家に立ち寄った際、父から、幼い頃に録画していた映像を
DVDに焼き直したよ、ということで、その映像をもらってきました。
映像には、幼少の頃から、小学生の頃までの日常生活の様子が映っていました。
友達と河原で遊んでいる様子や、テーマパークに行った時の様子など、
当事者でなければ、何の興味も湧かないような映像です。
8mmビデオが元データなので、画質も荒いのですが、単純に「懐かしい」
というより、「父の目線」を追体験しているような、不思議な気持ちに
なりました。
決して言葉数が多いタイプではなかったので、交わした言葉も
多くはないと思いますし、僕が小学生くらいになってからは、
休みの日は自宅でゴロゴロしているのが日常だったので(笑)
「たくさん遊んでもらった」という記憶が少ない方でした。
でも、この映像を見て、「ああ、ずっとこうやって見守っていてくれて
いたんだなぁ・・・」としみじみ感じた訳です。
赤ちゃん言葉でたくさん話しかけて、手取り足取り戯れて、変な声出したし、
じゃれあったり、、、もちろん、そういう子供との接し方も大いにあってよいし、
自分も親戚の子供と遊ぶ時は、そんなテンションで接しています。
ただ、一方で、父のように、カメラを片手に、ただ傍で見守り続け、
それを記録として残し、こんな風に、数十年の時間差で愛情を伝える方法も
あるんだなぁ・・・と、腑に落ちたんですね(笑)
随分遠回しだけど・・・(笑)
正月に会った時、おせちを食べながら、またアレコレと言葉を交わしたいと
思います。
そして、自分も、この「火づくり」という作品が完成した後、自分の子供や
子孫たちに残っていくといいなぁ・・・と、思っています。
・・・
未来に残す、本当に本当に、大切なアニメーション作品。。。
皆様から頂いたご支援金は、日々の活動に、大切に使わせて頂いております。
温かいご支援、本当にありがとうございました。
ずっとお待たせしてしまっていますが、作品は、確実に完成に向かっています。
どうぞご期待ください。
本年も見守っていてくださり、どうもありがとうございました。
2020年春の完成を目指し、ラストスパート、健康に気をつけて、頑張っていきます!
今後とも、短篇アニメーション「火づくり」を、どうぞよろしくお願い致します。
「火づくり」監督/松浦直紀