『火づくり』って何?(第一回)
vol. 2 2016-10-30 0
こんにちは。「火づくり」という短篇アニメーションの監督をしている松浦です。
このアップデートは、「全体公開」つまり、どなたでもご覧になって頂ける記事として書かせてもらっています。今回はその第一回です。簡単に、作品のことや、プロジェクトの進捗などを、ご紹介したいと思います。
まずはこちらをご覧ください。
これは「かっぴー」という名前で大活躍中の、僕の友人が描いてくれた、彼の作品の番外編のお話です。「SNSポリス」や「おしゃ家ソムリエ おしゃ子!」といった僕たちの身の回りの「あるあるネタ」をユニークな視点で描きつつ、ギャグ漫画としてはもちろん、啓蒙書として、とても有益な内容になっている漫画を出版しています。
その活躍ぶりに半ば僕が便乗させてもらおうと企み(笑)、1年ぶりくらいに連絡しました。(去年の春、渋谷で肉寿司を食べて以来・・・笑)「SNSポリス」での華麗なツッコミの数々を堪能していた僕は、当初、彼に「火づくり」のSNSアカウントの運営をお願いしようと思っていました。ところが、企画の話をして、打ち合わせを進めいく中で、彼の方から「『左ききのエレン』の番外編で、松浦さん自身を描いたら面白いかもしれないっすねー」と言ってくれたのです。「マジか!それは面白いね!」と、思わぬ提案に僕はすぐさま乗っかって、この作品が生まれました。
登場する神谷雄介というキャラクターは、彼の漫画の中の登場人物ですが、「映像学科の4年生で、卒業制作において、スタッフを集めながらアニメーション作品を作っている」という部分と、「それを手伝う事になった視覚伝達デザイン学科の1年生」という部分は、当時の僕と、かっぴーとのあいだの事実です。
テーマやシナリオ自体は全て彼に一任して、途中のチェックなどはさせてもらいましたが、僕は一切内容に口出ししていません。(誤字脱字の確認をしていた程度・・・笑)なので、漫画としてのクオリティ、面白さは、100%「彼の作品」であり、「彼の手柄」です。
改めて、かっぴーにはお礼を言いたいです。どうもありがとうございました!
半ば、プロダクトプレイスメントみたいな感じで、下手をすると読者からは冷められてしまう広告手法だったにも関わらず、「自分の表現」として昇華させ、ひとつの「想い」を語り、伝える、という手腕に脱帽しました。僕も、一人の読者として、描かれている「想い」に胸が熱くなり、グッときました。
短篇アニメーション「火づくり」は、僕が個人の作家として企画をしている作品です。まだ、小さな一歩を歩み始めたばかりで、皆さんにお伝えできる事も、断片的な事だったり、あるいは僕の希望的観測に基づく、ある種の妄想だったりします。
にも関わらず、その事に可能性を感じてくださったり、応援する気持ちを寄せてくださる方々がいて、本当にびっくりしていますし、同時に、とても有難い気持ちでいっぱいです。
クラウドファンディングは2017年1月27日まで行っております。この記事を書いている時点で、33%の33万円まで到達しました。支援者になってくださった皆さん、本当にありがとうございます。そして、かっぴーの漫画や、この記事を通じて、作品の存在を知った皆さん、僕の掲げる「想い」に、僅かながらでもご賛同頂ければ、是非、ご支援をお願い致します。一緒に、この作品を作り上げていきましょう。どうぞよろしくお願い致します!!
「火づくり」監督/松浦直紀